風の冷たさと
周波数の長さ
変調
及び
同一の周波数

煙草の味が
変わったなら
また節気が
刻まれた気がした

肌寒さに
息を潜め
かけられている
バイアスを思う

 ....
先生、私ファンタジーが書きたいです
現実のうらみつらみごとくさいものや自傷自虐自意識性狭窄や無節操な欲目や退廃堕落どろどろだらりんや排泄物じみたものとかこととか虚無的悲観などとは、無縁な ....
雨や風にさらされて
月日が過ぎて
崩れては消えてゆく

光と影の浮き沈みで私に語りかけ
三味線を鳴らし唄うのは石の像

笑っているのか
哀しんでいるのか
なんだろう
くすくすとささ ....
 言葉は釣針
 この胸の泉から
 秘めた思いを、釣り上げる

 言葉は銃弾
 憎しみを込めて撃ち
 いつか、その報いを受ける

 言葉はスパンコール
 貧しい心を飾りたて
 目抜き ....
潮の匂いに
咽返るように
薄っすらと目を開ける
密閉されていると言うのに
滲み出して
すぐに染まる

手を伸ばして
助手席の地図を
掴もうとした時に
ダッシュボードから
エアコン ....
あんまりにびしょびしょで
かまわないまま
それがなにかも気にせずに
奪いあったものだから
愛みたいにおもってしまう
ただのセックスを
それ以外のかたちにくり抜こうとしたから
からだは ....
化粧箱や封筒の
中には宝石があるものだと
女の子はそれくらい知っている
馬の形をした雲を追いかけて
知らない道を行くと
その細道の先には橋が続いて
途中、別れの言葉を思い出して
しゃくり ....
太陽に守られ光浴びている君の視線が昨日より熱い

友達の瞳が少し哀しそう「何かあったの」と聞きたい気分

寂しさを見せないようにする笑顔君は隠し事出来ない性格

枝豆を食べ始めると止まらな ....
かげろうみたいに
日々は
嘘になるから
それなら
特別うすく
上等のにしよう
むこうがわが透けてみえるような
いつでもそれが
透けてみえるような
東京へゆくな


ふるさとの悪霊どもの歯ぐきから
おれはみつけた 水仙いろした泥の都
波のようにやさしく奇怪な発音で
馬車を売ろう 杉を買おう 革命はこわい

なきはらすきこりの娘は
 ....
目的を持って生きている
やること全てが豊かな自分に変えて
人生の階段を上り幸せになる

生きるという旅は続く
誰とも違う道を楽しむ旅

人に合わせても仕方ない
自分だけのオリジナルを生 ....
【記憶の塩漬け】
 



すべての壁は白い  それぞれの壁が白さの中にも蔭を落し
直線で構成された 迷路
一陣の風がふいて 一粒一粒の白砂が
皺やよじれとなり集まり
 ....
知ったようなことを
ほざくのが
気持ちよくてね

その代償は
賢者からの軽蔑

ハイヒールの踵で 不意に
背中を蹴られるような気分さ

気の利いた冗談を
言えるようになりたいんだ ....
海風にめくれる詩集さらさらと夕陽が射せば金が散る窓


夕立が過ぎて誰かを恋しがる覗く青空痛みにも似て


潮騒が胸裡に満ちてはなれない朝に夕べに打ち寄せる君


かなしみは魚のよう ....
生まれた事は偶然事

死ぬという事も偶然事

生きるとは社会習慣と「大いなるもの」に服従する事

生きる事は耐える事であり、死とはそれからの解放

しかし、例えそうだとしても、死の後の ....
 コーヒーをひと口飲んで皿に戻し、窓の外を眺めていたら思い出
したことがある。
 遠い昔、私が小学生の頃に読んだ『ばらいろの童話集』のこと。
ラング世界童話全集(東京創元社刊)の第2巻だった。こ ....
自然を
観察する
自然は
私を
観察する
夏が庭先に 

   影を落とした



それを拾って 

   届けてやると



 落としたんじゃなく

    捨てたんです



そう言って夏は
 ....
本を読むのが日課
活字にはひとつも希望が詰まっていない
友人たちの成功に
心を厳しく墨で塗られては
それでも知識を蓄えねばと
狭い部屋で魂を受験に売り飛ばす

