距離感が悪く
誰もサポートに行かず
パスは繋がらず
コンパクトにブロックを敷けず
ラインが無駄に高く
フォアチェックは剥がされ
生じたギャップを埋める手立てはなく
ずるずる下がり続け
 ....
冬野原こがね足跡きつね罠



名ばかりの光の主の枯れ穂かな



屋根に散る月の尾羽の騒がしく



眠りにて眠りにつもる眠りかな



生も死も ....
私にとって秋は蟻ほどに明確な季節ではありません
私にとって秋は蜂ほどに運命的な季節ではありません
私にとって秋は鈴虫ほどに激しい季節ではありません


今朝。私の手のなかであまりに柔らかく容 ....
手に入るようなものなど
好きになるものか


君はみんなから
嫌われていると
思っているのかもしれないが
それほどみんな
君のことなど見ていないよ
自意識が過剰なのだよ


 ....
いつも 楽しそうだね
ねぇ どうして そんなにがんばれるの?
生き生きしてるね

仕事で出会う周りの人は 私のことをそう言う


なんでそんなに不安になるの?
もっと自信もったらい ....
  rocking in a trance with your hands in mine
  on this wild and cruel windy night
  i wanna  ....
ケンタッキー・フライド・チキンの
パーティーバーレルを
一度だけ買ったことがある

当時、随分と年上のキャバ嬢と
知り合いになって
嬢の勤めているススキノの店
10分900円のセクシーキ ....
甘すぎる飲みものに
あまり遠くまで泳いで行けそうにない日
という名まえをつける

低体温というひびきに憧れなかった?
いいえ、わたしは
身体のとおいところが
ゆっくりとまわるようなめまい ....
詩の声が聴こえる

私が設定したのか された必然性の声

優しさはあなたの右に出る者はいないよ
私は微笑みながら左から見ている 戦ぎと凪の時空空間越え
声が聴こえる詩の

あなたの神秘 ....
「あなたは過去の栄光にすがって生きている」

ある日 ある人が 私に 放った言葉
不思議な言葉
ぎょうぎょうしい表現
だから 笑ってしまう時もある
私のこと どれだけ知っているのだろう?
 ....
「石」

川辺に寝そべって空を眺める

流れる雲を見るともなく見ながら

僕は石になって時を刻む音を聞く

僕はここにいるのに誰も知らない・・・



「意志」

砂を握り ....
日曜の早朝のように
不穏な静けさのうちに固定された記憶のかずかずが、
箱のなかの玩具のように
あたまのなかに乱雑につめこまれている

手に取ればその一々は
あれもこれも絵になっていて、
 ....
背中に杭がささる
子どものころはそのまま
小学校に行った
人には見えないので
痛みをこらえている表情を見せなければ
だれにもわからない

休み時間に追いかけられて
プロレスのヘッド ....
女の子どうしで指をつなぐのもあの子とならば特別な意味 月が私を見てる
あなたが月を見てる
私はあなたを見てる

奇妙な三角関係
猫が横切る
白いソファーに寝転んで、
あくび

静か過ぎる
日付が変わるま ....
いつしか忘れていた赤い絲
まだ見ぬ貴方と私の赤い絲
お会い出来たらそれは奇跡
生まれる前から二人の絲が
決まっているのだとしたら
お会い出来ないまま終ると
そんな気がしてなりません

 ....
定価千八百円のはずの詩集が
アマゾンで一円で売られていた

0円では商品として流通されないだろうから
一円にしたまでのことなのか

紙代にも
印刷代にも
ならないはずの
アルミ二ュウ ....
コーヒーの味は二の次店員の顔を見るため毎日通う 指遣い巧みなひとに抱かれては男など要らないことを知る もやもやしちゃってたまらないの
手持ち無沙汰で心は濁る
身体感覚が鈍っていく中
さっき食したファストフードが
この胃の中で叫んでいるよ

お腹をさすって
手探りでわたしを求めるけれど
 ....
せっかちな夜に飛び込んだ
角砂糖みたいにすぐに溶け
ミルクのように白い肌がねじれて

翌朝は秋の冷え込み
汚れたカップが残された
トゥーアーリー、トゥフォガット


(ノートの隅に、死に際のさよならを書いた

意地汚くも弱々しいこの本音は、墓場まで持っていく)



