(孤独を知りたい)
その声のする方へ
足を向けると
ビル街から住宅街に迷い込んだ。
そこでは人々の匂いはあるが、
人の姿はなく、
窓辺から聴こえてくるやかんの音と、
乾きき ....
何もない一日 雲を泡立てて貝殻模様のカップを洗う


花の雨 眠るわたしのこめかみにふれているのはくちびるですか


モノクロのアネモネきっとあなたならうすむらさきを選んで写した

 ....
という訳で、と 切り出してもて わかる方は解るくらいに 回数を重ねてきた
るるりらのお祭りのお知らせです。

わたしたち 現代詩フォーラムのすべての参加者は、詩を介して より幸せになりたいと ....
人を励ますような詩は
死んでも書きたくありません。
そんなことは
その人の
家族や友達や恋人や
知り合いに任せたらいい。
日常にある
雑誌や映画や漫画や小説が
切り取ることのできなかっ ....
おとなになれなかったこどもは
おとなロボットに乗った
大きくて頑丈 パワーがあって
こどもには持てない武器をたくさん搭載していた
こうしておとなロボットは戦場へ出て行った
いったい誰がおとな ....
白い箱の中に眠る君は
桜の化身

雨に濡れて
君がひらひら
落ちてゆく

白い箱の下には
僕がいて
僕もひらひら
落ちてゆく

あらゆるところ
あらゆるときで
君は ....
祝砲に実弾使うバカがいて隣の村が地図から消えた 雉鳩が鳴いている
塀の向こうを首が歩いていく
頭の中では鶴がうまく折れず
車輪がふらつく

「ぼくらの世界はたんに神の不機嫌、
 おもしろくない一日、
 といったものに過ぎないのだ」
 ....
上に向き過ぎてる証明写真だねくるしいことはしらずおねむり


はいこんにちはー元気にいいましょうご褒美あげますスタバののむやつ


ばかみたいこっちみてない証明写真など受理はで ....
優れているということ
それは一つの棘であるということ
鋭く探し当てどんどん前進していき
多くの人の自尊心を刺してしまう危険な棘であるということ

優れているということ
それは自 ....
初めてから25年
若い頃には考えもしなかった
年令になった

想像できなかったなあ
あの頃の私なら
今の私を変な目で見てしまうだろう

過ぎた年月を経験と言い換えて
歳を比べてみたっ ....
雨にも負けないデクノボウだった。欲もなく、慈悲に満ちて、多くの人を助けながら、名誉を望まなかった。高潔でもなければ人格者でもない。ただ純粋な心を持ち、朴訥に生きていた。そう、彼は悪魔だった ....


えぇ、ご指摘の通り、これはシベリアンステップの凍土に眠る名もなき独逸の冒険家が手首に巻いていたスカァフです。それはさておき私の話をまずお聞きなさい。





一小節、まだ ....
 私は成熟を渇望していた。若者特有の傲慢な自己中心性の檻から早く脱したくて、自らを華麗に相対化してしまいたかった。だが、いくら焦っても成熟するのは気分だけで、一向に本体が成熟しなかった。いくら .... 身を揺られ目を瞑る
錆びれたバス停を目指せ
あの町へ帰ろう

違っていく俺
変わりはしない風景
ただ少しずつ消えていくんだ
はじめから無かったみたいに

廃線のトンネルも
神社の階 ....
かぞえきれない かなしみを

りょうてで かぞえて みてみたい

ゆびおり かぞえる ここのつ とお

そしたら いちから また はじめ

それぐらいで ちょうどいい

かかえきれ ....
雪が腕を広げ手のひらを広げ囲うように降り続いている病気にならない生き方を選べば
お爺のように息を止め時々息継ぎをするようにお酒を飲めばよかった目を閉じると頭の南側で日照りだった畑が病のように花を咲か ....
イカサマを見抜けない賭け油照り 歩く。歩く。。
歩いても。歩いても。。ピリオド。。。
真夜中の買い出し 捻挫した足で歩いても 恵方はない。

