すべてのおすすめ
目と口は似た者同士
じっとして居られないいけない子たち
耳と鼻は抗うことのない姉妹
{ルビ盲=めしい}で{ルビ唖=おし}の穴凹ふたつ
手探りすれば硝子より
始末に悪い情緒の破片
記憶に纏ろ ....
コーヒーの香りとあなた
コーヒーの香りとあなた
コーヒーの香りとあなた
小さな
一人暮らし用の冷蔵庫
霜だらけの冷凍室の内部は
どんどん狭くなる
なのに
霜取りスイッチもない
しかたない
それでは
冷蔵庫と冷凍室を空にして
霜取り
 ....
画家がキャンバスに向かい、あらゆる影を創り出す時、
私は白昼の都会で私の影を創造した。
人並みを避けながら、あらゆる方角へ歩みを進め、
変幻自在に形を変える自分の影を創造した。

発見と ....
芝刈りの最中、可憐に咲いている名も知らぬ花を私は見た。
同僚に聞いても知らぬと言う。
私はその花がどうしようもなく気になったので、
皆の見ていぬうちにこっそりと花を抜き、作業着のポケットに詰 ....
食べたものがお腹に溜まってくると気持ちわるい
出そうか出すまいかと迷ってるのはボクと腹の虫
これは無理に捻り出せば後ろに残るし
といって出すのを止めればまた虫たちが布団の中で暴れだす ....
そっと今も
地球に隠されている
新しい一日には

夜明けの太陽から
陽射しが煌めいて
鳥たちが
鳴き始める約束の朝
窓を開ける
君の微笑みに

旧来の知人から
感謝の手紙が届い ....
ひとつの連鎖が
もうひとつの連鎖を呼ぶ
連鎖が動く
右か左か
正か負か
負の方向に向かえば  ....
七色に輝く水しぶきを浴びて
キャッキャと走り回るあなたを
私だけのファインダーに
永遠に閉じ込めておきたくて
夢中でシャッターを押したのに
あなたのぶれた指先や
揺れるスカートのレースしか ....
世界平和を祈っている
定義は足並みを揃えたくても個性が並ぶ 此処は館

個々の定規で懸命に幅をとってゆく

両腕を反りながら翼に相成る

愛を祈っている
人間のDNAに余分につ ....
ひとつの約束と
約束が、
重なりあって
運命を生む。
人はただ、
その儚い糸を信じて
結ばれる。  ....
ただ 遠い出口の丸い光が見えていたから


「それでは また」

ポツリ一言 質量を伴わない声では背の側に当たったことに気づかない

ひたすら光の穴に向かって空回りの歩みをす ....
ほどよく素っ気ない風が
袖をめくり上げたシャツを
透過していく

さらさらと粉っぽい光が
釣鐘堂の屋根を滑り
落下していく

手桶と柄杓と
線香と花と
いくばくかの懐かしさをぶ ....
真昼の空気越しに見る空は青くて
目には見えない風がひんやりして気持ちいい

空気が透明でよかった

なんてね

でも

さっき君の声が僕を呼んでいるとき
君の声は透明で何も見えなか ....
 
あなたとわたしの汗が滴る肌 舌をはわせてあげる

あえぎ声 はてるまで

何もかも とけてしまうまで



 
埃っぽい一日が暮れかける
ゆくあてもない想いが影といっしょに夕闇に溶けて行く

ちっぽけな哀しみを手のひらで転がして
ため息にも似たつぶやきを繰り返す

幼い頃母に背を押されるようにして嫌 ....
23:59の私
00:00の私

日付は変わったけど
1分でなにが変わったかな

真っ暗闇に進んでいる
けれど気持ちが幸せで

思う気持ちが大事で
思われることは素晴らしい ....
たこ焼きは

少し冷めてから食べる

帰る途中に温もりを

暗闇の中

川沿いの公園

ベンチでつまんでいると

カップルが街灯近くの木の下で抱き合っている

ゆっくりとゆ ....
わだかマリは美辞麗句に対する発酵した恋情を
月明りに晒された真っ赤な隠語に注射しながら
言葉が死滅した宇宙を金縛りのまま浮遊する

陽気な殺意のクラリネットが舌先を蛇のように操ると
殻も割ら ....
 ウジ虫の唄

今日も妻ととも
ある界隈を伝道に歩いた
こうして伝道者になって
聖書を説いて回ると
何でもむげに軽蔑できない

便所に湧くウジのことをふと考えた
彼らは便所の汚泥の中 ....
君は
覚えたての「こんにちは」を
わたしがこぐ自転車の前に付けた補助椅子から
道行く人はもちろん
畑仕事をしている人にも
隔てなく投げかける