指先の色も
まるい肩も
あの黒い月が ....
宝籤はもうずいぶんりっぱな犬になった。しっぽのわずかな先と、胸もとと、それから腿のうしろにも毛羽立つような白い毛が生える、黒い犬だ。しっぽは太くてたっぷりしていて、よく動く。
雨のあがったきょう ....
新しく出来たショッピングモールには世界を意識した品揃え

学校の図書室に行き本選ぶ百科事典が並ぶ本棚

夏祭りどんなに文明進んでも昔ながらのやり方変えない

野良猫に出逢えば会話したくなる ....
広すぎる狭い部屋の中ほどで

行方不明の娘と将来を語り合えば


音信不通の息子と向かい合って

パスタを食べるから


見切りをつけたアノ人と

リンネと言うレト ....
狂っている時に書けた詩が、書けなくなってきてしまった。
私はそれを、本当はものすごく、惜しんでいる。

正常な人間が書いた詩というものに、私はあまり惹かれない。
どこか狂っていて、病んでいる人 ....
絶望の万年床でカビを生やしながらウラニウムガラスを抱いて薄黄緑色に発光していたら
お前を今日から爆弾にするから炊飯器に入って圧縮されろと命じられたので仕方なくふとんから出ました
ふたをひらいた炊飯 ....
部屋の鏡を
うごめく時の中で 見ていた
変わらない 笑顔の思い出の中で
それを思い出していた


過去のことではないと思う


風呂に 沈みこんでいた
ナイターのチャンネルを回 ....
夢の中白い兎を追いかけて落ちて行きたい私はアリス

生卵よりゆで卵大好きよハンプティ・ダンプティ覚悟はできて

縁側で寝そべるおまえはチェシャー猫?のらりくらりと私をかわす

おかわりはい ....
街灯もない夜の海でいまさら月が明るい事に気づいた


霞む夜バイクに乗ってただ泳ぐ息継ぎ代わり歌を歌って


一人きりなんてほんとに当たり前凍える指はそのままでいい


クズで ....
深水遊脚さんのおすすめリスト(1240)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
チャント- 粉末自由詩5*13-11-4
冬一重- 木立 悟俳句313-11-4
ゆく秋に- 月形半分 ...自由詩1013-11-3
手に入るようなもの- クナリ自由詩3*13-11-3
ねぇ_お母さん- 葉月桜子自由詩8*13-11-3
Love_like_brandy_and_soda- 草野春心自由詩2*13-11-2
クリスマス前のこと- 板谷みき ...自由詩8*13-11-2
ミルクティー- 平井容子自由詩1013-11-1
詩の声- 朝焼彩茜 ...自由詩12*13-11-1
あなたの話をみんな聞いていない- 小川麻由 ...自由詩2*13-11-1
「いし」2題__〜四つの行詩より〜- 龍九音自由詩2*13-11-1
3- きるぷ自由詩2*13-11-1
心に杭がささる- 殿岡秀秋自由詩713-11-1
指をつなぐ- 佐野まこ短歌313-10-31
爪を噛む- 中山 マ ...自由詩413-10-31
赤い絲・・・- tamami自由詩213-10-31
一円- そらの珊 ...自由詩16*13-10-27
コーヒーの味は二の次店員の顔を見るため毎日通う- 北大路京 ...短歌413-10-27
指遣い- 佐野まこ短歌413-10-26
よう、孤独を口説こうよ- 茜井こと ...自由詩3*13-10-25
フレンチロースト- ただのみ ...自由詩18*13-10-23
さよなら、エヴァーグリーン- ブルーベ ...自由詩2*13-10-22
10- はるな散文(批評 ...313-10-21
百科事典- 夏川ゆう短歌213-10-21
隠れてる- 芦沢 恵自由詩21*13-10-18
正常というのはつまらない- 桐ヶ谷忍散文(批評 ...613-10-15
<<_ご・は・ん_>>- 北街かな自由詩2*13-10-9
友達の話- 番田 自由詩213-10-3
アリスの夢- 未有花短歌11*13-10-2
ショートソング_1- 雨の音短歌413-10-2

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