すべてのおすすめ
牽かれていく二すじの偏光
孤独な少年の手なぐさみ
自転車にまだ補助輪があったころ
ぼくは愛されていたかしら
いなかったかしら
初夏の予感が初めて来たとき

駅前通りに二匹の妖精 ....
赤ちゃんをあやす
なんとか
笑わそうとして
百面相など
繰り広げる

赤ちゃんが笑えば
私も笑う
私は赤ちゃんにあやされている

【あやされる】とは
どういうことだろう
ココロ ....
ぼくは競馬をギャンブルだと言う奴を
どんな非難を浴びせられても大嫌いだ

競馬馬が背負っているのは騎手じゃない
彼らが乗せているのは
多くのひとたちの夢や希望や人生の投影なんだ

その馬 ....
般若心経には

ぎゃあていぎゃあていはらそうぎゃあていぼうじいそわか、

この真言を唱えれば

執着とは意味のないものだ、ほかに大切なものがあるのだ、

これが会得できると書いてある
 ....
月の光を聴いている

ストコフスキー指揮のやつだ

ぶ厚くてやわらかかった

張りつめていてあたたかかった

あなたの幸福を見つめていた


一枚の気持ちを見つめている

そ ....
有限時間というリュックサックに

たくさん詰め込んだ愛や心配

一つ出し二つ出ししてゆくうちに

リュックサックには

あなたのこころが入ってゆく


それがあったかくて

 ....
君の補助輪を外した朝は
まるで
小鳥の誕生日のように
空が青かった

小さな手のひらで
ぎゅっと握った
ハンドルが
ぐらぐらゆれる
どこへ向かっているのか
自分でもきっとわからない ....
少し遠くにいるあなたへ言葉を投げかける

言葉はメロディのように滑らかに

空中を軽やかにステップするでなく

少し自信なさげに

ひらがなは途中でぽろりぽろりと落ちていき

漢字 ....
サラブレッドはサラブレッドとして
生まれてきた訣ではない

イギリス人がアラブ馬と狩猟用のハンター馬などを
競馬で勝利することだけを目的として創られた
最高の芸術品として呼ばれることも知って ....
山を二つ越えた 谷あいに
老婦が ひとり住んでいる

杉森の影をうすくうつす そこに
ばあさまの名前のついた泉がある





涌きでる清水は 億年の/恵み
甘く やさしい

 ....
そこに
握り締めていたものが
怒りだったのか
憎しみだったのか
恐れだったのか
あるいは優しさだったのか
まるで思い出せない

たとえ
プライドの端を踏んづけられても
握らない ....
あのね
今年の誕生日は
くまのぬいぐるみがほしい

そんなこと言ったら
君は笑うかな

だって
ほんとだもん

ぬいぐるみがほしい
ただのぬいぐるみじゃダメだよ!
くま ....
いらない物
詰め込んで
土に埋めて

邪魔な感情
押し込んで
海に沈めて

箱の中だけ
時を止めて

いつか箱が
土に還って
海に溶けて

箱の中身が
土に染みて
海 ....
赤信号で
一台の自転車が止まる
重そうなブレーキ音
それはそのはす
後ろの荷台には
補助シートに乗せた幼子
お母さんはハンドルを
ぎゅっと握って
足をつく
背中におぶわれた赤ちゃんは ....
嬰とは本位音より
半音を上げること

ショパンはもっとも多く
嬰を好んだ作曲家だった

でもショパンを聴きながら
ぼくはふっと想ってしまう

ぼくは生き方に嬰をつけて
日々を送って ....
思い出の箱を
春の野に
夏の朝に
秋の鳥に
冬の霰に隠してる

栗鼠のように
大切な食料

びっくり箱のように
色彩が溢れないように

暗証番号つける
秘密のファイルのように ....
題 桜吹雪
    トロピカル・ウェイブ作

夜まで
桜の木の下で
お花見をしている

とても
大きな
桜の木

風も少し吹いている
夜空に舞う
桜吹雪
ひねくれて咲いた花は
つまらない冗談を浴び
触れない風潮にそよぎ
良く肥えた嘘に根を張った


 罌粟より見開いて
 月よりもあぶなくて
 桃よりも貪欲で
 嘘のようにやわらかい
 ....
新学期はドキドキする

隣の席にはどんな子が座るんだろう
先生はどうやって席決めするのかな
出席番号順なら名前が近い人だろう
意地が悪い子ならいやだな
可愛い女の子なら学校に行くのが楽しみ ....
上り坂が続く

