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あなたのために心を込めました
とあったので
いったいどこに心があるのかしらん
と包装紙を乱暴にはがしながら
じろじろとみてみました

まさか包装紙の裏に
心と印刷されているなんて
おも ....
わたし
というのは
ようするに泡だったようにおもいます


電波塔を模した指先には
噛まれた跡があって
手紙を書くたびにそれを思い出すけど
……だって、きずがあるのです

信号は青 ....
ねぇ
名前を呼んでよ
いつも いつだって

思えばこの30年近く
名前で呼ばれたのは
数えられるくらいだ

  もったいぶっているんだ

そう 貴方はいう

婚約時代も
 
 ....
言葉、歌、思い出した事、仕事の事、
夏の事、服の事、寒さの事、
途切れない日の光、みずたまりの虹、
ガラスに列ぶドットの規則性

さ迷う
思考の宿り場を選べない
清浄な空間
混沌

 ....
春はあなたの名前を呼ぶ
小鳥のように 何度も何度も
春はひとつの真昼の花になって
光に咲きみだれ 狂おしく唇に口づける


    *


夏は星を探して指をのばす
遠くからあなた ....
いつの日か漂着しなければならない比喩を
前もって鑑賞されていない博物館が生み出された由は
ある地層に転換して僕達の無知だと言える

いらないいらないそんなゴミより
確かに愛せる媒体を確保して ....
滑稽な姿ばかり写しては取って夜の中
などもう恐れることはないとそう言っては
話を続けることができない時間の真ん中

思うことは
針のように細い光の角度を
何度も見つけては消え
掴んでは投 ....
トイレにはいるたびに
作り笑いの練習をする
たまには心から笑えるのではと
期待もしながら鏡をのぞく

宗教しているおねえさんは
嘘でもいいから笑いなさいと言う
嘘でしか笑っていないという ....
逆立ちをしているゾウの足に
流れ星が刺さった
昼間の明るさで
誰にも見えなかった
ゾウは少し足が痛い気がしたけれど
逆立ちをやめてしまうと
子どもたちががっかりするので
我慢してその姿勢 ....
気がついたら 公園にいる

公園猫モロはいない


数年ぶりに温泉に行った帰りだ

ゆったりと満悦したかわりに

大事な指輪をなくした


ボウリングの師匠からの ....
目を見たら本当にわかるのですか
私のことがわかるというのですか
彼は当たり前だと言わんばかりに
私の目を見てそして目の中にまで
遠慮なしに入りこんでくるのです
私の中の扉を乱暴に開 ....
月に導かれしものたち

やはり
そうなのかもしれない
偶然が重なる
必然

あたしの
脳の中には
まだ
アナタがいる

そう みとめたら
ココロが安らいだ

愛しいでも  ....
ヨドバシカメラ大ガード店向かいの雑居ビル
六階にはやはり怪しげな不動産屋が入っている
階下の換気扇が焼き鳥の煙を噴き上げる
ドンキの店頭商品じみた事務の娘は
毎度同じ罵り言葉を吐きながら窓を閉 ....
 
 
ハエが世界を一周した
けれどとても小さかったので
誰も気づかなかった

ハエは自分の冒険を書き綴った
ジャングルの中で極彩色の鳥の
くちばしから逃げ回った日々を
港のコンテナ ....
 
 
 雨を
 風を
 君は無情と例えたが
 ごらん
 あんなにやさしく美しいものはないじゃないか
 ゆうべの雨が
 ななかまどの葉をすべて攫ってしまい
 衣をはぎ取られた枝が艶め ....
歌と句

みんな歌と句を作る私も沢山青い空低い雲

太陽が斜めから私を直射している

2百10円で2杯の紅茶が飲める懐中4百円

目前の高速を何台も車が広い窓いつもの喫茶

大きい ....
喉元通り過ぎる 光がやけに眩しい
トナカイ走って 広場に雷落ちてく
最新のシステム 最強のシステム
臨海鉄道 駅へ向かってく

ロバート ロバート 私のロバート
ロバート ロバート 私のロ ....
斜め上から見ている
少女の視線を背中から感じている
浴槽の中で
生温いお湯をかき回しながら
親指の形を何度も憎んでしまう

わたしの輪郭が歪んで
写る
混ざっていく
確証のないものな ....
うちの隣に住むおじいちゃんが
サッカーボールを蹴っています。

知識と静寂が横溢する図書館の
それはそれは白い壁に向かって
夢を思いっきり横溢させながら
サッカーボールを蹴っています。
 ....
あいあむじょんれのんずふぁんとむ



