すべてのおすすめ
何か
を食う

たったった、と

たっ
たっっ

臆面もなしに
揺れる天秤
秤皿の上にあるのは
したたかな
計算

みっみみ
みみが
みぎ

外は氷点下
忘れられ ....
こんもりと雪に覆われた朝
夢中でついばむすずめたちは
埋もれることもなく
枯草を折ることもない
だがまんまるの愛らしさは鋭い冷気への対抗
食糧不足は天敵も同じ
生きることは戦い
いの ....
灯から生まれる水が
夜の路を照らす
壊れるほどまぶしく
消し去るほどまぶしく


同じ速さで遠去かり
同じ間隔に並ぶ柱に
隠れては隠れては現われる
互いを互いに映し出 ....
街でいたくない街が
街を街に押しつける
ばらばらと 窓から落ちる人々
道の上には 楽しい音楽
楽しければいい人たちのための
粉々の音楽








 ....
不思議なのは
絵皿に描かれていた
ピーター・ラビットが消えちまったこと

カレンダーは残り一枚で
絵皿もたった一枚で
十字架の下で二人が眠る月
一人はイエス 
そして、ユダ

飲み ....
青から黒へと
深まっていく海
そこを泳ぐ一匹の魚
銀の鱗の 鈍いきらめきが
終わりなき深淵の入り口に 一瞬の間 ひるがえる

はなやぐサンゴも
ウミユリのたなびきも
今は ささやかな記 ....
口内を游ぐかすかな黄色い声や
空で少しずつ拭った私のため息に
やわらかに触れた脈は戸惑い

口元をつつむ手のひらは笑って
夜の角で正装した蛙と
私の答えを探しにやってくる

一定に繰り ....
母は私のものをみる癖があった
ハガキであれ手紙であれ
手帳であれそれは母が読んでいた
それなのに私はそのことになんら
警戒も注意もしなかった

今私がこうして
詩のような綴りを
だれで ....
あの日、かれらはこの線路のうえを
電車に乗って去っていった
あの日から線路は
瓦礫におおわれ、寸断したまま
川をわたった橋梁はながされ、レールは宙にういてねじ曲がり
枕木はあとかたもなくきえ ....
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww .... さあ、
詩を書こうと思ってひねり出す言葉と
太陽を浴びて
じわりと体温があがり
沸騰はしなけれど
静かに蒸発してくものを
理科室にあるような
ガラスで出来た清潔なフラスコに
再度集めて ....
くちびるがむらさきでかわいい
ねむそうだし
あくらつなところも
よくかんがえると
かわいい

ちゅうとはんぱにちてきで
たいしたどっかいりょくがないところも
かわいい
  あなたの腿に
  手を置く



  その
  柔らかさの奥に
  生きていることの
  鋭いさびしさがひしめいていて



  ぼくの心に
  さっと
  一 ....
{画像=111223231202.jpg}


第一章 夢に見る夢の覚め方 / 目覚める夢


目覚める夢を見たことありますか?

ふぅっと首を上げて気が付くと
目を開ければ車窓の外 ....
 さかなウオは宙空を飛翔し、
 そのウロコの窓から少女は
 口をあけて地球を眺め望みます
 ひとまわり大きくなるころに
 少女の瞳は星のネオンの棲み家となって
 着陸 ....
冬至に至るのだなあ
ゆずだ かぼちゃだ 

忍耐を希望へ切り替える

あとは冬を乗り切るのみだ
小さな種を埋めておくこと
冬至の後は
明るさが増すのみだから

きのうまでとは大違い ....
{引用=存在とは他なるものーー存在するとは別の仕方でーーというénoncé 言表は、存在と無を隔てる差異のそのまた彼方なる差異を言表しているはずだからだ。存在とは他なるもの ....   九月の市民球場を
  木枯らしがさらってゆく
  土埃を巻き込んで
  ピッチャーのいないマウンドと
  帰る者のないホームベース
  永遠のような
  0対0
  僕は欠け ....
何の為に生きているのだろう。
人の為?
そんな人いない?
自分の為?
そんなの情けない。

金の為?
みすぼらしい。
愛の為?
愛欲の成す術!

