すべてのおすすめ
若葉道歩けば赤い靴きれい
残業のビルの明かりも聖夜の灯
キスしてる画面の隅に冬の蝿
絶空の 耳裂く声に 黒とんぼ
滴りの一粒地球削る音
イカサマを見抜けない賭け油照り
デリヘルで父娘再会夜半の冬
セロリ挿す血潮の如きカクテルに
冬野原こがね足跡きつね罠
名ばかりの光の主の枯れ穂かな
屋根に散る月の尾羽の騒がしく
眠りにて眠りにつもる眠りかな
生も死も ....
豆御飯思考を停止させる美味
風鈴が白壁の街濃く染める
アイスティー瀬戸の小島で一休み
刑務所の外に広がる蕎麦の花
鯉のぼり静寂好むはずがない
睡蓮が開く音さえないしじま
凜とした春の神社に神の声
薫風に背中押された迷い人
雨蛙気が短くて飛び回る
短夜に潜む魔物と目が合った
薄氷足場が悪く見える闇
草餅とお茶を交互に無駄話
新入生地に足をつけぶれてない
編集でなんとでもなる入社式
冬枯れの枝が突き刺す昼の月
++ 雲のころ。。。 ++
水のひら指先潜り鰯雲
｛取消＝雲の川街道並木に落つ銀杏｝
冷ややかな風に身を濯ぐ日溜まりで
秋浅し射し日の強さや汗拭う
ちろろむし耳に涼し ....
1.草餅か
香りなつかし
農家にて
1999年5月作
2.バフンウニ
食道楽の
母ありて
1998年11 ....
1.老いてても
おしどり夫婦
軽トラで
1999年8月作
2.冬の空
てくてく歩く
人を見て
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