すべてのおすすめ
もしも
島に唯一の通信機が故障したら
僕の友達は蟹だけになっちまうね


隣町なんて概念はないから
ボート一つあれば隣島まで一っ飛びだし

こんなバカンス気分も
悪くない ....
月は 水底から仰ぐ小舟
雲の向こうをかろやかに滑り


 だが本当は流されているのは雲の方 
 月は自分の道を行くだけだ


きみは 月のように生きるのか
風に流されることもなく 
 ....
あなたは
とても綺麗に微笑みながら
水のような滑らかさで話をつなぐ

わたしは
そんなあなたに見惚れながら
あなたの綻びを探してしまう

あなたは
笑っていないほうの目でわたしの ....
感情が 動く夜には
自らの 血液を 見詰める

動く姿を
直接 眺められないのが
とても残念と

カテーテルの細さと
赤い糸の 丈夫さを
ゆっくりと 比べたりなんかして
見上げるの ....
マイケルジャクソンの青空




アスファルトの上で街は目覚め始める

排気ガスとパンとコーヒーの匂い

新聞配達夫の帰り道には

怪物のような建築現場がある

鉄骨の群れが ....
別れ話



蜜のかおる若々しい花を燃やしている少年の手は
今からはじまる喪失の時から汚れはじめる

ありもしない空を鳥が飛ぶから
銃声はなるのだ
何故と問いかけてはいけないと
い ....
#1

きんいろのふりこがゆっくりと放たれて
はらはらと粉を撒き散らしていく
とがった屋根のさきっぽに
逃げ出した雲がひっかかったまま
夜がくる

そのまちでは風が吹かない
時計の ....
河口の雨
割れた水門
岩に触れると
聞こえる音
土の上の
午後の重なり


終わりまで歩いたのに終わりは無く
また同じ氷を引き返す
どの脚を使うか尋ねられ
む ....
霧の村のむこうに
霧の村がある
耳の奥の音のように
白い


小さな花の生えた機械に
水をやりにくる鳥
機械はいつも
眠ったふりをする


いきどまりの ....
     鳩子よ

     おまえが生まれたのは寒さの残る
     春と呼ぶにはまだ早い季節だった
     忙しさにかまけ、放置していたベランダで
     気づいたときに ....
後悔が
濡れた路面のように
いつまでも乾くことなく
頭の隅を
ひんやりと濡らしている

しばらく晴れ間が続いて
乾いたと思えば
また雨が降る

路面に反射する陽射しに
眼を突かれ ....
二晩で厚く積もった雪も大方融けてしまい、道路の状況もよくなったので、私は市街地で行われているとある展示会に自転車で行った。自動車によって踏まれた部分、雪かきされた部分はもう雪がなくなっていて、畑や日陰 .... 私は神の顔をしらない
そもそも顔なんてあっただろうか

腕があったのは覚えてる
私達がいたずらできないよう
光を装って抱え込んでしまう

あとは背中があったこと

繋ぎあわせの日常に ....
少女。
それは木漏れ日の中で
つぶやく独白、
少年。
それは崖の上に立って
口づさむ旋律、

細い指と指を
触角のように絡めあって
紡いでゆく生糸

まるくやわらかな
 ....
金魚 金魚
可愛い 金魚
ビー玉たくさんお城のように
ご褒美貰っておおはしゃぎ

金魚 金魚
可愛い 金魚
お手々もあんよもなくてね
お口つかって生きてるの
ほらね ほらね お上手お ....
ハライタマエ キヨメタマエ

この深くて狭い川は何を流す川だろう
いや、川ですらないこの闇の濃さ
私は落ちていく 落ちているのだ
剃刀を舐める時のように
私の背中を恐怖が焼きつづける
 ....
鈍い痛みの中でめが覚めた
鳥の首を絞める夢を見た
窓の外はいつもよりも薄暗く
雲泥がたちこめている
分厚い緑色のカーテンは
陽光を頑なに拒む鎧戸のようで
その重たい質量に安堵する

 ....
夢の中で
パーティーに出かけて
来ているはずの彼を探した
部屋はほの明るく
音はない

彼によく似た人が
何人も現れるのだが
みな少しずつ違っている
どうして見つけられないのか
自 ....
DNA検査の結果アヒルの子ではありませんでした   舞台中央に椅子がひとつある
  男がひとりすわっている
  男は語りはじめる


おまえさん牛は好きか
そう、おまえだ
牛は好きかと聞いているんだ
牛はすばらしいぞ
何しろ奴ら
 ....
僕たちは夜を旅する
孤独にむかって囁き続けるナイトバードなんだ

