すべてのおすすめ
歌わないでほしい外が歌っている
空が久しぶりに色彩を取り戻したきょう
けれども風の帳に覆われて
わたしはあきらめた

木琴の音色はいったい誰が担当しているのか
いろいろにたずねてみるし
 ....
雑草の中にまみえる私
誰かが足を止めるのを
待っているかのように
じっと雑草の隙間から
空を眺めて佇んでいた
こうしてしおれて行く
雑草にもなれずに地を
這う小さなロゼット葉

思い ....
      

      ガタコトゆくのは2両電車
      田舎のしがない私鉄です
      その座席に座るわたしは
      上下左右にからだすべてが
      揺れるのです ....
ぎゅうぎゅう電車がゴロゴロ走る
レールを潰してゴロゴロ走る

メール見るのに体をひねり
携帯取ればメールの先の迷惑顔

おっとおどきとお姉さん
通れぬ隙間を抉じ開ける
私の隣に入り込み ....
心を傾けたくて
首をかしげてみたりする

垂直を保っていた中身が
静かにあなたの方へ移動して

夜になれば
いっそう傾けたおして
すみずみまでもが水平になる

殻という
分岐を越 ....
どこでどう間違えたのか今日ぼくは髪を金髪にした。

32にもなってほんといまさらな金髪だった。

妻は先月好きなひとがいるとかで子供たちと出ていった。

友達からもあやしいぞと言われていた ....
その道にさしかかると
いつも私は空っぽになり
ぼわんと身体が共鳴して
ふんふんふうんと
ハミングが漏れていく

震える身体はとても気持ちよくて
ふわあわとか
よいやいもやおやだとか
 ....
結露した窓から
こっちを覗き見て
耳の上の辺りが特にひどいまるで
死に損いの四月の残雪のよう
そう言って笑った
冬の魔性は
死と均衡のとれた美貌を冷たい時間に包み
去り際には何度か振り返 ....
海は優しい
もちろん
それだけではないことを
たくさんの人が知っている
海は荒れ狂う
そんな日は
早々に寝てしまうだけ
海鳴りを子守唄にして

たどりついた
ふるさとの
今朝の海 ....
僕の手で 頬杖をする君の頬

そのぬくもりが いとおしく

僕の目を 少し横から眺めてる

そのまなじりが いとおしく

僕の鼻 君のにおいを嗅ぎわける

その芳香が いとおしく
 ....
想いはつのる
ゆっくりと流れる時間
耳を傾けて音を聴く
誰かに向けての独り言
横になりながら
縦にうなずくと
だんだん
瞼が閉じていく
静寂が身体を包み
心がしっとりまどろみ
ゆっ ....
あなたに会えた街で目と耳をふさぐ 読みにくい歌詞カードに新しい翼生える 桃から生まれてないんだ無理をするな 余白のたっぷりある
読み物は心が和む

白い部分は
単なる余りではなく

空想だったり
誰かの想いだったり
空(そら)だったり

色んなものを
入れ替えられるから

あくせく ....
木の芽噴く
柔らかい温かい
心の中でそっと噴く
もう少しで春だから
のそのそとフリースも
脱ぎ捨てて
纏う風も暖かい
新しい生命の息吹
耳元でそっと
くすぐって
春の予感が心地良い ....
過去は霞みに沈んで
昨日しか見えないけれど

未来はもっと見えない
目前に現れ始めて気がつく
それが昨日用意されていた
としても

交わらない直線が
全て平行などとは思わないが
平 ....
視野の隅
磔刑の丘が緩やかに
空に溶けて行く先には何もない

君の指先は工場で品質を素早く読み取る
精密な器械でもあるが
ときにわたしを虜にしてしまう
哀しく白い造形でもある

時間 ....
「ハイジのおでこはアールデコ」

塾に行く子供たち 電車を待ち
丸い おせなで ゲームする
一番線に 白ヤギが紛れ込んでいますご注意ください
満員電車の中で みんな気付きません
二番線に  ....
友を偲びつつ
窓辺によれば
窓ごしに見らるる春の四方
散りし桜の梢
若葉の木々
去りし日の想ひ出が
木々の梢にいざよふ

友を偲びつつ
窓辺によれば
窓ごしに見らるる春の空
乙女 ....
生き抜く命であるために
海外での独り旅に駄賃を
ポケットに包んで
二十歳で渡った地球儀の向こう
できれば
旅先で覚えた
スラングで話したいよ

