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かごめかごめ籠の中へと残されてさくらはひとり散っていきます
口惜しく散って逝くならあわれむも花いさぎよく嫉妬するのみ
たとえばと、たとえるものを探しても見つけられない春の終わりを
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水冷たく真白に染まる研ぎ汁と米のかたさに生き抜くを知れ
納豆の引いた糸にも闘えば今日も生きているのだと気づく
「あついわよ気をつけなさい」という母の声は無くとも御御御付け持つ
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二つめの角を曲がってひだりへと「いちごフェアー」に引き寄せられる
掛け違うボタンのように気を使い春の朝にもさくらはおちる
とうとうとよわのうたたねうとうととその眠たさに「わらわは ....
忘れない根に持ちますよわたしは、と言う君みたいな雨のはじまり
残っている洗いざらしのTシャツに君が選んだセッケンの匂い
あたらしい季節へ線を引くような雨あがりの青い空とは
あおい ....