すべてのおすすめ
白い貝殻を拾ってネックレスを作るように言葉を組み合わせるの、と
詩を書くあなたは言うけれど
私はビー玉をころころと太陽に透かすように
光のかけらと じゃれていたい
ノープランの恋愛ですが ....
昔 うちの父さんは
カレーライスにソースをかけて
スプーンをグラスに突っ込んで
上から下までぐるぐる混ぜて
それはそれはおいしそうに頬張っていた
ある日 それを友達に
なにげなく話した ....
それはだれかに
しってもらいたいから
そんなだれかに
ほめてもらいたいから
宇宙のかたすみに
おれがあらわれたのは
きっとその理由からさ
宇宙のかたすみで ....
砂漠ですから砂の岸辺
いろいろなものが
打ち上げられもするのです
特に砂嵐のあとや
遠くの土地での季節の豪雨が
泥水の大海嘯を送り込んできた後などには
紙の本は水には弱い
水のみ ....
何かの拍子に
君の香り
ふわり
懐かしいような
切ないような
涙ぐみそうな
....
中庭に
植えた花は
きれいだけど
枯れてしまった
窓際に
活けた花は
きれいだけど
萎れてしまった
花屋に
勤めてみたけど
まい日
まい日
まい日
まい日
まい ....
雨の粒を追っている
あなたになりはしないかと
雨のレンズを通して
あなたをみてみたい
水にたまった
雨の粒たちは
違う世界なんてみせなくて
ただ小さな円をつくっている
雨の ....
丘の上二人夕焼け空見てるの
キャンバスに色を入れるでもなく
写真と記憶のもうちょっと曖昧なオレンジで
黒は足さずに白で割る
その夕焼けを見ている 秋の空
涼しい風が汗を冷やし
冬が来た ....
あぁラブ
おなかが空いたら袋めん
まぁラブ
さみしくなったら抱き枕
さぁラブ
夢で恋しく羽毛ぶとん
恥知らずったら恥知らず
礼儀知らずもなんのその
ただ浅ましく嘘らしく
....
誰だ誰だ誰だ誰だと喚きまわっているから私だと耳打ちしてやったらすうっとしぼんでいった誰だ誰が死んだんだ?私だ、菊の花まみれで立っている女。あれはもう腐ってるから食べないほうがいいと男。緑の肌の少女 ....
おまえは正しい
人間として正しい
最愛がほかにいることを
そいつにきちんと話したのだから
きっといまの苦しみは昇華される
これが業なら今回のことで消滅する
だから気 ....
ただいま と思いながら両手を下に広げる
林檎畑は収穫のための作業で忙しい
陽があたるように実の回りの葉を取るため
晴天の日曜日 実家に帰る
草を分ける土の道 人の歩いた道
風にそれる 緑 ....
ナイフと黒い皿
テーブルには
皺だらけ
砂時計と水と消しゴム
メモと灰皿
伝票とボールペン
ぽつぽつと
灰皿と車と赤い花
黒い空には灰の雲
さらさら
風と雨とまざり ....
透ける唄をきくから目をとじて
車の流れる音も聞きながして
そらはやっと明けたのに夜は幕をさげてゆく
夏はもう通り過ぎたの
冬物を出しながら
これからのことを考えて
でもこれからのことな ....
「へそ」
夕立とともに雷が落ちる音がして
少年ははっと目覚める
もしかしてへそが盗られていないか
あわててシャツをめくり
お腹にちいさな穴が残っているのを
確認して
ほっとしながら ....
昨日の大失敗を払拭したくて、
(そうしなければ、明日から耐えられない)
鴬谷へ。
自転車でぶらぶら、
ラブホテルを物色してると、
なんだか秋の日のいい匂いがする。
くだもののような匂い。
....
草むらは切り開かれ
キリギリスはいなくなった
裏山は切り崩され
クワガタはいなくなった
沼は埋め立てられ
ザリガニはいなくなった
代わりに蟻のような人間が来た
巣穴を広げ
....
残してきた思い出たちが
私の手を引く
優しく頬をなでるから
私、切なさに胸が痛い
声も
仕草も
笑顔も
今でも感じられるのに
温もりだけは
感じることができない
もう
....
正解も、間違いもなくて
それでも答えがほしくて
君を待ち焦がれた
向かい合った瞳を見つめ
その手の暖かさを想像し
きれいに笑えず、うつむいた
抱きしめる代わりに声を
口付ける代わ ....
泣きじゃくりながら
坂道を登っていた
気がつくと
そこは
深い森
森の中だった
緑 緑 緑の渦
苔むした木々
鳥の声
時折さす
きらめく太陽の光・・・
声 ....
この世のうわずみを
あらかた舐めてしまった
僕は
もう
面白がらなければ
何も面白くないし
欲しがらなければ
何も欲しくない
この世のうわずみは
どれも同じような ....
良い詩なんてどこにもないね
うん、ないね
それでいいんだよ
うん、それでいいんだよ
だって私たちは無名だもの
うん、無名だもの
きれいな詩もあるけどスルーだね
うん、きれいだけどスルーだ ....
虚の場所
こくりこと 霊。
(青空、)
墜落が 必然であった か
錐揉み乍ら 再考している…
(集落、の)
仮構された 中 ....
101002
寝違えた球根を2分割するばお
左から右へと
流水の勢いに呆れかえるばをは
をたけびをするたびに
クシャミが止まらない
心地よいエコーから ....
時計が 針をやすめ
静寂が風を
宥める彼方
あの遠いところで
たえまなく
枯れた葉を、振り落とす
木 ....
(私はいつも仰向けで寝入り
決まって仰向けで目を覚ます)
その日天井のしみは、妹のクラスメイトの顔だった
昼下がりに学校を早引けしたきり妹は姿をくらました
(私はいつも仰向けで寝入り ....
とうめいの糸くずが飛んでいる
水はつぶを形成して
表層にとどまっている
空室のマグネットは斜めに付いて
皆は声を張り上げる
彼女はごりごり言っている
彼女もごりごり言っている
....
まぁ僕の近隣にゃ誰も現代詩フォーラムにログインする人は居ないだろうし
『あれ?これってあの人?』ってなる危険性も無いだ ....
意志を強く持ち
困難に立ち向かう
ぶれることなく
やり続ける。
石の上にも三年
禁煙三年
禁酒八年
馬鹿のギャンブル12年
へこたれそうになる時も
わが子の顔を見ると
辛抱 ....
昭和42年、栄光の巨乳輪とともに産声を上げて以来
今日まで43年間、巨乳並びに乳輪のために絶大なるご支援いただきまして
誠にありがとうございました。
皆さまから非難、中傷、嘲笑を受けながらも
....
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