すべてのおすすめ
遅れても動いている
本棚の片隅で
分針の反った目覚まし時計が


そう
ねじれていった十余年の月日そのままに
ベッドの上に君が
座った
誇らしげに
座った

理学療法士に
少しばかり
肩を支えられてではあったけれど
ベッドの上に君が
座った

中二のころの
強い瞳の
君が
座った
 ....
髪がサラサラとなびいて
あなたの香りが鼻先をくすぐった
俺はあなたに恋をしていた

あなたに憧れて
あなたを好いて
あなたを愛した


ただあなたはそんな私を嫌がった
だからもうこ ....
詩を投げ捨てて

少し時間が経って

ポイントがあったりすると

少しだけホッとする

そんな

私は馬鹿みたい
ウレシイ感じでビックリしたリスの顔の練習をしてみる
一人きり


春が近づいている

だんだん
だんだん

春になる前
冬の終わりのほう

今日
リスは何をしているだろう
トイレの前にはいつも長い行列ができ
ひつじの仕事はその行列をうまくさばくことだった

けれど だれもひつじを見ていない
ひつじは アイピローのようにうすっぺらで小さく 
とても背が低いため、 ....
電子マネーなるものが出回って
お金を使う実感さえもなくなる御時世で
本物と偽物を見分けるのは難しい
「ケータイで何でもできる」と言われて私たちは喜んでいる
人の心がお金で買えるかどうかは知らな ....
おとうさんが両替機から吐き出させた100円玉を
両手いっぱいにかき集めて

UFOキャッチャーをした
飛行機を撃ち落すゲームをした
ルールがよく分からなくて
あっと言う間に死んでしまったり ....
本当にその人のことを
思っていたと言うのなら
何も僕のために
忘れることはない

その人も
かの人も
君の心に刻んで

君が愛した人たちは
僕の魂に出会うための
君の道
僕にた ....
大好きな背中
後ろから抱き締めて
そっと耳を当ててみた

トクン
トクン

君の{ルビ鼓動=おと}を感じて
目を閉じる

トクン
トクン

一定のリズムを刻むそれは
きっと ....
街に灯のともる 夕暮れは
さびしくて
たえられないと だれかがいった

群青の空に
森の影が 長くのびて
かたかた風に つららが揺れる

でも
私はしらない
この夕 ....
静かなピアノを聴いて
ふとあなたを思い出します
短かったけれど
あなたを



元気でいるでしょうか
外の空気をうまく飲み込めていますか?
あなたの耳たぶには
まだ私が生きているの ....
自宅出産だったので
離れの二階は落ち着きます
人工構造物にも 体温があるのですね
築三十五年の子宮は
隙間風やらひび割れやら歪みやらで
大地震でもあればひとたまりもないかも知れません
(わ ....
「おかえりなさい^^」の一言が
君の心を
あたためられるような
そんな二人が
あったらいいと思うンだ
六年前には
ぴかぴかで
ぶかぶかだった
堅苦しい制服

いつのまにか
丸くなって
すりきれたし
少し小さくなった

もう着れないんだね
淋しいよ
だって六年間がつまっているから ....
一本の木のように

一本の幹から
たくさんの枝が

たくさんの枝から
たくさんの葉が

そして
それぞれの空へ旅立ってゆく

茜色の空へ
虹のかかった空へ
どこまでも青い空へ ....
いとしいあなたを
ぼくは
くりかえす

ふれることで
感じ
あなたという 歌

いとしいあなたを
ぼくは
くりかえす

ふれることだけで
ぼくに
宿るあなた

今もむね ....
もうあしたは

かくめいのひなんですね



おとこのこが

みちでえをかいているおじいさんにいいました。


そうじゃ

あしたはいよいよかくめいのひじゃ

わしはか ....
ひつじを踏んだ  声はなかった
ひつじは足下で  ばたばたしていた
ような気がした

「元気かい」とためしに声をかけたが
ひつじはひどく疲れていたか
もしくは踏まれて不機嫌だったのか
答 ....
大きなわたしが眠っているあいだ

小さなわたしは岩影で待っている

大きなわたしがむっくり立ちあがると

小さなわたしは手を叩いて踊りだす

中くらいのわたしは いつも宙に浮いてい ....
焼かれたパンのような
頬をして笑うんだね
港町の子供たちは
早朝に古木を集めて夢を燃やす
パチパチとはぜる音に
黄色いバターの香りがする

