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一滴の言葉が零れて戯れる水面
幾つもの円が現れて小刻みに揺れている
小さな痛み
やがて拡がっていく苦しみ
透明な水も湖底の泥に掻き混ぜられ
無邪気に太陽を愛したあどけなかった言葉も
汚 ....
はき古した靴を空に放って風を聴く

はだかの馬が雲となって駈ける野に花をさがす

ひかりを混ぜ合わせていろをつくる
まだ名前のないいろを

いつももちあるいている心のスケッチブックに
 ....
1km四方のプールの真ん中で
溺れたふりをしている男
水深はせいぜい膝小僧くらい
懸命すぎるバタ足で
足の親指の生爪を剥がしたのは
まったくの誤算だった

プールサイドのデッキチェア ....
ひとりでダンス?
いいえ
風がわたしのパートナー
わたしを見つめてください
あの方の姿が
見えてくるでしょう

わたしは木
いいえ
わたしは奇異です奇行です
見えない何かを
可視 ....
どうして
アスファルトで覆ったのでしょう
芽生えようとしていた希望が
誰にも知られず
死んでしてしまったら 
訪れた春は悲しむでしょうに
駅への近道

公園を横切ると 目に留まる

散歩道の脇にベンチがある

憩いの場であり ホッ とする空間がある

勤務中の サラリーマンが ホッ・・・

犬に連れられた 散歩中の人 ....
「グループ面接で隣になった子が
 めちゃくちゃ噛んでて
 おまけに声が小さくて
 もうホントにやばくてサ
 どうしようかと思ったけど
 心の中で、頑張れって応援するしかなかったサ」

今 ....
とても不思議だか
とても当然だか
わからないのだが
実は
自分しか存在しない
と思っていた
息を止めて
目を閉じて
瞑想して
苦しくなって
ブアッと吐き出して
それは
みな僕な ....
 朝靄の木々の中を歩いてゆく。
 無言の挨拶をうるさく感じている。
 今再びの予兆にただ独り、俯き、
 それでも精神は前を向こうとしている。

 透明なピアノの音が遠くで鳴っている。
 ....
こどもが寝ている
夢を掴みそうになって目が覚めたら
こどもでなくなってしまったあさ

等質に毎日は来ないんだし
まあてきとうでいいやという訳にもいかない

家を出る前におとなのふりをして ....
見えなくなった
何もかも
熱帯雨のような景色のなかを
蚊が飛んでいる
飛蚊症なんだって

読めない
書けない
意識がまとまらない

網膜はく離の前兆とかもあるんだって
頭痛、嘔吐 ....
かつて激しくなにかになりたいと
想ったことがあっただろうか

自分以外のだれかになりたいとはいくども考えたが
それはクラスの席替え程度の安易な願望にすぎなかった

ラモーンズのコピー親父バ ....
一人前 たまご三個は使いたい
これは食べ盛り男子向きなのだ
たまごを割ってボウルに入れ
醤油をたっぷり入れる
過ぎない程度に良く混ぜる
どんぶり飯に乗せて食べるのだから
しょっぱいくらいが ....
心地良い朝を吸い込んだら
迷子のオキシダントが
途方に暮れているのが分かった

悔しすぎて歯軋りしたら
心配性のフィブリノーゲンが
身構える気配を感じた

本当を言い当てられて黙っ ....
梅の香りに妻が風呂敷をかけた。風呂敷は青いビニールシート。数字が日にち。逆算しなきゃ。それさえも忘れた。子供たちがぼくとおなじ高さにいた。妻がタッパーからみそ汁。それをこぼす。ひるがえって青空。どきど .... 私は折り畳み傘が好きだ
しゅっぽと傘を広げるとき
そうっとわくわくする

それはマジックのようで
手を広げれば花束や
白い鳩が出てきそうな予感がする

それはまた魔法のようで
手を広 ....
無影灯の下で
 (あるいは 河原で 砂漠で)
鶯色の神々にかこまれ
 (あるいは 烏色の悪魔に)
無防備に横たわる

切り裂かれる皮膚
晒し出される内臓
 (生きものの命を掴んだ少 ....
風を切って歩く彼女は海沿いの歩道で
潮風に吹かれて軽く咳き込んだ
夕暮れと工場の煙 涙目になって
あの日とあの日の出来事を思い出してる

国道走る彼はつめたい空気に慣れ始め
耳を切るような ....
     まっしろなカップに
     夜が満ちる
     からっぽなわたしは
     真っ暗な部屋で
     夜を見つめてすごす
     安堵のなか
     ごくり ....
胸に枕を敷いてうつぶせになって寝転んでいた。

そして自分の指を見ていた。

あんまり近すぎてぼやけた指だった。

あんなことのあったあとだ。

しばらくこうやって気を静めていよう。
 ....
YESと言ってもNOなの

NOと言ってもYESなの

わかってよ

明日は雨になるかもしれない
青い空がおいでって私を呼んでる
ずっと夢見ていた旅立ちの日

春の風が何度も私をせかして
早く早くって言うけれど

飛び立つにはけっこう勇気がいるのよ
心臓がドキドキして今にもはじけそう ....
ハムすき〜!

