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仕舞われたままの一張羅に
何の価値があるのか
俺はクリーニングから戻ってきた礼服を
箪笥に仕舞い込みながらそう思った

結婚は神に養いを誓い
弔いは仏に後継を誓い
一貫性が無い人生に
 ....
生まれてこのかた
親親戚に時々に
「色男になってこい」と言われ
床屋に数百回行けど
未だ色男にならず

理髪師のネーちゃんは今日も
真ん中分けで来た俺の頭を
オールバックにして見送った ....
彼らはその肉の産地が
わかっているようだったが
わかっていたんだなと
気付くまでに
俺は缶ビール一本を飲み干していた

俺の脳は密林育ち
どんな鳥もつまり
羽のあるデ・ジャブーにしか見 ....
空ばかり流れる雲なら

風の中を流れる雲にしてしまえ


地球上で悩み多きなら

いっそ心の中に

地球を入れてしまえ
こんなさびた暗いアパートに
なぜぼくは住まなきゃいけないんだろう


カスバの女をよく歌っていると
父さんに言ったのは母さん
その歌を二階の女の人は
今日は歌わず階段を降りてきた

 ....
戦争の前夜
挑む者はどのような心境だったか

逆行の世
傷みを知った者極楽へ行けば
そこは癒しの都
しかし教訓を地獄へ葬る

子が親を殺し
親が子を殺す
向こう三軒両隣互いに挨拶も ....
不安定な空から

雨が降ったり

また降ったりしている


陽の微妙な生暖かさが

人々の肌の上で遊んでる

春が夏を引っ張ってんだ



出会うことと気付くことの交差点 ....
(TOXICを頭の中で♪しながら)

俺はトラックの運転手なのだ
俺は骨の髄まで運転手なのだ
居眠り運転してても目的地に着いてしまうのだ
これは本当のことなのだ
そんな調子で大きい事故もや ....
俺の見つけた法則

聖子ちゃんカットの女の子が走ったりすると
必ず前髪をそろえながら走るいう法則

凄くイライラしたこと

久しぶりにバッティングセンターへ行った時
球が当たらなくてイ ....
朽ちる物質はいずこへ
俺の動脈に記憶される
一つの日時計となる

形なき真実はいずこへ
真心という舞台に
役者は惰性の流れ
さらに垂下した綺麗なカーテンが
それなのか
せつなき寂しき ....
海を見に来た
レモンイエローが眩しい
無数の砂に混ざる一つの割れた貝殻を海が抱く
破片となった貝殻も
またこの地球上のどこかで冒険を

波の音は小さいほうがいい

汗無き対話で安定を望 ....
夕暮れ部屋の中で
君はキットカットと
出掛ける支度に夢中
俺は鱈のムニエル作りに夢中

いつものまな板の周りに
時々の鱈が甘塩で二切れ
その親愛なる白身を
俺から奪わんとするエノキとシ ....
カット!

違うんだな そのコーヒーカップに入ったスプーン
もっとクルクル回して
ユダヤ人ならもっとクルクル回すんだよ
そう 頭の中で目の前の恋人のことも考えるし
干してきた白いシャツが乾 ....
財布の中で
二度と巡り会えそうもない指の動きは
千円札と別れる為

明日も会ってくれるのか
どうかもわからない恋人の為に
今日もまた財布に指を入れる

そして俺と君は
野球場でホーム ....
月下のお好み焼き屋は油凪
鉄板の上で焼かれているのは
ナポリ天と悲恋だ

梅ソーダサワーの上昇する泡を
見つめながら・・・

思えば酒豪になるべく
和洋折衷受け入れること蝶のごとし
 ....
月が震えている
月が鳴っている
真夏の月が海に落とした雫達は
今宵も砂浜に散らばる白い貝殻になった

君の素足の音がスライドさせて
部屋から聞こえるスティールドラムの音色で
君の奴隷
 ....
18禁と書いて
18金って書くと卑猥で高飛車だ
しかし青い春とは金なのだ
俺の18禁もやはり金だった
勤労ゆえに

16歳の時に友達とビニ本を買いに行った
年齢を偽り店からつまみ出された ....
紅葉坂のプラネタリウムは
横浜の夕暮れと星屑
石畳を下れば
恋の数ほどの壁画群

駅前に着くと
冷たくて頭が痛くなる
メロンジュースを飲み干す俺の横に
君がいつも
君がいつも

 ....
レノン…
海燕の好む空を
そして意気を知っていたね

見事な偶然だったよ
真昼の影にモノクロの 
風 枯葉 無邪気の香りを漂わせ始めた時
俺はモーリスの弦を替えていた
5弦目とラジオが ....
ああ…また最近俺の毎日に
テレビで見るような
砂嵐が舞っているよその一粒一粒
の砂には内訳があるような無いような

底に穴が開いた靴を足で担ぎながら
砂浜を歩いたころの
気合いが欲しい
 ....
そこは
客が入ろうが入るまいが
知ったこっちゃない
慇懃無礼なラーメン屋なのだ
出来上がった塩ラーメンに箸をさし
麺を一本取り出だした

おお!今日の一本麺よ!
世知辛い世の中にあって ....
風花の
細雪が落ちてきた
七輪の上にのっている
二つきりのホタテにも

降る度に
曇った空を見上げると
雪はいつも
遊びながら落ちてくる

ときどき気まぐれに

 °し 。
 ....
落合朱美さんの純太さんおすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一張羅- 純太自由詩206-3-17
色男- 純太自由詩506-2-5
刻まれてゆくデ・ジャブー- 純太自由詩5*06-1-21
雲ばかり- 純太自由詩4*06-1-21
夜に咲く花- 純太自由詩6*06-1-20
逆行- 純太自由詩3*06-1-18
素質- 純太自由詩2*05-4-26
俺はトラックの運転手なのだ〜2- 純太自由詩1105-1-13
俺はトラックの運転手なのだ〜1- 純太自由詩605-1-13
恵贈- 純太自由詩205-1-9
自然と自分- 純太自由詩304-11-27
ムニエル- 純太自由詩9*04-11-2
カット!- 純太自由詩13*04-11-2
ひとり- 純太自由詩304-8-14
酒八分の記憶- 純太自由詩404-8-1
真夏の夢- 純太自由詩204-8-1
18禁で綴る憲法改正案- 純太自由詩304-8-1
メモリーズ- 純太自由詩1104-6-15
レノン- 純太自由詩804-4-11
砂嵐- 純太自由詩504-3-30
らーめんラプソディー- 純太自由詩104-2-11
風花- 純太自由詩504-1-30

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