優しい横顔をもつ女の人が
窓辺でオレンジをむ ....
母さんいつも山のなか
池のそばに立っている
時々遠くの海をみて
あちらのほうへ手を振った

母さん海が好きだけど
父さん山が好きだから
ふたりは山を降りないで
仲良くふたりで穴 ....
どうしてだか
もくぜんのせかいに
しがみついていると
こころがみにくくなる
ちっぽけにみえる
うすよごれて
 きたならしい
すべてのひとに
もうしわけなくなる

きれいなけしきを
 ....
この街にも星はあった
どこか
小さな頃の痛みにもそれは似ていて
それでいて
世界中の貧困と苦悩と悲しみがどっと流れ込む隙間はなかった
-b±√b2-4ac
a=――――――
 ....
夜明け前に呼吸が足りなくなって
遠い地名を呼びながら目が覚める
ほんの、少し前まで
そこにあったはずの夢に
花を、植えたい
声の鳴る丘、霧降る峠、新しい駅の三番線
いつか出会ったような
 ....
求めるものと求められるものが根本的に違うことや
祈っても願っても結局最後はどれだけ行動したかによるってことも
どこかで感じてはいただろう、ぼくだって馬鹿じゃない
それでも諦めることを放棄したぼく ....
     
百年間に一人も生まれなかった
小さい色したかえるの子

百年間は長くて短い
言葉の留まる時間もない
小さな木の葉が地面に落ちる間に
過ぎてしまった

緑色の葉が褐色に変じ ....
木の幹を釘で突き刺し
木の枝を鉈で落とし
木の幹に穴を開け
木の中に住み着いたぼく

木の心は悲しいのに
木の中のぼくは知らん顔
もうひとつのこころを追い出して
釘を突き刺し切り落とし ....
茹ですぎてはいけない
くっついたら離れられなくなる

それはきっと
お互いを傷つけないためだ

それぞれが自立していられるくらいの
芯がなければいけない

あと、塩加減も大切 ....
そう

あの坂を下って

あの橋を渡って


すぐ左へ曲がって

雑木林のあの道を真っ直ぐ



丁度雨が当たらない木の下


八百屋さんに貰ったダンボールを敷いて
 ....
佐野権太さんの自由詩おすすめリスト(4554)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
目覚まし時計- 吉岡孝次自由詩206-2-21
ベッドの上に君が- 草野大悟自由詩7*06-2-21
_- 瀬冬翼流自由詩106-2-21
単純な私- 海月自由詩3*06-2-21
060221- 日朗歩野自由詩406-2-21
ひつじの夢- 紫翠自由詩4+*06-2-21
お金本モノかね- 新守山ダ ...自由詩406-2-21
ゲームセンター今昔- 久野本  ...自由詩206-2-21
蒼い蜃気楼- アマル・ ...自由詩4*06-2-21
君にしか聞こえない- 朱華自由詩6*06-2-21
ゆうぐれ- 紫翠自由詩8*06-2-21
勝手な手紙- ふく自由詩1*06-2-21
子宮- 窪ワタル自由詩7*06-2-21
おかえりなさい^^- 春日野佐 ...自由詩406-2-21
制服- 春日野佐 ...自由詩5*06-2-21
旅立つ時〜空へ〜- 春日野佐 ...自由詩106-2-21
あなたをくりかえす- 七尾きよ ...自由詩2*06-2-21
かくめいのひ- ブルース ...自由詩2*06-2-21
ひつじ踏んじゃった- 夕凪ここ ...自由詩12*06-2-21
こすもす- 石川自由詩206-2-21
物語の合間- 石川自由詩306-2-21
丘のうえから- 石川自由詩206-2-21
謝罪- 水無瀬  ...自由詩4*06-2-21
隙間- a.u.i.自由詩406-2-21
花を植えたい- 霜天自由詩1406-2-21
夢追い- なるせ自由詩106-2-21
とげ- あおば自由詩5*06-2-21
木の家に- あおば自由詩2*06-2-20
アルデンテ_スパゲッティ- ベンジャ ...自由詩6*06-2-20
ひみつきち- 自由詩4*06-2-20

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152