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剥げ落ちた扉を開くと
空気がなかった

起き上がりまた転ぶ女の子が6人いる
女の子の顔は皆同じで
僕の記憶の中でそれは一つしかない
満ちたものの
嘘は知らない
ことにするよ

私の奥の奥の
空間は私の空
であって私の
大地なんかで
はないからね
喋ってはいけない夜よはやくはやく
ぼくらは一人一人潰されていく
空気をすうようにかおをあげると
そこだけが赤くあとは青い
ぼくらは祈り祈られる
望まない死を望むようになるまで
共に感じていることは
なかった

この10年
私は私の内側を
作ろうとした

それは
他者が
私をわかろうとすることを
拒否するためだ
世界はわたしを愛してはくれなかった
わたしの愛は拡散して
ついに世界を愛するようになりました

世界はわたしをなぐさめなかった
わたしの中のかなしみは
がらんどうの宇宙にぽっかりと ....
うすく引き延ばされたホームに
ひらひらと電車が滑り込んでくる
ふっくらと炊きあがった白米は
やがて降ってくる灰の中で
天井を見上げる事になる

つり革の向こうに
Hello, world!

こんにちは世界

あなたのことが
好きでした
「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」
「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」
 ....
思想がない
煙草を吸うことも

通りを歩くと
そこが表の道だったか
裏通りだったか
もうまっくらで
風の音ももちろん
タイヤを削る
だけで

空中を
あるいていたら
仏様にあ ....
このせかいをみつめて
だまって泣いている

それだけが
神さまのできること

このせかいをつくった
小さな神さまの
あなたの命をください



終電間際のホームに
滑り込む光の溢れる
車内から

私たちは聞こえる事も
ない声を聞いた



わたしたちの命は
こうして
汚泥のよう ....
柔らかい陽射し
を想像して
パンを齧る

粉々に別れて
散っていく
皿を飛び越え
ぽつぽつ
ぽつぽつ
破片が
 離れる
  飛び散る
 近づく
離れる
 破片が
  近づく
 離れる
飛ぶ 落ちる
 触れる 消える
破片が   消失する
 破片が   消え去る
破片が   同一 ....
時計の針がない
改札の駅員も消えた
バイトの面接にいった。それだけで脳から鉄の匂いと鉄の味がするくらい疲れた。実際今もさびついた鉄の歯車が俺の脳内をギシギシいいながら回っている。そういえば俺は今生きてるだけで疲れているのだった。みんな軽 .... 神様をよくみたら

ソリトンだった
はるなさんの佐藤伊織さんおすすめリスト(16)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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祈り- 佐藤伊織自由詩3+15-10-3
雑記- 佐藤伊織自由詩315-9-6
世界- 佐藤伊織自由詩513-2-2
- 佐藤伊織自由詩213-1-18
Hello,_world!- 佐藤伊織自由詩213-1-14
無数顔- 佐藤伊織自由詩212-12-9
ゆっくりと- 佐藤伊織自由詩512-11-12
もういちどこのせかい- 佐藤伊織自由詩412-11-3
地下鉄- 佐藤伊織自由詩212-9-22
パン- 佐藤伊織自由詩212-6-1
破片- 佐藤伊織自由詩210-9-5
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歯車- 佐藤伊織自由詩310-7-3
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