たいていの人は
一瞬驚いたような顔をする ....
海水の温度を測る
文明から放出された熱は
深海にどんどん蓄熱されている

淡水の成分を分析する

組成を組み替えるために
それでも地球は周り続ける

体内時計で逢う時間を過ごす
時 ....
{画像=140920123249.jpg}




*

あなたはわたし わたしはあなた


愛を頂戴、毒をあげる。
言葉を頂戴、嘘をあげる。
声を頂戴、棘(トゲ)をあげる ....
一見さんお断りでリピーターのない店 大人になれば女だって立ちションが普通
どの家にも出入り口脇には
風呂の水を落とす瓶があって
三方板囲にした小便用便所と兼用
此処で男も女も用を足した

  厠小屋もあるにはあったが
   ....
華が喋り出しそうで
まだ聴き慣れていない 違和感と魔訶過不思議

曼珠沙華が現れる 斜め左上の目先に
そんな時期を迎える 耳に凛とぶら下がる涼しげな季

岸に立ち臨み映える意気込みもほどほ ....
とりあえず ビール

とりあえず ごめんなさい

とりあえず これで

とりあえずの あなたは

とりあえずの 人生

・・・・・・ とりあえず
生きあぐねては
バイオリン
青と黄色の夜泣きする
恨むなら
火の粉舞い
瞳の水面に沈み往く
夜露の匂い
あなたを紐解いた誰かが
咥えたままの台詞
植物たちの黄昏
古いグラビアに
 ....
1982年、1982メートルの山を登った

自由参加の学校行事だった

ひどく孤独を感じる行事だった

ともだちが参加するということで参加したのだが

まったくだれからも相手にされなか ....
純度だけは
高かった

未熟な幼い
私の愛を

貴方は
シャーレに入れ
蓋を被せて
純粋培養しようとしたから

それは
純度の高いまま
根深い憎しみに
変貌しました

 ....
泡沫恋歌さんの自由詩おすすめリスト(4261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
火柱- ただのみ ...自由詩13*14-9-24
6畳に- 中原純乃自由詩7*14-9-24
霜取り- ichirou自由詩914-9-24
個人的詩作について- ヒヤシン ...自由詩13*14-9-24
小さな祈り- ヒヤシン ...自由詩9*14-9-24
便秘- アラガイ ...自由詩9*14-9-24
君の微笑みは世界の何処かに- りゅうの ...自由詩26*14-9-23
かなしみ- あおい満 ...自由詩814-9-23
夏のアルバム- 夏美かを ...自由詩40*14-9-23
此処は館- 朝焼彩茜 ...自由詩12*14-9-23
約束の糸- あおい満 ...自由詩514-9-23
果て- 芦沢 恵自由詩20*14-9-22
彼岸- nonya自由詩21*14-9-22
君が入れてくれたコーヒー- ichirou自由詩16*14-9-21
はてるまで- 殿上 童自由詩22*14-9-21
夕暮れ2- 梅昆布茶自由詩1514-9-21
1分- 瑞海自由詩12*14-9-21
たこ焼きとラブホテル- 灰泥軽茶自由詩814-9-20
わだかマリのために- ただのみ ...自由詩20*14-9-20
__ウジ虫の唄- 生田 稔自由詩314-9-20
こんにちは。- そらの珊 ...自由詩2114-9-20
温度- 梅昆布茶自由詩12+14-9-19
バラッド3- beebee自由詩22*14-9-19
一見さんお断りでリピーターのない店- 北大路京 ...自由詩214-9-19
思春期- イナエ自由詩11*14-9-18
妖しい華- 朝焼彩茜 ...自由詩10*14-9-18
とりあえず- 佐白光自由詩3*14-9-18
暗夜景- ただのみ ...自由詩19*14-9-17
1982- 吉岡ペペ ...自由詩514-9-17
培養- Lucy自由詩19*14-9-17

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