子供の為?
そんなものいない。 ....
{引用=存在を排斥しようと努める否定性も、存在を排斥した途端、存在のうちに没してしまう。空虚がうがたれるや否や、il y aの無言の呟き、あるの匿名の呟きがこの空虚を塞ぐ。喩えて言うなら、たったいま死 .... 雪山の上の神殿に行きなさいと言われて
どこにもそれらしい道がないので
ジャンプしながら崖を登った
急に音楽が変わって空気(パッド)が振動する
黒いドラゴンが空を旋回してる
とてもとても敵いそ ....
 
 
鉛筆で駅舎の絵を描く 
沿線にある家の 
縁側に弱い陽が差して
映画館の片隅では 
液体をこぼした子どもが
延々と泣き続けている 
エンドロールが流れ始め
遠近法で描かれた ....
鯉することに疲れたみたい
洗いにされたわけじゃない(錦鯉だからね・・・・)

池の水は濁っているわ
みんな酸欠、口パク状態よ
きっと、あなたは
「あれ、人面魚っぼくね?」と、笑い飛ばすに違 ....
ひとなみのなかにまぎれて君は息をしている

不毛に時々は悩みながら歌をうたうのだね

小さな偽善の積み重ねが君の鎧

教会の鐘がなっているこの世界で

盲目のままで生きてゆく


 ....
順序良く 手際よく 例えば 死んでいても構わなかったり 例えば死ぬ直前が一番良かったり どうもこうも なんでこうなったか 自分でも理解できないのだけれども これが自分なわけだから 仕方ないんだと思う  .... この不快感を忘れない

きみのことは忘れても

この不快感は忘れない


どうされたら傷つくのかを

教えられたことは忘れない

つめたい命とは関わらない

そう誓ったことは ....
それぞれに様々な「ことば」が書かれた無数の箱の前で男は沈思する 名詞 熟語 接続詞 形容詞…吟味に吟味を重ねた末 男は箱を積み上げて建物を建て始める


                実存の子 ....
あんまり寒くて

鼻水が出た



そんな時



あなたが好きだと

ふと気付く
ね・・、きれいでしょう・・・。


踊り子は楽屋のソファに胡坐をかくように両膝をたてて
物憂い女陰をひろげて見せた
ラッパのふくちゃんは太鼓腹をきゅうくつそうに折りた
たんでひたいに汗を滲 ....
小高い丘に向かってだらだら延びる道
リードを着けた猫と一緒に
だらだらと線引き
一呼吸ごとに振り返り督促する猫
漸く丘の端にかじりつき
突き当たりのフェンス越しの滑走路
滑走路を飛び立つ赤 ....
乾 加津也さんの自由詩おすすめリスト(4819)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
何かを食う- within自由詩8*11-12-26
MISSION- ただのみ ...自由詩32*11-12-25
戒厳令の冬- 木立 悟自由詩711-12-25
ノート(48Y,12・25)- 木立 悟自由詩411-12-25
ユダの福音書- 水上歩自由詩211-12-25
- まーつん自由詩5*11-12-25
月夜- 佐藤章子自由詩911-12-25
虹は端から消えてゆく- 朧月自由詩411-12-24
あの日- 寅午自由詩811-12-24
トルタのマンガ- 反現代死自由詩3*11-12-24
一枚の布のように- そらの珊 ...自由詩9*11-12-24
くちびるがむらさき- 6自由詩411-12-23
- 草野春心自由詩9*11-12-23
お伽話_/_夢のまた夢- beebee自由詩17*11-12-23
賀春- ヨルノテ ...自由詩611-12-23
大好きな冬至の日,讃歌- 木原東子自由詩23*11-12-23
II_Autrement_qu'être_ou_ ...- イリヤ自由詩311-12-23
野球場- 草野春心自由詩811-12-22
何の為?- ペポパン ...自由詩4*11-12-22
I_Autrement_qu'être_ou_a ...- イリヤ自由詩4*11-12-22
tat- mizunomadoka自由詩211-12-22
鉛筆エンドロール- たもつ自由詩611-12-22
- 花形新次自由詩2*11-12-22
すべての孤独な魂へ- 梅昆布茶自由詩811-12-22
No._No.- フクロネ ...自由詩311-12-22
忘れない- 吉岡ペペ ...自由詩611-12-22
空転突飛腹八分目- ただのみ ...自由詩12*11-12-21
遠い人- 自由詩12*11-12-21
あの日のマリアへ_2011- たま自由詩30*11-12-21
つくば- ……とあ ...自由詩11*11-12-21

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