叫んだポニョがうらやましかった
私も
ハム好き〜!

叫んでみたかった

だけど
ハムの裏側にある
添加物の数々を
確かめずにはいられない
そうして
ハム ....
ぼくは祖父ちゃんによく似ているらしい。

子供のころよくそう言われた。

祖父ちゃんは島で暮らしていた。

釣りとかカブトムシ狩りとか教えてもらった。

祖父ちゃんは昼間釣りをしていて ....
灰色の道の上に
ひとつの疑問が落ちていた
ずいぶん昔 この胸に生まれ
しなやかに若木のように育ち
そして出て行った
いつか答えを見つけるのだと
朝の光が包む白い道を
振り向くこともしない ....
夜、部屋に帰って来ても
朝、起きても
置いた物は
みんな
置いた場所に
ある

一人 なんだなあ
自由 なんかなあ
紙箱に仕舞われた
細いヒールの靴を
何十年かぶりに取り出す
一歩
二歩
あまりの痛さに
これはもう私の靴ではないと
知る
おそらく知っていたけど
今日、知ったことにする

おそろ ....
手ではない何かが動いて
君ではない何かを引き寄せた
恋という記号を剥ぎ取って
唇ではない何かが貪った

唇ではない何かが動いて
名前ではない何かを呼ぶと
君という記号を脱ぎ捨てて
 ....
夢中で追いかける姿が かわいくて

手を振って スピードを上げてしまう

いつのまにか 意地悪をしている 自分がいる

初恋の相手に 意地悪をした記憶がよみがえる

意地悪でしか 愛情 ....
月の表面がつるつるであったと信じられていたころ
自作の望遠鏡での観察で月の表面がでこぼこであることを発見した
ガリレオ・ガリレイ

プトレマイオスの天動説はキリスト教神学オフィシャルサイトの既 ....
泡沫恋歌さんの自由詩おすすめリスト(4261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アラベスク- 乱太郎自由詩12*15-3-8
- 梅昆布茶自由詩15*15-3-8
呪縛- nonya自由詩10*15-3-8
ダンス- ただのみ ...自由詩14*15-3-7
舗装農道- イナエ自由詩13*15-3-7
ベンチ- 佐白光自由詩2*15-3-6
星に願いを- そらの珊 ...自由詩11*15-3-6
エスキス4〜生まれた人- 宣井龍人自由詩7*15-3-6
戸惑い- ヒヤシン ...自由詩8*15-3-6
こどもの夢- 梅昆布茶自由詩1115-3-6
計器飛行- たま自由詩14*15-3-5
夜が零れる- 梅昆布茶自由詩15*15-3-4
親父とわたしと息子- ただのみ ...自由詩25*15-3-4
かものはし- nonya自由詩19*15-3-4
8ジグソーみそ汁- 吉岡ペペ ...自由詩415-3-4
折り畳み傘- 灰泥軽茶自由詩1215-3-3
幻死_- イナエ自由詩8*15-3-3
タイムスリップ- uminoumi自由詩215-3-3
月なしの夜に- 石田とわ自由詩19*15-3-3
7ジグソーみそ汁- 吉岡ペペ ...自由詩815-3-2
YESと言ってもNOなの- 北大路京 ...自由詩415-3-2
たんぽぽ春のパラシュート- 未有花自由詩16*15-3-2
窮屈な食卓- そらの珊 ...自由詩9*15-3-2
6ジグソーみそ汁- 吉岡ペペ ...自由詩415-3-1
灰色の道- ただのみ ...自由詩22*15-2-28
置物- 金子茶琳自由詩1815-2-28
靴を捨てる日- そらの珊 ...自由詩1215-2-28
舞踏- nonya自由詩14*15-2-28
猫じゃらし- 佐白光自由詩4*15-2-28
ガリレオの星- 梅昆布茶自由詩1615-2-27

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