ホホノホホホ 秋の穂ホホホ

掌から伝わる 生命の輝き
金色に映る波をかき分けて全身に駆け巡る新しい血

ホホノホホホ 秋の穂ホホホ

瞳に流れ込む 銀色の月
月の穂体中を撫でまわし全 ....
物事が真実である必要はない。
あるとききゅうに、自分について大事な物事に気付くことがある。
それがきょうはそのことだった。物事はただしくあるべきだと思う。少なくともわたし自身は物事にたいしてただし ....
しばしば、誤読は起こりうる。多くの人は、それと気づかないまま、解釈の自由性や、読者の優位性に訴え掛ける形をとって、自論を正当化しようとする。それが大きな誤りを含んでいるかどうかはさておき、自分の誤読を .... 改行を連ねて測るその距離を知った時からその背見送り

待ち惚け待たされ惚けて暮れなずむ町に溶ければさびしくもない

さよならと言わず別れた十字路に右も左も後ろもなくて

木蓮や椿のよう ....
ほいと 見知らぬ人から 
土のついた球根をもらった夜
その人の 笑顔が こだわりのなさが 
他人の私に わたされた 球根が
わたしの夜を あたためる

昼間と違い雨が降 ....
 
 眠ったくじらは夢を見る。眠ったくじらは夢を見て、星の光が点々として美しい宇宙のどこかを泳ぐ。眠ったくじらは夢を見て、宇宙をどこかへ泳ぐ。
 宇宙といえども油断せず、夢といえども油断しないでく ....
小雨に濡れて
ススキの銀色の
穂を少し羨みながら
宵口のやたらと
ライトが眩しい

足元を見詰め
プラスチックの袋
足もふらふら
空っぽの心と筋肉
ヤクはやってません

こんな ....
絶望と希望はいちにち一往復が限界だった
苺のような滴りに身をゆだねながら
時を呼びよせる甘い夢をみている

木から落ちてゆく大きな白い花びら
スローモーションの重みの永続
僕の傷口で虫たち ....
君が押し花してくれた
葉もつけてくれた
すぐに覚えられた

これを見ると
君を思い出す。
結婚を諦めた
そう言った君を
思い出す。

君は入院してしまった。
家族はバラバラになり ....
夜の境界の細いガラス線
危うく立ち 薄目をひらき
沈黙の表面張力 声は貝にねむり
とつぜんの風が雲を掃う、
月の咆哮が闇をきりさく
天秤座の右肩からこぼれ落ちる。
ことなる時間のせりあがる ....
苦手なんですよ
花の名前を覚えるのが
花言葉なんて
無縁なものだと思っていました

すれ違ったのは
昨夜のような満月の夜でしたね
苦手な記憶が刺激を受けて
分厚い花の図鑑を取り寄せまし ....
愛しても
愛さなくても

愛せなくても

自分は自分のまま
だれが認めなくても
悲しいぐらいに変わらない

なら
変われないままでゆこうよ
この道を

戻れ ....
レイディオを聞いていたら、
モンゴルの自然の現況から見て、
人類が環境的に持ちこたえられるのは、
あと数十年だろう。
ということだった。

数十年といっても、
二十年と九十年では、大違い ....
アルコール漬けの脳髄が
ひとつ
秋の夕空に浮かんでいる
宇宙はこわれて
とろとろの熊になった
やわらかで許された
ひとりぼっちの熊
わたしが出会うのは
その熊の孫の孫の孫の孫
なのだけど
まだだれも知らない
とろとろの熊しかいない

 ....
雨の中
一人で傘を差し
涙の声
初めてじゃない
温もりを求めて

彷徨う眼
移ろう視線
優しい声の
方を向く

振られた明日を
振り向き
えられた昨日を
抱締める
 ある設問を提起され、それに対して否定的な意見というものを見ると反論したくなってしまうのが人の性というもので、もちろん考え方や思想哲学やそれに準じた答えや解というものは人それぞれではあるのだけれども、 .... つゆは丸く形をつくって
朝陽を微かに帯びる
土が膨らみ そこから
産毛の生えた芽が覚める
畝を越えて川を走り
山を駆けて峠をとびこえ
叫び声をあげて黙りながら
静かに賑やかに厳かにばかば ....
大塚のベーカーズは静寂に満ちている。
パン屋とイートインコーナーが隣接するその店は、むかしロッテリアだった。

幼かった私は、子供のいない都会のファーストフード店で心ぼそかった。
ホームレスが ....
 
キリンの背中に乗っている間に
世界は終わった
大好きだった人たちも
名前すら知らない人たちも
見慣れた建物も、古代の遺跡も
季節の匂いも
すべて跡形も無く消えてしまった
出来るだけ ....
{引用=
ぼくがぬぐえたはずのなみだで
かみさまのいちびょうをかう

どうせ
あなたはむげんのときがあるのだから

ぼくがぬぐえたはずのなみだをぜんぶ
さしだすかわりに
かみ ....
にっこりと笑って
ステップを踏めば
楽しくなる。
気分が弾む。

難しい話は
止めて
楽しい話を
しよう。

虹は何で綺麗なのか?
天使の梯子はいつ架かるか?
月ハ東ニ日ハ西ニ ....
思いは簡単には
伝わらない
思いを持ち続け
信じるものを諦めない。

自分の身を呈して
世の為、人の為
頑張る
理解されない時もある。

感動を伝えよう
何を考えているのか
聞 ....
商店街も夜の十時を過ぎると、
シャッターががしゃんと下りていて、
さみしすぎるこころもよく感じられないまま、
彼女を自転車のうしろに乗せて、
ゆるいのぼりざかを、
声を合わせて、
よいしょ ....
サラは低所得者用の公営住宅に住んでいる
ある日、軒下にコガタスズメバチの巣ができていた
トックリ状の形をしていて
入口が長く下に向かって伸びている
サラには就学前の二人の娘がいた
年 ....
「ショート」の意味も分からずに
スポンジとクリームに
苺のしっかりとした感触と
ジュっと感じる酸味も一緒に
一回に二個は味わうショートケーキ。
チョコケーキのほんのりした苦味も
少しば ....
100日目の日記 (2) 4月

4月1日〜30日の呟きの中から,震災に関係すると思われるものを抽出,微調整したもの。
(注○)は6月19日現在での注釈。







2011 ....
ことばで繋ぎ止めることの軽薄と残酷を知っているつもりでいても、ことばに繋ぎ止められることは何だか快感であるような気持ちがする。ということをふっとおもった。ことばはとてもたやすい。信じやすい。信じや .... 涙なみだ花のつぼみを押し抱きながれるままの失語の春の


ほしいまま虚空をすべる鳥にこそつばさに適う言葉も持たず


指さきを染める苺のいじらしさキスするほどのかわいい夢を


見残 ....
女の子がさみしがるのは
しかたない
身体の真ん中に
おおきな空洞があるし

男の子が暴れん坊なのは
しかたない
身体の真ん中に
収まりきらない剣があるし

ふたりが組み合うのは ....
深水遊脚さんのおすすめリスト(1240)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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