飛び立った鳥の行方を捜してる 夜に焦がれて夜に怯えて

いつだって夜は味方じゃなかったし別れの電話も覚悟してたし

アイドルと政治家が並ぶ深夜枠誰も嘘つき誰も正直

真夜中のテレショ ....
返信! しづらい!
お前からのメールの前で俺は立ち往生する
返信! しなきゃいけないのに
返信! してお前を助けなきゃいけないのに
俺はメールが打てない お前を助ける有効な対策が打てない
お ....
静かな夜には
聴こえない声に
耳を澄ませて
実らない夢なんか
虚空に放り投げる

ずっと 
心の砂漠を彷徨ってきた

スタンドを消して
遠い町に住む
あなたにオヤスミをいう
暗 ....
詩は暇つぶしだと言ったら
あなたは怒るだろうか?

だけど 考えてもみてくれよ
暇のない人生というものを?


詩のなかで

説教を垂れるのもいい
悪態をつくのもいい
泣き崩れる ....
潮騒
の果てに
祈り御達の呪文
あなたになっていく
沈黙

海辺
風化した
軌跡や誰かの舞踏
あなたになっていく
海風


どこまでも、空
果てを描かなければならない ....
自民党の新総裁が選出された時
行きつけの喫茶店では
新総裁に対しての悪口が店主によって激しく語られていた
そして僕は投票に行ったことすらない
毎日の安らぎのひととき

熱さが肝心

やかんの蓋がはねるぐらいまで待って

コーヒー大さじ二杯

砂糖大さじ一杯半

マグカップにお湯がはねるぐらいの勢いで注ぎこむ

そこへ ....
美術の造形で手の形のを作った。
更衣室で皆で
蹴って遊んでいた。
そうしたら私の蹴ったのが

友達の目の上に
当たってしまった。
縫ったそうです。
傷は一生残っている

とても大切 ....
9月からアメリカの小学校に入学した娘
2日目の朝吐き、早くも欠席
3日目お腹が痛いと昼前に早退
4日目から毎朝目が覚めると学校に行きたくないと、泣くようになった

「なんで行きたくないの?」 ....
目的などなかった
最寄りの寂れた無人駅から
たまたま通りすがった赤錆の列車に乗った
血の乾いた衣服はぼろぼろにほつれ
おそらく僕はひどく青ざめた顔をしていただろう
幸いにも乗客はほかにいなか ....
あなたに感謝状を差し上げましょう

ありがとう!

宝石のような言葉で
私を輝かせてくれる
あなたは素敵なペテン師さん

ありがとう!

負けず嫌いな私は
いつも敵を作ってしまう ....
胡桃型の発狂は九番目の恋人に発情を齎し
ホモセクシュアルの天使がバイクを走らせる
地下にあるロッカールームには肌色の罅
誰かが私を殺す音がする
それは聖母の歌声、ヴェルヴェットのゆ ....
 お元気ですか。こちらはひとしきりの雨が降って

家の前の坂道が下痢をしたように濡れています。

あなたが居なくなってから、ずいぶん考えましたが

とてもせいせいしました。

ところで ....
往来へでて
てきとうな影をみつけては持ち帰るが
どれもやはりあなたではない

晴れた日には
いつもより多くの影が行き交うが
どれもやはりわたしではない

くもりの日
沸点をこえた ....
           

光にはつるもの
光の布陣
永遠を誘う掌
海潮の平穏な媚態に
永遠の性的な意匠を求めて
無限の荒野を垂直に流れる虹
記憶の曖昧な過程から現‐視野の実存へ
光が ....
新聞の一面に幼い灰色の無知が滲む

 私の人生に関わるのは かすり傷程

世の中の出来事 私に関わりのないと言い切れない

 無関心でいられない 少し暇な時間に

世の中の出来事を 
 ....
楽園だと思ってたどり着いたところには
泥土と瓦礫がただただ、広がっていて
許してください
と言っていた

なみだで労って
構わないからと応じ
でも本当はとても
かなしかった

労い ....
ほかでもないあなたと
どうしようもなくなりたい
雨の日に雨だれを数えながら飢えていくのもいいし
乾いた日に蟻をつかまえて拷問するのもいい
湿った毛布のなかで賞味期限の切れたひき肉みたいに絡 ....
泣き疲れた夜に
窓から零れる銀河の小石を
硝子瓶に詰めて抱いた