坂道が
「ごめんね、坂道で」
という

ギアなんてついてない
ママチャリですので
傾斜が上がるたびに
スピードが落ちていく
ペダルが
どんどん重くなる
後悔が
 ....
笑ったり
泣いたり
怒ったり
誰かを好きになったり
嫌いになったり
妬んだり
悔いたり

スポンジのように
生きている

疲れ過ぎてしまった時は
ぎゅっと
ねじれて
小さく ....
どこまでも拡がる宇宙の果てから
針のその先のずっと奥までが見通せる眼がほしい
火や水や風
どんな重力にも耐えてゆける変わらない筋肉と骨
未知の細菌には負けない内臓器官
見えない放射 ....
ある日ふっと気づいた
言わなくなった言葉がある
忘れてしまった言葉がある

『おはよう』
『いってきます』
『ただいま』
『いただきます』
『ごちそうさま』
『おやすみなさい』

 ....
あるひめざめたら
さびしいにんげんが
さびしいにんげんのあしを
ひっぱっていた

高級なこどくが秤にのって
じぶんの重さをはかっていた
うしろすがたをみるとかみさまだった

あるひめ ....
焼夷弾爆撃によりアメリカは10万匹の天使つくった / 
「君だけを幸せにする! お返事を待っています♪」とメール爆撃 / 
繰り返し画面に映る商品は眼から脳への爆撃である / 
爆撃機ふたつ購入 ....
世界の最果ての部屋で
無音のテレビが瞬いた

鬼が私を探しに来る
緋色に染まった夜の海から
シルクの魚雷に跨って

鳥は巣で寝返りを打ち
子供は母に抱かれて眠る
夜の付き添いに疲れて
人気のない待合室の
ソファでうつらうつら

窓際に置かれた
ヒヤシンスの根が
くねくねと
夢の中まで伸びてくる

先端の脈動に
病院のすべての機器が
 ....
田んぼに水がはられる
ぬるんでいく季節
みずはこべの緑のフレイム
鏡に映るモネの雲
蛙の声はまだしない
蜂の羽音がしない
そういえば鳥の声もしない
人が
何かをしゃべっているのだが
 ....
納屋は鉢植えの葉っぱが判別もできないほど、伸び放題の雑草に囲まれていた
やわらかな西日が微かに反射するプリズム
曇った硝子の汚れを異物に浮かび上がらせて、枯れた観葉植物の茎根が足元に絡み付く
 ....
Mr.Don Henlyは《THE END OF INNOCENCE》の楽曲で
『ぼくらはお伽話に毒され続けて来た』と歌ったけれど

でもいまぼくらは自分のこども達に
語ったやれるお伽話はある ....
泡沫恋歌さんの自由詩おすすめリスト(4259)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
エイプリル- あまね自由詩2312-4-21
あやとり- そらの珊 ...自由詩17*12-4-21
競馬(競馬篇Part.2)- HAL自由詩5*12-4-21
真言というシステム- 吉岡ペペ ...自由詩512-4-21
月の光- 吉岡ペペ ...自由詩412-4-21
天気雨- 吉岡ペペ ...自由詩512-4-20
自転車でいこう!_Ⅲ- そらの珊 ...自由詩13*12-4-20
かたちのあることば- 灰泥軽茶自由詩12*12-4-20
サラブレッド(競馬篇Part.1)- HAL自由詩4*12-4-19
静という泉- 月乃助自由詩16*12-4-19
げんこつ- nonya自由詩31*12-4-19
誕生日はくまのぬいぐるみがほしい- ジュリエ ...自由詩6*12-4-19
- りり自由詩5*12-4-19
自転車でいこう!_Ⅱ- そらの珊 ...自由詩9*12-4-19
- HAL自由詩3*12-4-19
時の散歩- 木原東子自由詩24*12-4-18
トロピカル・ウェイブ様の作品_チョコドー企画テーマ詩「桜」- ペポパン ...自由詩3*12-4-18
時代の日陰の奇妙な花- ただのみ ...自由詩14*12-4-18
出席番号- たにい自由詩312-4-18
自転車でいこう!- そらの珊 ...自由詩23*12-4-18
スポンジ- そらの珊 ...自由詩712-4-18
プロムナードⅡ(新しい血)- アラガイ ...自由詩10*12-4-18
忘れ言葉- HAL自由詩10*12-4-18
うたのはずれのうた- 梅昆布茶自由詩1512-4-17
#poem24_爆撃(140文字縛り)- 北大路京 ...自由詩15*12-4-17
- 壮佑自由詩17*12-4-17
病院- 壮佑自由詩15*12-4-17
after_words- そらの珊 ...自由詩6*12-4-17
棲魚- アラガイ ...自由詩11*12-4-17
お伽話- HAL自由詩3+*12-4-17

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