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猫くせー換気扇 回すだわ
酩酊したぶって明日は休むんよ
つばさ広げ海を泳ごう
G♯の向こうを目指す

環境守っぞー
君がいるただ一つの星だで
耳塞がんぞー
君しか持ってない声だでの ....
裸足の少年は足跡を

地面に刻んではあるく

テポドン発射37564秒前

富士の樹海にコンパス持って

キャンプでもいかないかい

考えなしの宮殿で開けない朝をまつ

愉快で ....
愛よ


おまえは道端の石ころみたいに
でしゃばりもせず佇んでいる



それは
太陽の光をたくさん吸い込んだ布団
使い古して先の曲がった万年筆
おどけた瞳を持った豚の貯金箱
 ....
くちびるに触れるか触れないか
そんな軽妙さがおとなの分別ってやつだから
コミュニケーションの難しさとか真面目に考えてはいけないよ

古きよき時代であれば
裸足では歩けないほど灼熱の砂浜で
 ....
 
 
猫だとばかり思っていた
真夜中の道を歩く
白いものは
風に漂うポリ袋だった

と気づくまで
ほんとうは
猫だったのかもしれない
全ては過ぎてしまった
真実のように

 ....
夜みたいなひとだね。
あたしはあなたという
ひとりの人間を
しっかりたしかめたい
固体として概念として
あらゆるあなたをみつめたい
そして許したい
なにもかもを

まるの中でゆられて ....
虫の宇宙は水陸空
初夏にはもぬけのからばかり
ヤゴ、せみ、アゲハ、カワゲラ、等々
初めての空を飛ぶために

羽化は専ら月の白夜に
細い触手のカラスウリ
鬼灯点した提灯市と
朝顔だったら ....
ふれたいなら
うんと手を伸ばさなくちゃ

あいつは透明な空に
すいこまれそう

蝉はおもいおもいに
自己主張をして
太陽はこれでもかと
あたしたちを焼いて
アスファルトを
ゆらめ ....
長距離トラックの運転手やってます
十七時間ぶっ通しで運転、なんてことも珍しくありません
砂浜を這う涙目の海亀を捕まえました
今夜も夜通し運転です
助手席に座る海亀は気を使ってくれて、
持参の ....
風の中で
ぼくらは佇んでいる
それは
ほんの
ひゃくねん前の
時のない時で
ただ渺々と吹く風の中で
壊れそうな心を
壊れそうな体を
懸命という文字が懸命に支え
風の中のぼくらは
 ....
きまってくちびるを かみしめる
きみだから なみだなんか
みせて くれない
 
どれほどの
思いなの
ただ 知りたくて その悲しみは、
きみのやさしい心を おおった
なみだの表面積 ....
もう着るものかどうか、わからないけれど
さらさら、木綿の肌に触れる

待ちうける その時の
今 やってきた季節のさかりに
たくさんの声がする
行こうか/行ってきます/行くよ/さあ
いって ....
{引用=あなたをずっと待っている}


月がたとえば
落ちてもあり余るほど
たくさんの数 あれば
そんなに「キレイ」と
神妙にも
見上げなくなるだろう

ひとつだけ、
というもの ....
メッセージがいっぱいになっています
この世界はメッセージがいっぱいになっています
もう留守番電話も受け付けてくれません
あなたに伝えたいことも伝えられません
伝わらないことが多すぎて  ....
{引用=「出かけないか。」
「どこへ?」
「過去へ。」
「タイムマシンでも発明したの?」
「まあね。真っ暗な夜があればいいんだ。」

神様は天球に宝石箱をひっくり返し、銀の砂をまいた。
 ....
ねえ、
無責任な風のふく夏にもどってみない
そこでは、ほら、弾ける水の音がする
草いきれの夜
満月のなかで
放精するぼくらの
赤い、あるいは、うす桃色の未来に
やあ、と声をかけて
あら ....
 
 
01
冷蔵庫売り場で火遊びをしている少年のシャツは裏返っていて、肌がまぶしい。

02
扇風機の真似をする君が、今日は朝から羽が壊れて、うまく首が振れない。

03
アイロン ....
水の中でしか 
  生きられないと 
    思っていた
        日々  
きみの
ゼリーの肌に最初に触れた せつな
素人の二人が 不器用に
一つになって
創造が始まった  夏 ....
カブトムシの眼はきれいだ
黒い真珠のようだ

あるいは透明な膜でつつんだ
何かの宝石のようだ

(動かなくなっても)

まるでずっと何処かを
見つめているみたいだ

動かなくなる ....
草いきれと湿った地面の匂いがする
(夏だ)