代償なんてありはしない
ささくれを癒す為に空を飛んできた
まぬけなオウムの類だが

ちっともいいことなんてないって言いな ....
傷ついてほのぼの
嘘ついてほのぼの
仲間はずれだほのぼの
誹謗中傷だほのぼの わかりあえずに
ほのぼの

燃やしちまえ
ほのぼの
こわしちまえ
ほのぼの


人を責めてほ ....
お化けににらまれる夢を見た
砂漠になった部屋で
山羊が「UNDO? UNDO?」と囁く
ぼくは「REDO!REDO!」と返す
トカゲが「CAN DO? CAN DO?」と勧める
ぼくは「RE ....
{引用=進歩は昔話を撲滅する}
 あんたの事は食わしちゃる
 あたしが部屋で何しとるかは
 詮索せんといて
 覗きでもしたら出て行くきね

女房のオツーはそう言って襖を閉め
日がな何事か ....
眼を開けると
ほかに乗客はいなかった

確かめたはずが
行き先を思い出せない

どこから乗り
どれだけ乗っているのかも

東側の山のふもとだけ
西日が射し込んで赤い

バスは進 ....
 洗面器で泳ぐネオン色のグッピー
 後悔の涙が雨になる
 また水かさが増える
 恥ずかしいのだと、女が泣く
 後悔の涙が雨になる
 また水かさが増えた
 アイシャドーとマスカラの混ざる ....
薬缶の口から湯気ポッポ


ノドグロの口から日本海の匂いがまだ消えないうちにと
料亭の女将の口から少し早めの夜が始まる
けれど日本の財布の口からはわずかな小銭しかでない
だからみん ....
『ありがとう。』が飛び交う、広い浴室。。

「背中、流しますよー。」

くしゅくしゅと泡を立てて

労る様に背中を流せば

全身左麻痺のかずちゃんが呟く。

「お風呂に入ると、生き ....
だれでも見えないところに空がある

晴れたり、くもったり
雨が降ったり、嵐が吹いたり

届きそうで届かないのは
空とほんとにおんなじで

何もなさそうで何かあって
そんな空っぽみたい ....
あの人、鶏肉ばかり食べるのよ
安くて健康にいいからって言ってだけど
お酒飲んだ時に本音を言ったの
「本当は翼が欲しいんだ」って
「ニワトリは飛べないじゃない!」って
言ってやったのよ

 ....
乾 加津也さんの自由詩おすすめリスト(4819)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無人島で生活することになったらそれはそれで愉快- 赤青黄自由詩3*13-1-27
孤高の旅人- ただのみ ...自由詩21*13-1-26
ウラ- nonya自由詩30*13-1-26
何を_思おう- 藤鈴呼自由詩2*13-1-26
マイケルジャクソンの青空- 月形半分 ...自由詩613-1-26
別れ話- 月形半分 ...自由詩413-1-26
てのなるほうへ- 小夜自由詩413-1-26
ノート(まつり_おわり)- 木立 悟自由詩413-1-25
ノート(Graublau)- 木立 悟自由詩513-1-25
おまえに別れを告げさせてくれ- 石田とわ自由詩10*13-1-25
濡れた路面- ナラ・ケ ...自由詩313-1-25
流行- 葉leaf自由詩213-1-25
繰る朝- 瑠王自由詩6*13-1-25
まゆ- 衣 ミコ自由詩413-1-25
古本屋- 月形半分 ...自由詩513-1-25
ケモノミチ- 月形半分 ...自由詩513-1-25
パンセ- 衣 ミコ自由詩713-1-25
パーティー- ナラ・ケ ...自由詩413-1-23
DNA検査の結果アヒルの子ではありませんでした- 北大路京 ...自由詩713-1-23
砂浜の男- 村田 活 ...自由詩9*13-1-23
ツアー- 梅昆布茶自由詩2013-1-23
ほのぼの- ぶらっく ...自由詩213-1-23
REDO!_REDO!- 自由詩313-1-22
鶴の恩返し- salco自由詩31*13-1-22
夕暮れバス- ナラ・ケ ...自由詩613-1-22
グッピーと青い雨- ゆべし自由詩2*13-1-22
詩2編- 月形半分 ...自由詩613-1-22
思い出話- 梓ゆい自由詩513-1-22
「空がある」- ベンジャ ...自由詩10*13-1-22
チキンワーク- イオン自由詩3*13-1-21

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