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リベラルな共産党員

天気のよい氷雨

帰りを待っている女房

USO800取得の国家

コマネチをやらないビートたけし

歌をわすれないカナリヤ

ツタンカーメンの祝福

 ....
夜を徹して
降りしきる雨
月曜日に朝を迎える
街で真先に開く
パン屋もすでに
忙しく

ラッシュアワーに
台風が直撃する
大きな白い傘を差しながら
駅へと向かう
運行規制で少し ....
私はわたしの重みだけで倒れて割れる

痛みの断片を寄せ集めて
出来上がったわたしを私は消したいのに
身体の内側から鋭い切っ先に刺されて
抜けた髪の毛の断面からすら血がしたたる
私の中身はわ ....
気持ちも身体も
行ったり来たり

ドキドキとハラハラの
ほんのわずかな
タイミング
言ってもダメ?

ひどいなあ
じゃあ、気持ちは
こんがらがって

まるまって
コロン
台風が来る
南の海の匂いと一緒に
置いてきた心を運んでくる
まっすぐに僕を目がけて


近づく力のかたまりに
胸の奥が震える
雲を巻き込む大きな螺旋が
心臓の鼓動と響き合う
どきど ....
寝ても覚めても
 迸る感情
君の事を想いつつ
朝日が昇る
まだ形状の定まらない
 流体の太陽

金床に流し込み
躊躇の槌で打ちつける
超高温の金属は
赫灼と輝き
理性 ....
大人になっても子どもの姿
{ルビ蓑蛾=みのが}の雌は{ルビ蓑=みの}の中
雄が訪ねて来るのをじっと待つ
翅も持たずに交尾をし
卵を産んで死んで往く

大人になっても幼いこころ
美しく濃い ....
秋風のなかに
ほんのわずかに残された
夏の粒子が
午過ぎには
この洗濯物を乾かすだろう

通夜、葬儀の放送が
朝のスピーカーから流れて
犬が遠吠えを繰り返す

香典の額を算段して
 ....
蝉は生き続ける
孵化を忘れた年月を

ルサンチマンさえ風化して去った
いくつもの夏を

トニオクレーゲルの日々を
隣のねえさんの優しげなまなざしを

不思議の森に生まれ
永らえた歳 ....
表現し伝達する手や足と震える唇

バンドマン歌ってよこの夜の深さと哀しみを
いくつの星がうまれて流れていったのだろう

音韻学的なぼくらの言葉の航続距離は?

アクセサリーみたいに飾り付 ....
と伝えたくて書く
ありがとう

今日は
あなたに宛てて書きたかったから
術が無いわけではないのだけれど
半分届かないだろうと思いながら
ここに置く

ありがとう。心から
いえいえ心 ....
暮れなずむ
誰かの小さな紅葉は
夕焼けに包まれて
橙の肌に
色差す風に
運ばれながら
恋の水面を揺らして

紅葉がはらりと
夜空に舞いながら
寂寞の湖を
くれないに染め
恋は彩 ....
秋の向こうに{ルビ欹=そばだ}てながら静かに燃える木の葉ほど
老いの門口 艶やかに {ルビ靡=なび}くことができようか

ひとによりけり だが

誰も自分が想うほど 美しくも醜くもなく
ま ....
生きづらいな
なんて時々生意気にもおもう

ただそれは誰かが対処できていることに
自分なりの対処法をもたないだけだろう

経験値はできれば幅広く多く積みたいものだ
子供達以上にドラクエに ....
それは
一事が万事の世界観
表と裏のバランスで

たったひとつの大切な
命を守って
様々な

有り様
許し許され
飄々と流れよう
夜を走るそれが僕の仕事
蝙蝠のように明るいうちは
逆さにぶらさがって微睡み冷たい夜を待つ

銀色のフルートを隠し持って
それがいちばん素敵に響く時刻をじっと待つ

心奪う旋律は忘れかけた ....
新米を握る母の手は
燃え始めたかえでのように色づき
かぐわしい湯気を蹴散らしながら
踊ってみせる
熱いうちに握らないと
美味しくないのよと
まつわりつく子に言いながら

端をほんのわず ....
オバケ同士で驚きあっている 苦行に明け暮れサラリーマンは電車の棚で蛹になった
無関心という制服に包まれたシュークリーム並の少年たちが
耳におしゃぶりを挿したまま喃語と一緒に痰を吐きまくるから
ユニクロを着た老人たちの血圧は ....
ときどきは野道をはずれたわわに実った
葡萄のみずみずしさのなかをあるく