こっそり張られた蜘蛛の巣を
黙って許すことにした
いのち、を
思ったわけではないのだが
今日はこの国や
内包する宇宙にも
とりわけ関心が ....
汚れたうさぎ色の空から
アスパラの雨が降る

雨は次々に根を潜らせ
背中から空へ白いまっすぐな筋を何本も何本も何本も

川の溜まりの鋼の渦に
くるくると浮かび上がるそのひとの「きのう」
 ....
始まったばかりの夏
の土の中、まだ摩擦の悦びを知らぬ柔かなお体の、蝉の
けれど夏の終わりにはカサリ摩擦死するお体のそのお顔の
死んで乾いた真っ黒い眼球をもう浮かべてしま ....
やせっぽちのきみは
ちょっとやそっとじゃ
笑わない
女の子はなんでも
くすくすけたけた
笑うんだと思ってたけど

あっそこでは笑うんだ


栗色のベリーショート
奇跡の歯並び
 ....
小さく開く掌のまだ柔らかい皺ひとつ
時の過ぎるにいつの日かまめのいくつもつき始め
年輪の如く物語る人生まだ語るに足らず
そっと包んだ我の手の汚れは二度と振り消 ....
人間であることに嫌気がさしたときに
自分の中身が本当に空っぽであることに気付く

宇宙の真空に浮かぶ、船に穴が開いたならば
空っぽの宇宙船の中身は、真空に吸われていくのさ

0が汚いと ....
ひとつの卵子に
星屑が飛びちって

僕は生まれた


宇宙の端っこで
ブランコを乗り回し

木星の周りを
飛行船でもうもうと
旅をし

月で出家して
僧になり

蓮の花 ....
すっかりと丸くなった母の背中を押し込んで
いく、とバネのように弾んで台所へと消えて
しまった。庭の隅で父は、苗木のままの紫陽
花を随分と長い時間見つめている。時計の針
はここ数日で速くなった、 ....
コンクリートの舗道から
唐突にはみ出してしまった
名も知らぬ草

引き千切られても
踏みにじられても
へらへらと風に揺れている

雑草になりたい

生えることだけを
考えたい
 ....
 
 
○父

窓から庭のブランコを
眺めることが多くなった
あれにはもう一生分乗った
と言って
時々体を揺らす
背中が
押されるところではなく
支えられるところとなってから久し ....
まどろみは とうとう
流れ 流れ 夢をなう

漂い着いた 海峡の夏に
覚めきれぬ
想いのひらを あゆむ

深遠なうみの果て 
空のはしを ちぎった 白いウミネコが、
つばさを止めて  ....
佐野権太さんの自由詩おすすめリスト(4554)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
マスターベーション・ソニック- 竜門勇気自由詩1*09-7-22
テポドン発射37564秒前- こめ自由詩609-7-21
愛よ- あ。自由詩18*09-7-21
suicaなひと- 恋月 ぴ ...自由詩26*09-7-21
白いポリ袋- 小川 葉自由詩409-7-21
よる- はちはち ...自由詩9*09-7-21
短冊と落とし文月/虫宇宙- 海里自由詩209-7-19
潮のにおい- はちはち ...自由詩11*09-7-17
ヘッドライト- サトタロ自由詩2*09-7-17
風の中で- 草野大悟自由詩4*09-7-16
悲公式- 月乃助自由詩8*09-7-16
夏のゆかた_(Hiroshima)- 月乃助自由詩10*09-7-15
_- 唐草フウ自由詩7*09-7-14
プレイ- 新守山ダ ...自由詩309-7-14
一秒前/月/そして現在- 夏嶋 真 ...自由詩24*09-7-13
珊瑚の夜- 草野大悟自由詩3*09-7-9
家電物語- たもつ自由詩1009-7-9
「愛生」(あいおい)- 月乃助自由詩10*09-7-8
「カブトムシ」- ベンジャ ...自由詩3*09-7-7
あおむし- 銀猫自由詩19*09-7-6
汚れたうさぎ色の- オイタル自由詩8*09-7-6
オニキス- A道化自由詩409-7-6
やせっぽちのきみ- はちはち ...自由詩11*09-7-6
掌と時- 遊羽自由詩5*09-7-5
0か、○か- 木屋 亞 ...自由詩2*09-7-5
平成アバンギャルド- みぞるる自由詩409-7-4
染色- 霜天自由詩609-7-4
生える- nonya自由詩6*09-7-3
家族- たもつ自由詩4909-7-3
「初枕」- 月乃助自由詩6*09-7-3

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