家族は私が楽をして ....
{引用=
奥は暗くておそろしければ… 和泉式部

ふいに戸を閉められて
暗い場所に置き去りにされてみれば
息をするのもままならぬほどで
手探りで進む手に
布がひらひらとまといつく
天 ....
ありのままをみせる蟻はいないけど、わたしたちはあるがままに暮らす人だったので、ゴシック体でゴシップ斜め微笑み返しでお互いの口の中へウィスキーボンボンを放り込み、舌べらで潰しあった。薄っぺらな唇を噛んで .... 一面の青と青と青

どこまでも広がるそれに

羊たちが跳ねる


迷える僕らは

それでもただ夢中になって跳ねる


最終目標とか

そんなものはなくて

すべてを越え ....
毎朝 電車に乗って仕事に行く
ある朝 いつものように電車に乗り込み周りを
見てみると(私は常に立っている)

座席の一番端にひとりの精悍な顔つきの企業戦士といった
雰囲気の中年が座っていて
 ....
「リンゴの味覚はリンゴそのものには無く、 リンゴ自体は味をもたない、 リンゴを食する者の口のなかにも無い、 両者の接触が必要である 」。
これはアルゼンチン出身の著名な作家で、また詩 ....
テーブルに置かれた
あなたの両手を見ていた
細ながく 筋張った指
私からいちばん見えやすいように
そこに置かれている
わざとじゃないのかもしれないけれど
少なくとも そう感じる
いつもそ ....
餞別のように落ちる薄い黄金色

夕暮れの中、分かれ道で向き合う
明日の約束はしない
それは暗黙のうちに行われるもの
実際に小指を絡ませて約束しても
安心には繋がらない

ま ....
ゆれるかげは
やがて裸になることを口約する
樹木の些細な手ぶりと
厳粛な黙秘

光の構図は
下書きのまま刷新され
不可視の層を成し
風を生み、流体になる

渡航する小葉に
あなた ....
僕たちはどうせ鮫なので
誰かを傷つけずにはいられぬのです
生まれたての赤子の弱さを嗅ぎつけて
群れからはぐれた小魚を追いまわして
この鋭い歯牙で貫かざるを得ないのです
そこに滴る黒い血を
 ....
約束の一時間前着いちゃってスタバでキャラメルフラペチーノ


アボカドの乗ったパスタを巻きながら今日は我慢よ苺のタルト


映画見て泣いてる貴方のお隣でポップコーンをもぐもぐするの
 ....
森を歩いている
もちろん君といっしょだ
姿は見えなくても
しっかりと手は繋いでいる
この森に来るのは何回目だろうか
岩の転がる広場への道のりも
もうなんとなく覚えている
緑の濃い匂いのす ....
深水遊脚さんのおすすめリスト(1240)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
変調- ねなぎ自由詩213-10-1
現実にあることしか言葉にはできないのか- 北街かな自由詩9*13-9-30
やわらかな五百羅漢- 灰泥軽茶自由詩13*13-9-29
言葉にまみれて- まーつん自由詩8*13-9-29
砂情- ねなぎ自由詩213-9-29
- はるな自由詩513-9-29
かなしい唄- 春日線香自由詩713-9-26
枝豆- 夏川ゆう短歌213-9-23
かげろうみたいに- はるな自由詩213-9-21
谷川雁詩集_現代詩文庫を読む- 葉leaf散文(批評 ...3*13-9-21
生きるという旅- 夏川ゆう自由詩213-9-21
【音】塩時計には音がない---三篇のオムニバス- るるりら自由詩15*13-9-20
馬鹿は嫌いですか- まーつん自由詩10*13-9-18
孤独の窓辺- 石瀬琳々短歌9*13-9-18
私が存在する理由とは、その理由を私に与える事- yamadahifumi自由詩2*13-9-18
A_Tale_of_the_Tontlawald- 壮佑散文(批評 ...7*13-9-11
観察- 夏川ゆう自由詩113-9-11
- 青井自由詩813-9-10
浪人- 葉leaf自由詩513-9-9
暗峠- 春日線香自由詩713-9-9
WORD+L=WORLD - 阿ト理恵自由詩19*13-9-9
青に敬意をこめて- ちと自由詩313-9-8
企業戦士- 佑木自由詩3*13-9-8
小さな視点(詩評)- アラガイ ...散文(批評 ...6*13-9-7
アールグレイのこと- 栗山透自由詩8*13-9-7
「逆光」- 桐ヶ谷忍自由詩7*13-9-6
あわい- sample自由詩5*13-9-5
- ストーリ ...自由詩213-9-5
肉食女子はよく食べる。(ちょっとぽっちゃり系)- 時子短歌413-9-5
森の中にいる- 栗山透自由詩213-9-4

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