清流はただひとすじに丘をくだり
やがてはしずかな湾へとたどりつく

空から舞い降りて来る静謐をひろいあつめ
ジグ ....
強烈な風雨を受けて
折れてしまった月下美人の葉を
何気なく水に差しておいたら

根が出た

その後も根は伸び続け
葉のくぼみに蕾をふたつつけた

さすがに花を咲かせることはなく
 ....
時々スーパーで売られている

アルミでできた鍋焼きうどん

スカスカの天ぷらが入って

賞味期限もまじかだから七十円

炎にパチパチ音を立てて

グツグツ煮立ったアルミの鍋に

 ....
たまごの殻が壊れたのはおまえのせいだから
よわむしを捻り潰してしまえ
思い通りに手足が動かない/セアカゴケノクモ
!来るな/寄るな/喋るな/やかましいわ!
※引用・・啼かぬなら殺してしまえ ....
大切な約束をしたことを
いいかげんなわたしは
いつのまにか
忘れてしまった
むきだしのアセチレンランプの猥雑さざめく夜市
腹を見せて死んだ金魚は
臭う間も与えられずに すばやく棄てられる
 ....
一軒家のブロック塀と道路の間に

はみ出したサボテンたちが

楽しそうにからりと佇む

プラスチックのプランターも割れて

土もほとんどなくなり

とっくの昔に忘れ去られているのに ....
一日の終わりに感謝が募る
愚痴の可愛さは勝手に元の圏外に戻る
感謝は勝る 何よりも勝る

意図にせよ能動の自然にせよ
一日の終わりに感謝は募る
感謝はべきではなく完璧の地球色の空

  ....
今日からぼくなしで
生きてごらん。
あなたはわたしを川に放流した
わたしは嵐に遇いながら
必死に波にのったわ
満月の夜は切なくて ....
目と口は似た者同士
じっとして居られないいけない子たち
耳と鼻は抗うことのない姉妹
{ルビ盲=めしい}で{ルビ唖=おし}の穴凹ふたつ
手探りすれば硝子より
始末に悪い情緒の破片
記憶に纏ろ ....
コーヒーの香りとあなた
コーヒーの香りとあなた
コーヒーの香りとあなた
泡沫恋歌さんの自由詩おすすめリスト(4259)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ラジカル・ミステリー・ツアー- 梅昆布茶自由詩714-10-8
各駅停車は台風のなかで- りゅうの ...自由詩10*14-10-7
「ハンプティダンプティ」- 桐ヶ谷忍自由詩9*14-10-7
良くも悪くも- 中原純乃自由詩3*14-10-7
会いたいって書いちゃダメ?- 中原純乃自由詩3*14-10-6
野分- 八布自由詩414-10-5
融鉄- 凍月自由詩16*14-10-4
美濃夢詩びと- ただのみ ...自由詩18*14-10-4
まえぶれ- そらの珊 ...自由詩2214-10-4
26000日- 梅昆布茶自由詩9*14-10-3
今日というちっちゃな宇宙へ- 梅昆布茶自由詩814-10-3
ありがとう- 中原純乃自由詩5*14-10-2
紅葉みたいに恋舞うときに- りゅうの ...自由詩7*14-10-1
ひとひとひら- ただのみ ...自由詩20*14-10-1
25年目のおっぱい- 梅昆布茶自由詩15*14-10-1
善行悪行- 中原純乃自由詩3*14-10-1
朝マック- 梅昆布茶自由詩714-9-28
秋の抽斗- そらの珊 ...自由詩1814-9-28
オバケ同士で驚きあっている- 北大路京 ...自由詩1714-9-27
快速処方箋- ただのみ ...自由詩22+*14-9-27
ある白地図- 梅昆布茶自由詩1014-9-27
生きるためになんか生きられない- nonya自由詩25+*14-9-27
鍋焼きうどん- 灰泥軽茶自由詩914-9-27
ことばの虫- アラガイ ...自由詩7*14-9-26
あかい花- そらの珊 ...自由詩2514-9-26
野良サボテン- 灰泥軽茶自由詩1114-9-26
地球色の- 朝焼彩茜 ...自由詩2314-9-25
七色- あおい満 ...自由詩714-9-25
火柱- ただのみ ...自由詩13*14-9-24
6畳に- 中原純乃自由詩7*14-9-24

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