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笑いたければ笑えばいいって
素敵な台詞をあなたが言うから
思い切り腹を抱えて笑ったんだけど
わたしってどうして殴られてるの?
どうして鼻を中心に殴られてるの?
正中線が人体の急所だってことは ....
この町じゃ烏は阿呆って鳴く
俺はダンジョンじゃ名の知れたはぐれ者の逃げないメタル
....
満たされないものは何か
一人分の静かな夜が
季節の終わりに問いかけてくる
それを孤独と呼ぶ人もいるけれど
一人でいることと孤独は異なると
何時か何かの文章に書いてありました
{引用 ....
ラブとラブのあいだに愛がある
なんだかそんな気がしてね
久しぶりに歩いてみた渋谷の街は
良い意味での乱雑さを失いつつあるようで
道玄坂下から円山町
色褪せたラブホの佇まいは老娼の厚化粧に ....
紫陽花
夏散らす 指を染めるは花の青 後ろ姿に残すまぼろし
渦
白い朝 洗面台を伝う水 ブラックホールでさようなら
時雨
安定を保つだけ 唯そ ....
しょうせんし えんりきちかてき
心の闘いは水ブヨ
よきゅう おかた
双子の影は羽根
しゅー ゆあ
くびまない
1DKで二・二で夏鍋
くつろぎ感優先の部屋キャンプ
ポスト実家的居場所キープ感も満喫
甘美な真似事、擬似家族
風鈴も煮えそうな業火の責め苦に
パパ役(部屋主)エコ強調で一家激励 ....
どちらでもいいのかしらん
そう思ったときに
結果って出るものらしいです
お知らせがくるらしいです
つけ は月末にくるのですけど
払う気がなくてもくるのです
おぼえとけっていわれたら
....
空に月が照っている
世界はじぶんのこころだ
失意のとき
目に映るものたちが
励ましを感じさせてくれるなら
微笑んでいてくれるなら
きみの町にいま月は燃えているか
....
その夕刻は
果てなく寂しい金色でした
誰か、
いや、何かに
からめとられたような拙さが
その時ばかりは輝いて
どんなに小さな約束ごとでも
あなたにやさしい髪飾りとなって
わたしは長 ....
俺たちはもうそんなに遠くへは行くことができない
俺たちにはもうそんなに力が残ってはいないし
それにもうじゅうぶん遠くまで来てしまったから
石段を降りた水面の高さから
今度は二段昇った水の上 ....
時の価値を忘れてしまった代償に
時計しかない部屋へ閉じこもった
裏庭に咲いている白い花の名前を知らないから
切り捨てることの潔さを知ろうとすることで
丸くおさまると決めつけた
だから今、 ....
生きてるだけで
お腹すく
腹がすくから
物食べる
食べる物買う
金が要る
金が要るなら
働くこと
それができぬ
でくのぼう
そつなく
無理なく
抜け目なく
生きるため ....
少女はこともなげに言う
おばあちゃんがいなくなったら
私がしてあげる
老女は静かに笑う
いてもいなくなっても
あんたがやってくれるか
受け継がれるとは空気のよう
暑いなり ....
地球は
幾重にも柔らかな網に乗せられていて
その網を
揺らしたり波打たせたりする幾つもの手がある
重力波は
透明な魚たちの形をしていて
青い球を
つんつんつんつんしている
歳差 ....
夏空からのさそいは、
手にあまる 光りの束
私は私が赤く錆びてしまわないように
少しばかりいばった母親の顔になって
子供達の好きなパンを焼く
summer’s kitchen
女の ....
ノートに幹が
木陰が倒れる 転がる車をなくして
コインの葉から
水が転がり落ちていく 赤色の靴を
茶色がなびく なびきながら人が転がる
靴が倒れている 鳥と話しをしようと 飛んでいく
....
魚が 跳ね
池の周りに 津波ができる
白の波紋が 広がっていく
ブラックバスも 跳ね回って
尾びれが 水面に絵を描く
川面では カブトや
クワガタが 飛び交っていった
アブラゼミも ....
どんな優しい言葉を連ねても
ぼくらは生命を奪い続けるしかないと思うと
赤黒い口がとても悲しくなる
ぼくはとても綺麗だったはずなのに
とても青かったはずなのに
どうしようもなく
汚れてし ....
遺影の視線は遠い
叔母は この荒れた庭の様相を
予想していただろうか。
二十年近く、庭の入口に置かれたままの
雨曝しの軽トラックの窓から
自生した花が突き出ていた。
自宅菜園の畑は ....
窓ガラスに
幼い指紋がついていた
指紋をめくると
それは昔の日記帳だった
歩道橋で終わっていた
日記の続きを書くために
歩道橋を最後まで渡り
階段を下りた
まだ小学生で
....
とりあえず
鈴虫が言ったんだ
「蝉なんて叫んでいるだけ。
美学なんてありゃしない」
蝉は言う
「僕のは魂の叫びだ。
全生命を賭けた
魂の叫び。
そこに綺麗さなんて無い
ただ泥臭い
....
飛べサクラマス
寝る前の入浴
妻は顔と手と
背中を
すっかり
洗ってこすってくれた
それから
ぐっすり寝て
朝の鏡には
若くなった
自分が
ありがとう妻よ
君のために
こうして詩を ....
自分だけが悲しいとおもう
自分が一番かわいそうとおもう
サクサクとかじるクッキー
いそいで補給しなければならないとおもう
だれかのこぶしを受ける覚悟を
ギリギリのところでする
同情 ....
ぼくは遠い火になりたかった
ビルのかげや
山のむこうで
ちらちらと
ときおり
消えたみたいに見える
ながくながく燃える遠い火に
....
沖縄では
きじむなーも
みみちりぼーじーも
あんだくぇーぼーじゃーも
みんなさーたーあんだぎーが大好きです
いちゃりばちょーでーだから
かめーかめーおばぁもひとつちょうだい
ぬちどぅ ....
(暗転)
して突然明るくなった部屋には
一体の死体
もちろん部屋には内側から鍵が掛かっており
完全密室殺人事件
窓枠の中の夜空には
取って付けた様な満月
(なぜ夜なのだ)
....
悲しみの人々は
月に祈りを捧げている
月はその優しい光で
悲しみの人々の心を癒す
だけど月の悲しみは
誰にも話すことができない
悲しみで満ちた月は
今夜も蒼く輝く
優し ....
ゲストで15分枠のところを4分朗読をし
交渉したとおりの交通費をトイレの脇で受け取り
詩は、短ければ短いほどいいと思うのだ
家族の待つ家に帰る気になれず
かといって笑笑で
あの何行目はどうだ ....
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