すべてのおすすめ
嫁いで どれくらいたった時からだろう
実家の両親が 他家の者として私に接し
夫の両親も 嫁として私と接した

血族でも 他家の者になった私は
実家の事には 深く口を出さず
それが お互いの ....
朝早く目が醒めて
一日始めるアサガオさん

朝食はパンにたっぷりマーマレード
コーヒーすすって
洗濯でもしようかな

みんながもそもそ起きるころ
洗濯機回すアサガオさん

昨日のパ ....
僕らは散々なひどい時代を生きてる



それは既にガチだし






 ....
溶けたアイスクリームの香り
赤い部屋の中に迷いこむ花びら
風も吹かない場所で君が笑う
風の中私は無口になる

やはり私の中では
この先も君がずっといちばんであって欲しい
それでも忘れて行 ....
しんどくてしんどくて

もう一歩先が真っ暗で

私の人生もう駄目だってさえ思えた



ずっとずっと病院で

夜になると涙が出てきて溢れて止まらなくて

でも隣りに誰もいなくて ....
子供のすがたのまま
死んでゆけたなら
毎日が
暑い夏の午後で
おわらない
夏休みのはじまりであってほしい

冬を越えるたび
人は年をとる
心に積もった苦悩や悲しみを
顔のしわに変え ....
{画像=120107114152.jpg}

春になっても
その球根は芽が出なかった
「おばあちゃん、これ、フリョーヒンだね」

知ってるよ
フリョーヒンは時々現れるんだ
僕が働い ....
ビルが
あまりにもするどく
直角をつきたてている
空はよろこび
(そらはおんなか)
鳥が飛んでいる
たまに焼けながらおちてくるのを
ゆうめしにしようと
待ちうける少女

おめで ....
まぶしさがいずこからかやってくる
湖面は揺れ 
私は浮かび上がろうともせず
かといって沈み込むこともなく
散り散りとなった魚たちの肉片を
生臭い目で受け止める

巣の中で縮こまる小鳥のよ ....
どこでもない幸せは
どこからやって来るのだろう
何も見えない心の奥底か
からっぽの場所に吹く風か

何気ない言葉は
どんなに深く軽い想いから生まれるのか
この思いは誰も知らない 見つから ....
きっと その
水色の子は
女の子でしょう

あなたに 毎日
愛をささやきに
来たのでしょう

私の真っ白い子は
おしゃべりで甘えん坊で
食いしん坊でした

どこからか
飛んで ....
まつげの先にくっついているのは
きっと、全てからこぼれたひとかけら


布団からはみ出た指先の冷たさに驚く
そういえば昨夜見ていたニュース番組で
朝夕の冷え込みに注意しましょう
とか何と ....
今日を生きることに疲れた心を連れて行ってあげる
追憶の岸辺には様々な物が打ち寄せられている

陽に晒されて白く乾いた流木の傍らに
幼稚園に母が持たせてくれた馬車の模様の小さな青いお盆
好きな ....
あなからこどもが零れ落ちるように
夢をみている
いつか
あなたの我慢がフローリングを濡らしたように
だれかの白い肌がりんごのように


なめらかな弦
だれの望みだろうか、
夜は ほん ....
ぼくは待つ人
何を待っているかも
わからないけど
ぼく待っている

待つもの来ずとも
待つ心のありかたで
有為も無為も
意味をなし得る

意味といえども
無意味な本質
本質 ....
眠れない夜に思い出すのは
幼い頃
父や母から聴かされたお話
大人になる度に
お話は大きく ....
世界と私を繋いだ糸がぷちぷち鳴って切れてゆく(あっいま切れたの命綱)。



一昨年買った英単語帳の見出し語から、sを残して全てのアルファベットが銘々に走り出してしまった。
のたくるaと大 ....
年始の客に酒蒸しか
エスカルゴバターにしようと
前夜スーパーで買ったはまぐりを塩水に浸けた
途端に気泡をプクプクッと吐いた
息をついている
命を摘まれるとも知らず
中国の沿岸で狩られ
淀 ....
よくなっていくものとして
すべての流れがあるのでした
散って昇って
咲いた花
ゆるしてくれなくても
いいの
それはもう
いいの


ひとの、
肩の軽やかさなんて
知らないま ....

