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いつしか自分の心にブレーキをかけることを覚えてしまった
 
10歳も年下の君は 無邪気で眩しすぎる
『一緒にいると楽しい』
その一言はどんな褒め言葉よりもうれしいはずなのに
楽しいという気持 ....
濁った色の運河を
僕の手が流れていく
腫れ物に触るように
どこか遠慮がちな様子は
やはり僕の手らしかった

妻を抱き
娘を抱き
椅子の背もたれを掴み
いろいろな手続きをしてき ....
ぼくが一番したいこと
詩の朗読で世界一になること
総理大臣になること 
人類のビジョンを世界に伝えること 




ちがうちがう!




ぼくが一番したいこと
君にあまえ ....
ネコ飼っとんか

へぇー

お前んとこは 何飼っとる

物語飼っとる

へぇー

かわいか?それ

ネコのようにかわいがよ
いや、それ以上じゃ

どなんや?
 ....
あなたをおもうとき
僕は
思う ではなく
想う を使いたい

「相」と「心」で「想」の字
相は「あい」であり「合い」
そして「あい」はまた「愛」である
互いの心でおもうことが
「想う ....
猫が買い物をしている
カラカラと買い物籠を押して

猫が踊りを踊っている
シルクハットをかぶり、軽快なタップを踏んでいる

猫が宙返りをしている
フニャフニャと空中で形を変えながら

 ....
隣の家の老婆の大切にしている
猫が朝方亡くなりました
老婆はずっと泣いています
別に僕には関係ないと
階段を響かせ学校に出かける

電車を待つホームで朝の出来事を考える
お婆さんは大切な ....
”大切だから大切にしたい。
       大好きだから大好きでいたい。
            愛してるから、愛したい。”



”楽しいと思うと笑顔になれる。
       笑い合 ....
じじとばばとぽぽと言うウーパールーパ型山姥が
漆黒のマントを翻し
鈍色の深鍋を掻き回している

薔薇色の身だしなみをひとつ
二枚舌のごまみそ髄をふた掴み
四角四面のしゃちこ蝗の規律 ....
もしも許されないなら 
この瞳を抉り出して捧げますから
貴方の薬指を飾る石にしてください
 
蝕まれてゆくのはいつも正常な意識ばかりで 
何かを伝えようとするたびに奥歯が軋んで
上手く ....
正確な、正確な、階段を
カン、カン、落下、してゆく音で
冬の風が半音上がって
度重なる半音分の痛みが次々に
刺さっては馴染んでゆくこめかみ
更に
視覚
という切れ目へと
 ....
妙齢の、かくれなき頬を前に
筋道を追えるほど
人生は強くない。
ミニスカで、風が運んだいたずらで、不意に訪れたピンクの風で
鼻から溢れて、とめどなくて、鼻血ブーで
慌てて、慌てすぎて、転んで、頭ぶつけて
駅で、ホームで、点字の上で、派手に右回転で、鞄の中身こ ....
ほめてほめて
あさ
おきたというだけでほめて
これはこどもっぽい
こどもっぽいふるまい
じゃあこどもっぽいということをほめて
めざめたばかりのぼくをだきかかえて 
よいしょともちあげて
 ....
  感情の表層を抉るように
例えば それは
 ビルの谷間を駆け抜ける

 横溢する鬱屈のアニマに
  放置された
 束の間の雨季

羽化しかけの蛹さえ
約束されたその日 ....
愛が
さりげなく
君の
日常に
溢れていてくれれば
嬉しい


目覚めた
朝に
僕からの
「おはよう」のメール
それを
読んで
微笑んでくれるのなら
嬉しい


 ....
頭かゆいんですよう 鹿野センセと差し向い
鹿野センセは禿げてて中年で少しだけセクシーなきらきら瞳の脳外科医で
頭かゆいのにどうして脳外科なのかというと
そんなら鹿野センセがいいわようピコピコ ....
ポチャンと天井から

水滴が落ちてきた

湯気が拡がった

お湯の入った水槽の中で

ぼくは体育座りして

悲鳴のようなため息を

一つ吐いた

横に置いていた砂時計がゆっ ....
あかねさす紫野ゆき標野ゆき
そんな旅を胸に描いた{ルビ妾=わたし}は
愚かだったのでございましょうか
野守などはおりませんでしたのに
せめて手をお振りになってくださったら
それだけでも嬉しう ....
だらしなく背もたれに寄りかかって
力ない目で流れてく景色を ただじっと眺めてた