あいあむじむもりそんずあんぐりー



あいあむきーすむーんずですとろい



あいあむじみへん ....
言葉には
そのおしりに
しっぽがついておりまして
それをひっぱるとどこからか
あたりとハズレがくるのです

とたんに怒り出されたり
突然抱きしめられたり
それは全部あなたがひっぱった
 ....
うつろな視界の外側で小鳥の囀る気配
ひとしきり肩の上を行ったり来たり
動こうとせぬ私の様子をいぶかしく感じたのか
右の頬を軽く啄み樹海の奥へと飛び去った

時の感覚を失う
それがこんなにも ....
坂道で
暗い街灯の暗い
坂道の中腹で
小さな子ども
がいる

座っている
あの子ども
知っている
知っている子ども

お母さんの
帰りが遅いので
坂道に
座りにくそうに
 ....
クジラの背中に
独裁者の豪邸が建った
どこよりも高く
民衆を見下ろせた
一匹のカマキリが飛んできて
両手の鎌でそれを壊した
拍手喝采のなか
クジラは大きな口を開けて
悠々と ....
素っ裸で街を走りたい
真顔で全速力で走りたい
素っ裸で街を走りたい
そんでエイトマンみたいな角度で
報道映像に映されたいよ
だけどI'm crazy for you
君はいつだって寂しそう ....
ふつう、とはなんだろう?

ふつう、でないことに人はひとり傷ついている

ふつう、そんなものあるのだろうか?

俺はそれを見つけたのだろうか

ふつう、ではない人はどうしたらいいのだろ ....
許されない歌と
悲しまない声の祭り
阻まれない夢と
ひび割れた道の終わり
長い歩みが終わりを告げる
その時の寂しさのような気持ちで
あなたはほんの少しの
木の実を口に含む ....
幸せ


孤児院住まいの見習いウエイトレスは
真っ赤な口紅のついたコップを載せた
ステンレスの盆を厨房の隅にそっと置くと
裏口から同じくらいにそっと出た
ダイアモンドとマスカラのお客はま ....
叫びながらカラスの群れが飛んできた
初雪も消えて見えなくなった秋の空
会社に向かう朝の空気が緊迫する

運転しながら ちらりと眼を向ける
トンビが小さな鳥を追いかけている
死に物狂いに逃げ ....
無職無芸の自分に向けられた罵詈雑言に
ヘラヘラヘラと冷笑を以て返すのが
心底辛くなったから
田舎を出てきた
そしてわたしを差す黒い指を
そのつどへし折って へし折ってきながら
ペ ....
乾 加津也さんの自由詩おすすめリスト(4819)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
届けられた心- 朧月自由詩310-11-11
わたしたちの鴻溝- アオゾラ ...自由詩1110-11-11
名前を呼んでよ- 森の猫自由詩5*10-11-11
様々な思考が頭の中でまわる(未詩・独白)- プル式自由詩510-11-11
四季- 石瀬琳々自由詩9*10-11-11
田舎のスーパーマーケット- 豊島ケイ ...自由詩6*10-11-11
すべてに名前を与えるなら- 遠藤杏自由詩5*10-11-11
嘘の中の真実- 朧月自由詩410-11-10
ゾウの話- たもつ自由詩1610-11-10
舞い散る落ち葉の中- ポー自由詩2*10-11-10
開けられたまんまの扉- くなきみ自由詩2*10-11-10
月に導かれしものたちよ- 森の猫自由詩4*10-11-10
転々- salco自由詩7*10-11-9
ハエの話- たもつ自由詩1210-11-9
輝きの残骸- 裕樹自由詩810-11-9
歌と句- 生田 稔自由詩2*10-11-9
ロバート- SEKAI NO RET ...自由詩1*10-11-9
浴槽- 遠藤杏自由詩6*10-11-9
おじいちゃんの夢- ブルース ...自由詩4*10-11-9
あいあむ_あ_うっどすとっく- TAT自由詩3*10-11-9
言葉のしっぽ- 朧月自由詩410-11-8
安らぐひと- 恋月 ぴ ...自由詩22+*10-11-8
子どもの気持ち- 塩崎みあ ...自由詩4*10-11-8
クジラの話- たもつ自由詩610-11-8
会いたい- セガール ...自由詩210-11-8
音楽会- 吉岡ペペ ...自由詩410-11-8
記憶の壷- ホロウ・ ...自由詩3*10-11-8
十一月の童話- salco自由詩16*10-11-7
ナギ- 砂木自由詩7*10-11-7
背中で語る- yumekyo自由詩310-11-6

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