病気を乗り越えて生きるために
隣人の苦 ....
独り 楽しむ と記し
独楽(コマ) と読む

独り楽しむためには
独りで己を支えなければならない
独りで支えるためには
日々 回り続けなければならない

そして回り続けるためには
己 ....
正義と正義のせ
めぎ合い 置き
去りにされる血
と涙 見え透い
た手口のイカサ
マ 手札は不条
理のフルハウス
パンドラの箱の
隅を 爪楊枝で
つついているの
は いったい誰
 ....
1を3でわって
3をかけたら

だけど
1を3でわったら
0.3333・・・

0.3333・・・に
3をかけても
0.9999・・・にしかならなくて

どうしても1になれな ....
大きなひとかたまりの石の下
あたしたちはゆっくりと
水を
手放している

昨日より
今日
ことさらに
ひたむきに
あたしたちはゆっくりと
命というものを
凝縮させている
西の山に陽が近づいて
1日が終わろうとしていた
男は川面すれすれに延ばしていた竿をあげ
帰り支度を始めた
ゴカイを川に返し 椅子をたたむ
通りがかりの人が声を掛ける
 「連れましたかね」
 ....
とりどりの人がいる

顔、瞳、髪の色はもちろん
おそらくは心の中や
境遇までも

透明の涙が私を取り巻く重いものを流してくれる日もある
透明の涙が
さらに粘度を増して醜いゼリイになって ....
      まつげの重さに耐えかねて
      そっと伏せてはみるけれど
      わたしの瞳は夜をみる
      散歩の途中の道端で
      みつけたちいさな青い花 
    ....
青い扉の向こうに
雪原が広がっている
かすかなノイズ
そのなかに紛れるように
一頭の白い馬
あれはあなたが放した淋しい夢だ


指で触れて
夢だと知りながら
その長い首を抱きしめる ....
詩学園は人工惑星にあった
右手に夜で
左手に光があった

脳と繋がれず魂のみで生きていた
詩学園に属していた僕たちは仲良しの友だった

詩薀蓄の授業は必須科目だったから仕方のない潰し時間 ....
泡沫恋歌さんの自由詩おすすめリスト(4261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
如月町晦日界隈- もっぷ自由詩615-2-27
ロゼット・・・- tamami自由詩1115-2-27
ソックスと田んぼと菜の花と- 石田とわ自由詩14*15-2-27
ゴロゴロゴロゴロ- 宣井龍人自由詩9*15-2-26
流動体_【詩人サークル群青_二月のお題_「岐」への提出作品】- そらの珊 ...自由詩13*15-2-26
ジグソーみそ汁- 吉岡ペペ ...自由詩515-2-26
ひとつのうた- 灰泥軽茶自由詩615-2-26
魔性と化生- ただのみ ...自由詩15*15-2-25
さいはて- そらの珊 ...自由詩20+*15-2-25
頬杖- 佐白光自由詩4*15-2-25
かたつむりの夜- 灰泥軽茶自由詩715-2-24
あなたに会えた街で目と耳をふさぐ- 北大路京 ...自由詩315-2-24
読みにくい歌詞カードに新しい翼生える- 北大路京 ...自由詩315-2-24
桃から生まれてないんだ無理をするな- 北大路京 ...自由詩815-2-24
余白- 森の猫自由詩13*15-2-23
木の芽噴く- 灰泥軽茶自由詩415-2-23
近視- イナエ自由詩11*15-2-23
磔刑の丘に- 梅昆布茶自由詩1215-2-23
ハイジのおでこはアールデコ- るるりら自由詩19*15-2-22
想ひ出- 宣井龍人自由詩8*15-2-22
父よ- りゅうの ...自由詩7*15-2-22
独楽- ただのみ ...自由詩17*15-2-21
見学者- nonya自由詩17+*15-2-21
弱者- 金子茶琳自由詩1515-2-21
樽の中- そらの珊 ...自由詩12*15-2-21
平和を釣る- イナエ自由詩16*15-2-20
- そらの珊 ...自由詩14*15-2-20
瞬きを聴く- 石田とわ自由詩8*15-2-20
白い馬(あるいは青い扉)- 石瀬琳々自由詩16*15-2-19
詩学園の頃- 朝焼彩茜 ...自由詩11*15-2-19

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