たった一言 頑張れって言葉が欲しいんだ
それだけあれば どんな無茶だって平気でやってのけるから

そりゃ僕 ....
歴史が無いの飯が不味いの
そう言いながらも
ジィンズを履きラバァソゥルを履く
箸でもって飯を食う(ピザは例外だ)

2ブロック先まで車で行きたがるような
肥満大国だと笑うけれども
ハイテ ....
奪われていくだけで
体の細い先っぽから熱
低い空に流れていく
雲に穿たれた青空

なくなってから知るのだと
ひとは言うけれど
得てすらいないのだ
失う事すらできないのだ

  小舟 ....
屈めた背中を ゆっくりと伸ばすように
季節は移り変わる
それは水指に潜む 小梅の性
三寒四温の質感を受けいれては ひとり悦に入る

 
(ああ 春は素敵な季節
(水指の渇望は 
(滴り ....
明るい時刻に帰れることもあるから
一人暮しは悪くない
許されて 晴れて許された僕は
席を立とうとする冬の空を見上げる
傷めてしまった膝も今日は軽い
人がいなければ人の世はかくも清々しく
帝 ....
引き寄せた時の腕のつよさと
髪を撫でる繊細な指の動き
いまも代え難いもののように
夢にまでみる
わたしを襲う
世界に光だけ溢れても
貴方をきっと見つけられるわ


すがりたいならすが ....
移り行く季節
変わらない君の笑顔
どこかに置き忘れた
金色の鍵一つ

開けられないドアの
中にある笑顔
取り戻すことは
二度とない想い

繰り返す日々に
逃げ出したものの
独り ....
日は{ルビ翳=かげ}り
見上げた月は幾分か{ルビ朧=おぼろ}で
乳白色の湯船から浮き上がる手は
もう
あなたの手か 私の手か
わからないくらいに
溶けていた




わからないだ ....
朝はすべてに平等なのか、という問いに首を横にふる。
世界はひとつなのか、答えられない。

「そりゃあ、誰だってそうよ。」
と、不器用な手さばきと包丁でもってりんごと格闘する君は
さも ....
いきなりは そこへ いけない
まよいながら ふみはずしつつ
やりそこなって とおくはずれ
ふんだりけったりで とことん
いきぬくことを ためらわない
回転ドアからそとへ
出ようとしたのは
さっきまでの
ためいき

いまにも降りだしそう
きみを好きになってしまいそう
だからはやく
はやく

交差点のまんなかで
気付かれないように ....
佐野権太さんの自由詩おすすめリスト(4554)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ブレーキ- daughter自由詩206-2-20
とげ- たもつ自由詩806-2-20
甘えブギ_〜男の子の気もち〜- 馬野ミキ自由詩1506-2-20
またたび- ヨルノテ ...自由詩1*06-2-20
おもう- アマル・ ...自由詩7*06-2-20
料理をする猫- 緑茶塵自由詩4+06-2-20
塀一枚- 海月自由詩1*06-2-19
みにぽえむたち。_〜コイゴコロ〜- 天使自由詩1*06-2-19
*三日三晩*- かおる自由詩7*06-2-19
破綻- 落合朱美自由詩22*06-2-19
通過電車- A道化自由詩1306-2-19
二択- 吉岡孝次自由詩106-2-19
うすうす- 暗闇れも ...自由詩2*06-2-18
みとめて- 馬野ミキ自由詩1206-2-18
ビー玉遊び- 紫音自由詩3*06-2-17
Happy_Day- KADY自由詩3*06-2-17
地球かゆい- 角田寿星自由詩5*06-2-16
お湯の入った水槽の中で- こめ自由詩7+*06-2-16
ものや思うと問わば問え- 佐々宝砂自由詩606-2-16
たった一言、それさえあれば- 腰抜け若 ...自由詩3*06-2-16
みんなうんち- 虹村 凌自由詩2*06-2-16
冬の喪失- たりぽん ...自由詩8*06-2-15
小梅のエスキス- 恋月 ぴ ...自由詩26*06-2-15
さらば静寂- 吉岡孝次自由詩106-2-14
さよなら。 - 和歌こゆ ...自由詩1*06-2-13
恋し過ぎた日々_忘れない想い- maumi自由詩2*06-2-13
- a.u.i.自由詩1006-2-13
金平糖- エスエル ...自由詩406-2-13
そろもん(モットーの話)- みつべえ自由詩206-2-13
交差点- ZUZU自由詩406-2-13

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