おもてでは大人たちが
ぱりぱりと均等な音をたてている
かすかに聞こえる密やかな声は
何を話しているのか知れない
 ....
「おかあさん あの人 飽和してるよ」と
小学生くらいの子が僕を見ている

「大人になると 何人かは ああなるのよ」と
お母さんが僕のほうを見て子供に説明している

    ※

胸の奥 ....
いつも同じにしてるのに

甘い日と

苦い日

傘を持っていっても

いかなくても

はずれそうな空

 一杯だって

 同じ珈琲はないんです

しても

しなくて ....
二十五年前のある日
おとうとの幼稚園の授業参観に行った母が
苦笑いしながら帰ってきたことがあった
なんでも恥をかかされたらしい
その日のテーマは
「お友達に手紙を書く」というものだったのだけ ....
電車は遅れてやってくるだろう
通勤客も 学生も
深く蔭を巻く階段の一足ずつを
うつむいて上っていくだろう

すべて死すべきもの
と歌われた地上で
今日もなお月は
広がる木々の枝々に黄色 ....
遺跡に夏
かなしいね


雨で死者が見える。
孤独はあたたかい
闇はあかるい
しずかに私をつつみこんでくれる
そしてその中で胎児のように眠るのだ

罵倒や嘲笑・裏切り・暴力
全てから私を護り
私の存在を否定しない
理想的な母親のよ ....
{引用=蝶をつくる手がはぐれてしまう
                         簑田伶子}



「ほら、海!」ときみがはしゃいだ時は過ぎ埋め立て地にて描くあの夏


幼さや日 ....
私たちの星についての知識はすべて間違っていた、と
ようやく人びとは悟った



ほんとうの、私の不思議
ひかりの造花とは、いったい何なのか?
夜明けの湖のように
ゆっくりと色を変えまた ....
女=悪 放課後の教室で男が女に語らう
http://ana.vis.ne.jp/ali/antho_past.cgi?action=article&key=20030829000039

{引用 ....
例えば
なんて言えば
何もかもが憂鬱になるから
そんな日は
空を見上げて
思いを揚げる

どうせ
なんて言えば
すべてが空虚になるから
そんな日は
目を瞑り絵を描く

も ....
   

人々が真剣になる時
俺は最もふざけた格好をして出て行って
人々を一つ、クスリと笑わせてやろう
人々は俺を見てゲラゲラ笑い
「道化、これをくれてやる」と言いながら
俺に十円玉を投 ....
深水遊脚さんのおすすめリスト(1240)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜(或いは希望或いは絶望)- 永乃ゆち短歌3*12-10-3
へんしんしづらい- 新守山ダ ...自由詩1312-10-2
【_静かな夜_】- 泡沫恋歌自由詩14*12-10-2
暇つぶし(あるいは、暇のない人生)- まーつん自由詩11*12-9-28
海辺にて- うめぜき自由詩812-9-28
無味乾燥- 番田 自由詩212-9-27
インスタントコーヒー牛乳- 灰泥軽茶自由詩10*12-9-27
美術- ペポパン ...自由詩6*12-9-23
‘義務’という言葉をまだ知らない娘へ- 夏美かを ...自由詩17+*12-9-23
dialog- 紅月自由詩612-9-22
【_感謝状_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-9-20
ピエタ- 青土よし自由詩212-9-19
拝啓_くそったれアベニューのあなたへ- 高原漣自由詩2*12-9-18
- はるな自由詩6*12-9-18
弦月- empty自由詩412-9-18
無知の滲み- 朝焼彩茜 ...自由詩8*12-9-17
楽園- もっぷ自由詩512-9-17
- はるな自由詩1212-9-16
祈りというには小さすぎた- peau自由詩7*12-9-16
「飽和する」- ベンジャ ...自由詩4*12-9-9
- 三田九郎自由詩5*12-9-8
おとうと- 夏美かを ...自由詩26+*12-8-27
すべて死すべきもの- オイタル自由詩4*12-8-26
- 自由詩3*12-8-26
あたたかい孤独の中で- れもん自由詩912-8-23
庭を散布する- 本木はじ ...短歌212-8-18
造花のブーケ- kawa自由詩212-6-23
女=悪_放課後の教室で男が女に語らう- 只野亜峰おすすめリ ...112-6-20
言葉吐き- もずず自由詩312-6-19
道化の還り道- yamadahifumi自由詩712-6-13

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