お正月、
特別なその日をくぐる
肩上げの晴れの着物に赤いりぼん
門松は凛々しく

遊び仲間はおすましして
行ったり来たり
どのお正月も晴れていたような
追い羽根の檜扇の実は
音 ....
 
 
かくれんぼの鬼になって 
数を数える 
風は吹く 
髪に、顔に、肩に、影に 
片側通行の海岸通りを 
傘が飛ばされて、わたしは
過去を軽くしようと思う 
限られた時間と
可 ....
その日記のタイトルは
タイトルなし。
彼はふざけていたし、
彼の日記は辿られる
ことを待っていたように
少しめくれている
空の東を飛んでいる
鳩の、羽ばたきが
止まって見える窓 ....
だいたい僕が書いてるものは何だろう
半分ほど埋まったノートを見て思う
やはり僕の中には無数の猿が叩くタイプライターが存在するのだろうか
薄暗い廊下に並んだ果敢な類人猿の挑戦を
選んで指先に ....
大頭領に脅されても



KKKにリンチされても










十日から四日連続で取る俺の連 ....
猛毒、を
飲みほして
喀血の
真赤な床は
まだらで
まだ誰の
足跡もなく
そのとき


フリー・ウェイで疾走するスーパー・カーが
一頭の雌鹿を跳 ....
透明化された
君のことばは
いつしか
あいに変わっていた
ふゆに舞い落ちる
結晶たちのように
少し儚く
確かにつよい

年の瀬に
告げられた
プロポーズは
大気に漂う冷気で ....
もし君が
その空っぽの胃袋と心を
同時に満たしたいのであれば
駅前の亀や食堂で
B定食を頼もう

アジフライとエビフライ
それにイカフライののった
いわゆるミックスフライ定食で
白菜 ....
去年
義母が急逝した

晩年
持病で苦しんでいて
会えば
病気の苦しさばかりで
死にたいけど死ねないのよね、と言われると
そんなこと言わないでと
答えながら
鬱屈した気持ちになった ....
{引用=カンバンです

お花しまいますよ
いいんですか

いくら駅前の喫煙所が近いからって
こんな花屋に居座ることないじゃないですか

これ どうぞ
なんですか
花です
はあ
 ....
あなたは

僕の影を見つけてくれた



重なる痛みは



愛おしくて

切なくて

優しくて





この気持ちも

明日には

はぐれてしまうん ....
乾 加津也さんの自由詩おすすめリスト(4819)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お面- 砂木自由詩20*12-1-8
アサガオさん- そらの  ...自由詩4*12-1-8
テラ・インコグニタで落ち合おう- TAT自由詩2*12-1-8
めまい- 加藤自由詩4*12-1-7
辛い涙- 桜 歩美自由詩9*12-1-7
越冬- マフラー ...自由詩6*12-1-7
百年球根- そらの珊 ...自由詩11*12-1-7
ビル- はるな自由詩412-1-6
氷雪の灯火- within自由詩12*12-1-6
おとずれ- 加藤自由詩8*12-1-6
幸せな子- 森の猫自由詩15*12-1-5
きみの、ひとかけら- あ。自由詩17*12-1-5
追憶の岸辺- たにい自由詩612-1-5
うぶごえ- 伊月りさ自由詩9*12-1-5
待つ人- シホ.N自由詩6*12-1-4
『眠れぬ夜の昔話』- あおい満 ...自由詩5*12-1-4
小文字のaと大文字のAが左右に分かれて走り出す- 73自由詩212-1-4
シンパシー- salco自由詩10*12-1-4
昇華- あぐり自由詩612-1-4
正月の空気- 木原東子自由詩12*12-1-4
かくれんぼに吹く風- たもつ自由詩412-1-4
- ズー自由詩3*12-1-4
リリックとして- 竜門勇気自由詩3*12-1-4
朝の光が待てなくて間違った事もやった- TAT自由詩112-1-3
シカエルボク- ホロウ・ ...自由詩5*12-1-2
りょう/プロポーズ- かんな自由詩8*12-1-2
B定食でいこう- 花形新次自由詩7*12-1-1
薄墨の絆- そらの珊 ...自由詩24*12-1-1
閉店した花屋- ayano自由詩412-1-1
俯く自画像- 自由詩11*12-1-1

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161