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今宵の月は、燃えている
爆発を反復するプロミネンス
立ち上がる火柱に 閉じ込められている一車両の電車が
あらゆる過去と あらゆる未来の間で ゆれている

ゆくえも、ゆきさきも
よく、もえて ....
凹んだままもどらないこころを
あえて膨らまして生きている弾力をおもう

生きることに引きずり回され
足下がみえないまま歩をすすめて行かねばならない
立ち止まるわけにはゆかないのだ
それが残 ....
喧嘩した ただ私が勝手に怒っているだけ
あの人は 云えばわかってくれる 

されど 女には お願い解ってという想いが溢れる
特に不安定な時 お腹が大きくなってきている

私は怒っている 
 ....
本当が聞きたい あるものなら今ここで
僕の有限と君の有限の間で 不滅があると信じた
ずっと笑って指差して来たものを 君とだったから信じた

いつかは土に帰る
無かったことになる
五十年 ....
暖かな日差しを受けて
春爛漫の息吹を感じる
子供達の遊ぶ声が届く
大らかな芽吹きの声が
ここに春が来たことを
そよぐ風が告げている

悩み苦しみさえも嘘と
想える程暖かな陽射し
誰も ....
おんなが三人
テーブルを囲んで笑い声を上げていた
おとこは 
二つほどテーブルの間を置いて
ゆったりとコーヒーカップを口に運んでいた

おとこはおんなをこっそり眺めていた
週刊誌を読 ....
クーポン使って損をしている 高い授業料を払うと思って騙されてください 【まじか】

気が付くと
赤を塗りたくっていた
白い画用紙に クレオンの油の瘤が
浮き出てくるほどに
太陽よりも大きな赤が
あることを まじかに

もっとまじかに赤を ひきよせて ....
弁当を作りながら
異能する君は謎の生命体
昨日までの怒りと不満が
女のカタチに脱皮して行く
鉤爪は残したままで

朝は不躾に明るい破魔矢
夜明けの夢を葬り去って
吉凶を告げるかのように ....
冬の午後を
公園に置き忘れたので
急いで取りに戻った
言葉を頬張りながら
塾へ急ぐ子どもたちと
光速ですれ違いながら

公園に着くと
理科準備室から
そっと盗んでおいた
雲母の標本 ....
夕闇が嫌いな人たちは
原子力でそれを追い払う

宇宙から見る日本列島は
真夜中でもくっきりと浮かんで見える

世界中で一番明るい列島

誰がそれを見つめるのか
数十人のアストロノウツ ....
「意志の物理的力」よりも、やっぱり、
「心細くなった猫」の方を読みたいかなぁ。
「再生」は、
「蘇り」よりも積極的だ。 と、思いつつ、
「捨てたものは拾うな」を手にはとったが、買うほでもない。 ....
疲れ果てて
ひとりでボーッと昼飯を食べていたら
タカエちゃんから
ちっちゃな人形をもらった

富士子ちゃん?

えー知らないんですか〜
コップのフチ子ちゃんですよ〜

コップのフチ ....
目を瞑って鍵盤にそっと乗せるだけで
軽やかに舞い始める私の十本の指
やがて目の前にお洒落なショパンが現れて
揺れる私の肩をそっと抱いてくれる





「お母さん、私ピアノを習ってみ ....
 1
指先の吐き出す音は
宇宙で絡み合う
としても 
糸の無い繋がり
華やかな彩りも 
時の経過に
消える夜の虹
孤高の富士は
大地に根を張り
世界の山々と融合するけれど

彼 ....
誕生日
私の多面体の面が
またひとつ増えた

生まれた瞬間は
まんまるだったはずなのに
歳を重ねるごとに
ひとつずつ面が増えて

今では寄せ木細工にも似た
得体の知れない多面体 ....
石灰岩の岬で その木は咲いていた
岩礁を咀嚼する波しぶきで、真夏だというのに咲いていた 桜の木
あの花は  きっと永久の入り口を見たのだ

桜は黄泉を観ていた
泣いている人々のことは  ....
君はダイイング・メッセージをのこしていたのかもしれないが
わたしは自分のことで蹲ってしまっていて

予感もあったし想定内だった
また、かい(幾度目のため息だろう)

