青柿や傘に雨音ざわざわと

一輪も{ルビ徒花=あだばな}のなき茄子の花

紅梅の梅まるまると砂糖漬け

客の居ぬ夏の温泉ひとりじめ
かつて女性は太陽だった、横浜に戸籍も住所もある
離婚、再婚の先駆者、女性のパラダイス

かつてフィリピンの国土は青い樹木の森林に覆われていた
むかしの森は今何処

エドウィン・ハッブルはパ ....
駅前の広場には 冷たい光が流れてて
わたしたち まるで 水族館のなか
ふたりで買った 炭酸水が
手のなかで 静かにゆれる

君は なにも言わずに
じっと ボトルの気泡を数えてた
わたしも ....
○「母へ」
あなたにほめられたくて
今日も
百点とってきました

○「成人の道」
ホメラレモセズ
クニモサレズ
イヨイヨ成人の道なり

○「苦しみの元」
他人が我を苦しめるにあら ....
僧侶の方が

学者から聞いたという話を聴いた

生命の尊さの話

胎児がいる羊水は

何十億前の太古の海と同じ成分だと

何十億年かけて人間に進化したことを

母親は十月十日で ....
最近もっとも「イイネ」をもらったツィッターの
ポストはこれです。

  民族差別というのは何もしない人間を民族
  性だけで差別することをいう。しかし迷惑
  や威嚇を受けて批判することは差 ....
みんな
大人は
居酒屋を
回り回って
好き放題
酒を飲み

みんな
食べたい時には食べ
したいことは
なんでもして

もう大満足な
ところで
給料

男女女男
 ....
名実ともに備わっている詩人には近づかない
ほうが詩を楽しめるのかもしれない理由は
いろいろな角度からの検討が必要なのだろう
。しかし大きく纏めてパワーは遠ざかるほど
おもいは強まるのだろう。重 ....
 緑とエゾハルゼミの洪水と、ときおり南から飛来してきたアカショウビンの鳴き声のする季節となった。遅くまで残る残雪から生まれた蚋のメスたちはこぞって人畜に集り吸血しようとアタックを繰り返す。彼女らの目的 .... 五階建てのコーポに十年近く住んでいるんですが
自転車置き場が狭く新しく入った移民さんなんか
平気でわたしの自転車を表に放りだして定位置と
皆が認めてくれていた場所を占有する。確かに占
有の権利 ....
{ルビ逃音=とうおん}のふるえ

やけにあまいにおいがして
かぞえそこねたふうとうを 
ひっかけたほうから
あの子たちがとおったらしく
ひとりきりのうつねばかり

あの角でむせる ふわ ....
最近このサイトに登録した者です。最初「nonamecat」というハンドルネームで参加しましたが、ちょっと思い立って、「無名猫」という名に変えてみました。

いずれにしても猫が好きなんだな、と分かる ....
 笑うか笑わないかは個人差があります。
   その点はご了承下さい。  敬具



 

 真面目な俳句 九句


紫陽花の季節いつものその家も 

紫陽花をもうしばらくに見て ....
この頃
テレビをつければ
全ての人が
中学生に見える

あなたは17年前です
幻聴みたいな本当がそう云う

間違ってりゃしまへんかね?
なのだが
どうも信じたくなる美しさだ

 ....
怒りを抱きしめる
しっかりと両の{ルビ腕=かいな}で{ルビ抱=いだ}いて
だれにも盗まれないように

他人の怒りに迂闊に乗っかったりしない
酔っぱらいがハンドルを握る暴走車に乗るのと同じ
 ....
あんなにも
美しく
儚い

あんなにも
綺麗な花火は
どう説明もしようがない

それだけさ
君の心の奥

あの三回目くらいの
恋が涅槃なのさ

飲み屋街に行った
なんでだ ....
答えはね、話しかけそで人でなし

ストーカー? 今〇マート、通話人

邪魔者を追い出す術はないと知る

幸せは一人を泣かせ築けるか

真心を裏切られちゃった僕ら皆
梅雨時の雨あがりに、まだ濡れている、
いくつもの、
綿毛となったタンポポが、
まるで細密な白いガラス細工のように硬質化している、
それぞれに、
きわめてミクロな水晶の玉の粒を、
無数に煌め ....
みんなでアフリカを出ました

ある者は杖をつき
ある者は子どもを抱いていました

ずいぶん歩きました

ある者は倒れ
ある者は子どもを生みました

いちばん端の島に着きました

 ....
この生命保険は
六十歳になったら保障額が
六千万円が六百万円に変わる
判っていたがその通知が届いて
自分の価値が下がったことを実感

定年を迎えての再雇用では
給与が半減すると判っていた ....
独裁者が命を絶ち狂った世界が終わりを告げて
世の中に平和が訪れると信じていたのに
違う形の独裁者が再び現れて横暴を振るう

もし本当に世界が変わるなら
意味もなく人を傷付けたり
ひとつのモ ....
 
 涙の跡を指でなぞり
  悲しみに、もう一度ゆけと言う

         ──羊文学






青空をひとつ残して蝶別る

青空の下に別れて蝶ふたつ

風聴いても ....
廃れた土地
命が終わる
俺は見た
何も言えず

裂ける絆
崩れる平穏
巣を破壊された
蟻のように

権力者の踊り
そのリズムは永遠に
搾取の唄
その調べは永遠に

地獄の ....
沖縄戦の終焉に向かう極限の中で太田實中将が自決した
6月13日から60年が過ぎて東京都大田区で産声を上げた
「太田」と「大田」音が響き合い言霊が時を超えて交差して

太田中将が遺した言葉――
 ....
雨はそこまで叩きつけなかった
私は幾分 疲れていた
あなたにまた会いに行く
車のワイパーが しずくを両端に振り払う どこへ向かうかも追えない

「ごめんね」
何にごめんなのかわからないけど ....
○「独居老人」
散歩してたら
また捕まって
話を聞くこと一時間
老いても舌だけは健在だ

○「梅雨」
落ちた梅が雨に打たれっぱなしだ
雨も二三日ぐらいならいいが
長く続くと
洗濯物 ....
蹴散らせ
蹴散らせ
虫の群れ

うじうじ
わらわら
いや、やめて

ちょっと
蹴散らせない感じですか

えぇ、これだけ量が
多いとどうも

ファイヤーバーン!

と、我 ....
境とは細い線のようなものではなく
どこまでもどこまでも続く長い道のりのどこかにあるまぼろし

どこかで今までの着物を焼き捨てて
河岸を変えなけりゃ
この旅行きは終わりやしないが
そもそもど ....
 愛想がないのはもともと
  説明するのも苦手で

       ── kanekoayano

 




 黒柳徹子(さん) 四句

夏の朝徹子の部屋に来る徹子 🧅🚗

 ....
元カレが詩人デビューした。

「風の叫びに耳澄ます夜」とかいう詩集を出して、意識高そうな書店に平積みされてるのを偶然見かけたとき、思わず飲んでたスタバのラテが鼻に入りそうになった。

……風っ ....
洗貝新さんのおすすめリスト(1196)
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