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夜の窓に遠く
過ぎる電車を
手のひらにのせる

人気の少ない座席に
ごとごとと震えながら
閉ざされたあなたの
かなしみは 何処へ行くの

私の身体は
透き通 ....
 
光のように
雨のように
ため息のように
降りしきるもののなかを

蔓のように絡みあい
いとおしみながら
天に昇ろうとする
心と にくたい


西風に流され
燦めくせせ ....
 
扉を開けると
土砂降りの雨の中に
あの頃が立っていた

あの頃とは違って見えたが
私には直感ですぐに解ったのだった

成熟した女性の姿のあの頃は
招き入れると ずぶ濡れのまま ....
霧に見え隠れする
君の細いからだ
 白

  月明りの下
  星明りの下
  その草原で
  谷間で
  咲き散っていく
   花
  見る人がいない
 ....
降りやまぬ雨

 風が吹き
 雲が流れている
 水の中

流れ流れて
雫が温かい
それは なあに

むこう側に君
こちら側
水の中

 たそがれて
 ....
夜がやって来た

挨拶がわりに
手元にあったまたたびをさしだすと
なんと 長い舌を出して べろっとなめ取った

裏返しになってよだれを流し
でろでろになったところを見ると
どうや ....
   二人の人間が死ぬと、一匹の猫が生まれる。だから
       猫の目は 時々 左右 色が違う。


 昔、ある国に「世界一美しい王子」がいました。彼は「世界一幸福
な王子」とも呼ば ....
細やかな雨が
降り続いて
冷えきった体を
温かな
獣の匂いのする
優しさで包んでくれる

 エスメラルダ
 と名づけられた猫は
 カジモドに抱かれて眠る

 ....
微笑みの日
それは 
秘法を会得した日

蔓薔薇の刺さえ愛しく
降る雨が 香油のように感じられる日

カーテンの隙間から
きっとあなたの部屋を訪れよう

あなたの胸に ....
とうどうせいらさんのまどろむ海月さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜の窓から- まどろむ ...自由詩13*06-3-30
- まどろむ ...自由詩405-11-26
あの頃が来た- まどろむ ...自由詩5*05-11-2
ホワイト- まどろむ ...自由詩3*05-10-31
水の中- まどろむ ...自由詩305-10-26
夜と私- まどろむ ...自由詩6*05-10-20
猫たちの肖像画- まどろむ ...散文(批評 ...7*05-10-12
カジモドの猫- まどろむ ...自由詩3*05-10-12
微笑みの日- まどろむ ...自由詩5*05-10-11

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