もう同じ名ではここへ来 ....
儚そうにしているので
水をあげる

儚そうにしているので
そよ風に頼んでみる

儚そうにしているので
歌って聴かせる

儚そうな顔をやめないので
そっと立ち去る


ものかげ ....
満開のソメイヨシノ

春の強い風に散り
工場のタンクや配管に
まばらな花が咲く

工場の町の春景色


自家不和合性のこの桜は
開花して
ソメイヨシノどうしで
受粉して結実 ....
<さよならのあと>
さよならと言えないでいるのは
さよならが辛いからではなくて
さよならのあと私ひとりで
さよならより狂おしいものが降りそそいできた時
それは必ず降りそそいでくるのですが
 ....
最近の子供は、外で遊ばない。
だからだめなのだ。
体も、心も、社会性も育たない。
家の中で、しょっちゅうゲームとSNS。
昔はこうじゃなかった。
最近の子供は、まったくだめだ。


 ....
コツコツコツ深夜の足音
ゴソゴソゴソ深夜の物音

何をしているのだろうと
訝りつつ目覚めれば深夜

安眠を妨げる足音や物音
決まった時刻に乱される

ドアを開け見渡しながら
誰もい ....
破裂した精神から
無数に咲き乱れる
色とりどりの気球
大気圏を目指すアストロノーツ

「僕らはこの星の火傷そのもの
 剥離する瘡蓋だ―― 」

 ――なのに捨てきれない!

抱き寄 ....
誰もが夕暮れには傾いて見える
家へ酒場へあるいは虚空へと

夕暮れに姿勢がいいのは
電信柱と案山子だけなのかもしれない

僕はきみに傾いてゆきたい
いつかきみの傾きとぶつかるまで
春風を聴きながら
英語の詞を追う
淡い面影を見出しながら
完結された物語のプロットを手で温めている

この説明のつかない衝動に
小さく恋と名前を書こう
もはや自傷に近い愚行だと
ささく ....
いまは幾度めの春なのだろう
遠い昔のような
つい昨日のような

子供たちもそれぞれに
この世界のどこかへ
紛れていった

いまも日々の食をもとめて
彷徨う身にも春はやさしい

な ....
空がこんなに青いのに
死にたいと嘆く 冷蔵庫101号室に住んでいるレモンなんてジュースにして
空のそらぞらしさなんて
御構い無しに たわわに実った 金柑の実を小鳥のようについばんで
よもぎのパ ....
君に会えないその時は
花でも摘みましょうか
それとも窓辺で
恋歌でも歌いましょうか

花占いももう飽きた
君は{ルビ何処=いずこ}の空の下
誰を待っているのでしょう

さらさらさらさ ....
泡沫恋歌さんの自由詩おすすめリスト(4259)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
赤い月の電車- るるりら自由詩13*14-4-16
弾力- 梅昆布茶自由詩2014-4-15
じゃがじゃが- 朝焼彩茜 ...自由詩12*14-4-15
遠雷- クナリ自由詩21*14-4-14
暖かな日差しに・・・- tamami自由詩1314-4-14
夕暮れのひととき- イナエ自由詩8*14-4-14
クーポン使って損をしている- 北大路京 ...自由詩514-4-14
高い授業料を払うと思って騙されてください- 北大路京 ...自由詩814-4-14
湧出鬼没__(三篇のオムニバス)- るるりら自由詩15*14-4-14
ハッピーマニュアル- ただのみ ...自由詩16*14-4-11
陽射し- 自由詩21+14-4-11
アストロノウツ- 梅昆布茶自由詩21*14-4-10
「ああ、私は・・・_と思う時」を読んで- 空丸ゆら ...自由詩1214-4-10
コップのフチ子をもらった- ichirou自由詩17*14-4-9
頼りないショパン_不器用なベートーベン- 夏美かを ...自由詩30*14-4-9
夜の蜘蛛- イナエ自由詩13*14-4-8
多面体- nonya自由詩27*14-4-7
【嵐】_根を張る- るるりら自由詩16+*14-4-7
にゃーご十匹- もっぷ自由詩314-4-7
その花は- もっぷ自由詩914-4-7
恋い焦がれてソメイヨシノは咲く- ichirou自由詩15*14-4-5
さよならのあと_など四篇- クナリ自由詩2*14-4-5
バブルス_チルドレン- クナリ自由詩10*14-4-5
足音・・・- tamami自由詩1714-4-5
地球詩人- ただのみ ...自由詩24*14-4-4
夕暮れ- 梅昆布茶自由詩2514-4-4
恋と創作- モリー自由詩4*14-4-4
三毛猫のうた- 梅昆布茶自由詩1914-4-4
ちいさなコントラバス- るるりら自由詩21*14-4-3
花曇り- 未有花自由詩20*14-4-3

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