すべてのおすすめ
「部屋の中」がなくなっていく
「部屋の中」にあったものは
外へと押し出されてしまう
殺風景だと思ってたのに
床、天井、壁
結構いろいろなものがあったので
少しびっくりする
やがて ....
  黄昏が近づいて
  風向きがふっとかわるとき
  隣り合って座るわたしたちの間には
  暖かな風のように沈黙が訪れる


  丘から見下ろす街並みは
  最後の夕日に照らされて
  ....
腹が減った
家には何もない
金もないから何も買えない
水道水を飲む
少しだけ空腹が満たされる
それでも
俺の腹の虫が鳴く
寝て空腹を紛らわそうかと
布団にもぐりこむ

今日は寒い
 ....
川縁の土手に根を生やした蒲公英たちは
うららかな春の陽射しを浴びて
いっせいに背を伸ばす


夏になったら向日葵になるの


ダンデリオンが通りかかると
みんなで声をそろえて問い ....
君と
君の子供と
駝鳥牧場に卵を買いに行く

大きな鳥に
君も
君の子供もはしゃいで

{ルビ接写=マクロ}切り忘れて
携帯で駝鳥と撮った写真は
すべてがぼやけて

僕らの風景 ....
抱きしめると
あなたが
ガラス玉の寄せ細工に
思え
はじけ飛ぶ
その寸前を確かめたくて
そっとぎゅっと
力を入れる

と、
あなたは
小さな咳をするので

腕をゆるめて
顔 ....
 ここに居てもいいですかと訊いてしまうのはとてもこわくて
 悲しいこたえを知っているような気がして
 言い訳ばかり思い浮かべては
 泣いてしまいそうで

 きっと許されてはいけない、
 何 ....
ぶち
ぶち

と音がする

いてっ
いたっ

と悲鳴が上がる

千切れたせんがいたいたしく
場所によっては接続部ごともっていかれており

ぶち

と音が聞こえるたびに
 ....
まるで

まるでなにごとも
なかったかのように

空をあおく塗り
海をあおく塗り

水平線もあおでひき

青い浜辺を少しだけたして
仔犬をいっぴきかきそえる
首に首輪がいくつか ....
かわべりで おにぎりを
たべているとき ライオンがきて
たてがみをはずし じゃぶじゃぶ
あらいだしたら まちがっても
めをあわせては いけません 
 羽をたたんで天使が降り立った

 悩み事 弱音を語っても

 天使はニコニコしている

 なんだか悩むのもバカらしくなった

 いずれすべての人は一つになる

 まばゆい光に ....
ぼくは詩人

静は動の中にあり
動は静の中から生まれる

今日もまた

朝の散歩をしていると
雷雨に出会いました

家を出たときから
ゴロゴロと遠くの方で聞こえていた

ちょ ....
あなたはいつも少しかなしい
春の肌の女の子 薄桃色の乳首のように
きれい
「あなたはいつも少しかなしい」
ハッカのにおい
耳たぶをふるわせた「かなしい」を思い出して
まるくなる
私は ....
日が昇る

色が包む

やはらかく

まなかひに

まるい

かたちが

ぼんやりと

気付きます

息をしていることに

それに飽いたら

もぎたての ....
湿気ばかり多くて
気温が上がらない夜は虫なんかの
季節を送る歌など気にせずに
眠ってしまえばいい

閉じた瞼の裏が
奇妙な色に透けるのはまだ生きている
証だと思えるのなら
眠ってしまえ ....
かけら、そう、欠片だ
重なり合った煩雑な余情の群れが
核を持てずただひたすらに時間を伴って
固まっていったもの
形の定まらないその塊の欠片を抱いて
彼ら(僕らとも言えるだろう)は生まれて育っ ....
set me free、って
叩きつけるみたいに入力したって、

セット、ミー、フリー、って
喉が裂けるぐらいに叫んでみたって、

そんなの
何の意味もないことぐらい
イヤになるぐらい ....
希望は風に細切れて
愛は化石に埋もれた

思い出は酒の波間に漂って
一口飲めば目から零れた

世界の終わりに宝石はなく
ただ涙だけが幾重にも輝いて

三つの絃が語る未来と
孤独が朗 ....
元気ですか?

ご飯はきっちり食べていますか?

また自分に落ち込んでいませんか?