八方塞がりな時は天が空いている、と、
見上げた闇夜は 三日月の薄笑い。  ....
夢中になってしまうのは過去の自分との対話。昔の日記帳に綴られたもはや綴ることのない甘い苦しみが、私にその混乱を届けるので、今の私は軽やかに処方箋を手渡す。私の成長は降りかかる災厄に応対する ....  ささがきに思い出すのは小刀で鉛筆削った美術室/午後

ごぼうのささがきは、どこか鉛筆の芯を削ることに似ている。
違っているのは、ごぼうに求めるものは皮と実の部分であって、鉛筆に求めるものが芯の ....
つい涙が出てしまうのは、思い出が夕立のように降って来たとき。思い出が大地を少しずつ削り、大地の裂け目からやがて泉を探り当ててしまうとき。孤独の泉、傷心の泉、夕立は私ですら忘れていたような泉をつ .... F1のテーマくちずさみながら教習車に乗った どうしようもない孤独が天井を塞いでいる
今夜わたしは何もかも捨てて森へいきたい

成しとげることも果たしあうこともなく
ただぶらさげてきたこの腕で
獣の皮をはいでみたかった
その夜の静かさ ....
青い扉の向こうに
雪原が広がっている
かすかなノイズ
そのなかに紛れるように
一頭の白い馬
あれはあなたが放した淋しい夢だ


指で触れて
夢だと知りながら
その長い首を抱きしめる ....
タラップが外れて
四基のエンジンの
高音と共に
涙する風切り羽
揚力のうまれるままに
生活の足場を
芥子粒ほどにちいさく
後ろへと
吹 ....
自覚していない欲望を、引きづり出して見てみたい。
それを誰かに上手に説明できるようになりたい。
どんな色でどんな形なのか。どれぐらいの大きさなのか。それに首輪を掛けて(そもそも首はあるのか)近所を ....
ぐるり50センチほどの脳裏にある
あの日の、その場所に
もう行くことができない
がらんと口を開けた
灰色の校舎の入り口に立ちすくみ
背中からは夏の午後の日差しが
人の形 ....
黒煙に踊る鳩の羽 ライトに射抜かれ
狙うガラスの破片 ギラリとゆきずり
踏まれ踏まれたガム 黒く鈍く

怒涛の雑踏 足足足顔顔顔
放置自転車の屠殺場 影に 


ペンキの剥が ....
草を刈り庭に野菜や花の種蒔いて見つめる未来の景色

同窓会十年間を埋める笑み見た目は違うでも根っこは同じ

花たちが歌っているのは平和の歌悲しい人に届く愛情

花畑愛と光が溢れ出す心のゆと ....
深水遊脚さんのおすすめリスト(1240)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
住宅街- あおい満 ...自由詩11*15-7-20
詩歌集「うずく、まる」より自選十五首- 夏嶋 真 ...短歌14*15-7-4
★七月七日十七時七分七秒★七夕祭のお知らせ。★_- るるりら自由詩10+*15-7-2
共感はいらない。- 左屋百色自由詩5+15-6-3
おとなロボット- ただのみ ...自由詩23*15-5-30
桜の身- 瑞海自由詩3*15-4-2
祝砲に実弾使うバカがいて隣の村が地図から消えた- 北大路京 ...短歌415-4-1
新鮮たばこ- 春日線香自由詩1*15-3-28
証明写真受理- 初谷むい短歌2*15-3-27
優れている- 葉leaf自由詩415-3-21
こんなセックスも良いんじゃないかな- 中原純乃自由詩5*15-3-17
悪魔- 葉leaf自由詩115-3-11
群像- 飯沼ふる ...自由詩5*15-3-9
フレーム- 葉leaf自由詩215-3-9
思い出症候群- 捨我自由詩215-3-8
ちょうどいい- コトバス ...自由詩2*15-3-2
_- ズー自由詩4*15-3-2
イカサマを見抜けない賭け油照り- 北大路京 ...俳句115-3-2
「鬼」。。。- 為平 澪自由詩8*15-2-24
夢中- 葉leaf自由詩3+15-2-23
夜更けの紙相撲・如月のきんぴら- そらの珊 ...散文(批評 ...9*15-2-21
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白い馬(あるいは青い扉)- 石瀬琳々自由詩16*15-2-19
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記憶の雪だるま- 宮木理人自由詩4+*15-2-17
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