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自由律俳句つぶやかされている 月光で首くくる蟷螂の女 親は同窓会に行っていると思ってる 冬の玄関にはわたしにいちばん近い花を置くたとえば蒲公英

辿り着いた岬に根をおろして君は海をみていたね昨日も今日も

陽だまりを送ってくださいとあなたが言う十一月の蒲公英を送る

今年最後 ....
同窓会行ってきますと言いながらマンガ喫茶で時間潰す日 霙と嵐と雷鳴で
十一月の夜が揺さぶっている
手のうちなんざ知れたもので
瞳は渇いたまま空を切る

初雪が覆った小さな棺
添い寝をしたくてもできなかった
小さな棺がゆらゆらと
時の浪間を ....
  痩せた熊が
  水底に沈んでゆく
  両の眼を開けたまま



  だだっぴろい冬は
  晴れた日の砂漠のようにきらめき
  しろい女は
  しろい男の唇に
  海より ....
アクセルを開ける
しだいに風景がうしろに遠のいてゆく

風だけの世界だ
僕はすべてから解放されている

一瞬彼女の指を想う
届かない距離にある白さ

ただ優しい仕種で
微笑んで欲し ....
ぼくは誰の遺志でいかされているのだろう
ふとおもったのだが

生物の基本原理は摂食と生殖
僕だって変わらない

人生や愛に聖書が無いように
僕たちは風に翻るのだ

遠く越冬する鳥たち ....
木箱の扉は
下辺が蝶番で、上からゆっくり開き
外に倒れてスロープになる


岸壁づたいに太い蔦
滑車一本で昇降できる
ロッジ部屋のような
木箱のつくり


+ + +


 ....
私を傷つけたあの人は
結局私の人生にとって
大切な人じゃなかった

3年かかって
やっとそのことに気づいた

仮に今 あなたが
誰かに傷つけられたと思っているとしたら
あなたにはもっ ....
人生はだまっていてもギャンブルだ
伏せて配られたカードは平等なんかではない
そこからスタート
幸せな人生がどんなものか本当はわからないまま
何かを捨てて
何かを拾って
ペアだとかハウス ....
ユーモア教室に通うの刑に処す 日に日に死にたいと思う幸せ 脳に転移していますね


ある日
余韻の残らない口調で担当医は言った

丁寧に覚悟を積み上げてきたはずなのに
質問をする私の声は上ずっていた
ひとつひとつ言葉を置くように説明する
 ....
冬の夜
わたしのうでは母に貸すものと決まっていた
ほどかれたセーターの毛糸の輪を
うでに通してかかげていると
母はそのはしをくるくると巻き取って
毛糸玉を作る
単純な作業は退屈で よく居眠 ....
狩猟民族としてのあるいは
遊牧騎馬民族の遠い遠い血が流れているのだろうか

トラッカーだけれどカーナビなんて要らない
iPadでGoogleMAPだけで探索し移動するのが得意になった

い ....
あまがみのはずが致命傷 怪しいチップうづめられている 雪女の夏服に納得がいかない 雨上がりの朝 音楽会は終わり あたりは拍手のように光っていた

──終演

濡れた落ち葉は閉じられた楽譜 土に還る日を待つのだろう

    ──静謐

鳥は何の疑問もなく冬へと向かう ....
教室から飛行機が見えた
窓の向こうでは轟音が聞えているはずだ
潮のにおいも混じっているはずだ
この町の大人達の自慢は この学校の窓という窓は
二重ガラスで 外の音が 全く聞えないこ ....
 
あたいの前には、立ち入り禁止

あんたの前には、Uターン禁止

標識、ちゃんと見てよね!



 
いちおう様々な料理らしきものは食べてはいるが
いつも冷蔵庫の残り物から逆算してメニューが決まるような気がする

この前は大根一本が処理しきれずおでん風の鍋
その前は残った豚コマですきやきみたい ....
夜汽車の音を聴きにいく
眠れぬ夜のなぐさめに

長く尾をひく汽笛
行く人のさよならのように

旅のゆくえを指し示す
線路のむこうは闇に溶けている

行かない者のさみしさを
私はぼん ....
両親を持たない
孤児はさ迷って
乳が欲しいと雌の裾を掴む
だのに女は乳房を持たない
大聖堂の聖母も大通りの花売りも路地裏の娼婦も
まるで育むことを拒むように
首元までボタンを閉めて
 ....
風に戸口を叩かれた冬が
一斉に開かれようとしている夜に
凍えるようなアスファルトを踏む
裸の爪先が何処かを目指してさ迷っている
たくさんの色彩に恵まれた
この祝福された大地で
夜の闇にさえ ....
{画像=121112003029.jpg}


人はみな心の中に
自分の花園を持っていて
色々な花を育てている

私は一つの花壇に飽き足らず
ネットを彷徨い
この花園を見つけた
私 ....
  
  小さな鍵のうえに
  丈夫な檻をかぶせる
  はかり知ることのできない
  うしろ暗いかなしみの末
  その幼さだけが頼みの
  あなたの白い歯が
  深い夕闇にとっぷりと ....
僕が降ってきたよ
無数の

堪え切れずに
僕が

地面に突き刺さろうとして
ザザズ

濁った悲鳴をあげているよ
無数の

僕が降ってきたよ
止めどなく

所嫌わずに
 ....
泡沫恋歌さんの自由詩おすすめリスト(4261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自由律俳句つぶやかされている- 北大路京 ...自由詩612-11-20
月光で首くくる蟷螂の女- 北大路京 ...自由詩512-11-20
親は同窓会に行っていると思ってる- 北大路京 ...自由詩5*12-11-20
わたしバックします- たま自由詩20*12-11-19
_同窓会行ってきますと言いながらマンガ喫茶で時間潰す日- 北大路京 ...自由詩6*12-11-19
正気の沙汰- ただのみ ...自由詩20*12-11-18
痩せた熊- 草野春心自由詩812-11-18
風と美術館- 梅昆布茶自由詩1312-11-18
ゆだねるもの- 梅昆布茶自由詩1012-11-17
木箱と旅先の少年_(夢喰植物)- 乾 加津 ...自由詩12*12-11-17
エール- 夏美かを ...自由詩15*12-11-17
わたしがギャンブルをしない理由- ただのみ ...自由詩20*12-11-17
ユーモア教室に通うの刑に処す- 北大路京 ...自由詩812-11-16
日に日に死にたいと思う幸せ- 北大路京 ...自由詩412-11-16
その日- nonya自由詩28*12-11-16
ふゆのうで- そらの珊 ...自由詩23*12-11-16
アストロナビゲーター- 梅昆布茶自由詩1612-11-15
あまがみのはずが致命傷- 北大路京 ...自由詩812-11-15
怪しいチップうづめられている- 北大路京 ...自由詩312-11-15
雪女の夏服に納得がいかない- 北大路京 ...自由詩312-11-15
冬鳥- そらの珊 ...自由詩2012-11-15
個と場- るるりら自由詩21*12-11-14
標識- 殿上 童自由詩14*12-11-13
サラダそば- 梅昆布茶自由詩1412-11-13
夜汽車- そらの珊 ...自由詩1912-11-13
- 衣 ミコ自由詩9*12-11-12
よわさ- 衣 ミコ自由詩512-11-12
人はみな心の中に花園を持っている- beebee自由詩27*12-11-12
夕闇の檻- 草野春心自由詩512-11-11
土砂降り- nonya自由詩16*12-11-11

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