今どこにいるんですか?
ベッドの中?
いやなは夢見てない?
猫みたいに丸くなってなぃ?
う ....
気がついたときには世渡り上手で
海渡り上手になっていた

キラキラした夜の海を彼女は
水面と共にうなりながら歩く

体にさざなみがこびりついて離れない

頭にひとなみがこびりついて離れ ....
幸せになった君を見て 心から嬉しいと感じ 幸せになって欲しいと思ったのに

何故だか涙が出た

笑顔で君に 「おめでとう」 言うつもりだったのに

泣きじゃくる僕の顔を見た君は 心配そうに ....
目が覚めても何かと手を繋いでる感覚があった、確かにあの頃は。



拾い集めて繋げた
羽根で決して明日に
辿りつかなかったのは
少し汚れていたせいじゃない


「ひみつ」という言葉 ....
ぼくは詩人

自分では新鮮な考えと思うことは
他の人も考えていたり
また昔から思われていることが
多いかもしれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
猫に出会いました

ぼ ....
流れ浮雲を鉛筆で追い越す
陽射しは思っている以上に暖かい
黒板に教師は知らぬ記号を並べる

校庭を走り自分の全力を越える
僕らは飛べるかもしれない
群れから離れないように飛ばない
抑える ....
すべてのボールは太陽と合同であり
とりわけ白いバレーボールは
色まで同じなので
すぐに太陽と合致してしまう
そこで僕らは太陽を黒くぬった
さんさんと降り注ぐ太陽の黒い光は
しかしあらゆるも ....
ぼくは詩人

思い込みというのは
時として美しいが
得てして真実を追求しない方が
いいのかもしれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
中学生の女の子に出会いました

通学 ....
 読んでください
 あなたが読んでくれないと詩になりません

  読んでくれてるんですね
 
  
 ありがとうございます

 お礼に言葉を紡ぎます
 
 
 良き日よ訪れよ
 ....
ぼくは詩人

自分を願うことよりも
他人を願う願いこそ
自分への願い

今日もまた

朝の散歩をしていると
短冊に出会いました

神社の境内の中に
堂々と祭られた太く大きな竹の ....
男は地図を見て 右へ行こう と言う
女は風景を眺めて 左へ行きたい と言う

「左は遠回りだ」
「見て あんな綺麗な猫見たことないわ」

「遅刻するよ」
「今この時は二度とないのよ」 ....
商品棚から 落ちている商品を 元に戻し
「良い事をした。これで1つ天国に近づいた。」

この口癖は 誰のものだったか。
当たり前のように口にする 台詞。

そんな事あり得ないって 知ってる ....
佐野権太さんの自由詩おすすめリスト(4554)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
部屋の中- たもつ自由詩706-5-4
そのときあなたは夕暮れの街- 嘉野千尋自由詩13*06-5-4
カンパン- 壺内モモ ...自由詩4*06-5-4
ダンデリオン〜蒲公英の精霊〜- 落合朱美自由詩23*06-5-4
駝鳥牧場に卵を買いに行く- たりぽん ...自由詩12*06-5-4
臨界点- たりぽん ...自由詩14*06-5-3
生まれて初めて、言葉に向き合って- はゆおり ...自由詩206-5-3
でんせん- かぜきり自由詩1*06-5-3
きゃんきゃんぶるー- かぜきり自由詩2*06-5-3
そろもん(遠足の話)- みつべえ自由詩1206-5-2
きまぐれ天使- 山崎 風 ...自由詩8+*06-5-2
ぽえむ君−雷雨−- ぽえむ君自由詩9*06-5-2
あなたはいつも少しかなしい- たちばな ...自由詩16*06-5-2
日が昇る- /////自由詩306-5-2
眠ってしまえばいい_(_2006_)- たりぽん ...自由詩10*06-5-2
仮想現実の実感- 半知半能自由詩2*06-5-2
セット、ミー、フリー、- 大覚アキ ...自由詩2*06-5-2
化石の荒野- アマル・ ...自由詩406-5-2
あなたへ- 柚姫自由詩106-5-1
ウミンチュ- アサリナ自由詩7*06-5-1
君に祈りの言葉を、僕に君の笑顔を。- 蛙の子自由詩106-5-1
お話の切れ端- 夕凪ここ ...自由詩11*06-5-1
ぽえむ君−玉響−- ぽえむ君自由詩9*06-5-1
目覚め- 海月自由詩1*06-5-1
白の季節- Tommy自由詩406-5-1
ぽえむ君−純愛−- ぽえむ君自由詩8*06-5-1
永遠- 山崎 風 ...自由詩5*06-5-1
ぽえむ君−短冊−- ぽえむ君自由詩5*06-5-1
だから・・・?_- 駝鳥自由詩406-4-30
めいしん- 蛙の子自由詩306-4-29

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