しごとの失たいを
星の運行とむすぶのは慣れている
傷を季節と分かちあう
古い知恵

深い疲れのおり
壁にかかった絵をみる
樹氷のある
白い湖の畔

南うまれのわたしが
みないかも ....
こんなこと、考えたことない?
朝、病院に忍び込んでさ、
まだ眠ってる患者さんたちの、おでこんとこに
ガン、ガン、ガンって、書いてくんだ。
消えないマジック、使ってさ。
ヘンなオマケ。
でも ....
朝からユトリロの絵画のような
白い空が満ち満ちていました

夕刻になってようやく
この惑星に落ちてきた雨は
みぞれに変わり
ぬかるんでいくわだち
いつとはなしに雪になり
夜になってはさ ....
背中で赤いやつが暴れてやがる
一生消せねえ黥の幽鬼だあ
酒と博打で女房は消えちまった
寒空に震えても、背中はいつも火達磨よ

地獄の鬼が暴れやがる、燃えやがる
のたうち回って転がったって
 ....
 天気はさほど悪くなく、三日に一度の山スキーが可能な日ではあったが、前回の山行で古傷であった膝の痛みが発症し、さしあたり体を痛める遊びは慎むべきなのではないかと山スキーはやらない日とした。
 ここ一 ....
あなたの知らない星にいる
わたしは昨夜ないていた
どれだけ涙を流して
声を上げようと
知ることのない
あなたは
わたしの知ることのない星にいる

思い出せばついさっきのよう
なのに
 ....
冬の窓辺に立つ

枯木立の間から
キラキラ笑いながら
転がり出てくる子供達

寒そうな雲間を
名前も知らない鳥が
矢印になって渡っていく

冬の窓辺に立つ

だぶだぶの
 ....
 この半年ほど、ジッポのオイルライターを活用している。前は100円ライターを愛用していたが、これをいくつも買っていたら、その費用も馬鹿にならないし、その空のライターの処分に困る。
 ジッポのライ ....
○「死」
人間だれでも
必ず死ぬわけである
しかもいつ死ぬかわからないのである
またどんな死に方をするかもわからないのである
長生きすることだけ考えていると
足元をすくわれる

○「自 ....
※ クジラ オモタイ オモタイ クジラ
クジラ ネムタイ ネムタイ クジラ

クジラ ユウウツ ユウウツ クジラ
クジラ ヒトリカ ヒトリカ クジラ

クジラ イルカイ イルカト クジラ
 ....
教科書どおり
マニュアルどおり
型どおり
命令どおり

とおりゃんせ
とおりゃんせ

行きは良い良い
帰りは怖い

想像どおり
計画どおり
希望どおり
思いどおり

と ....
信じたい
今は亡き祖父のことを
信じたくない
祖父が戦中行なった行為

祖父が戦いに行ったボルネオにも
台湾から強制的に連れて来られた従軍慰安婦達がいた
祖父は「戦地でカフェのマダムと仲 ....
〈色稚児の小指痛いかからつかぜ 涙次〉


【ⅰ】

 じろさん、こと此井功二郎はずかずかテオの書齋に入つてきた。テオは丁度これから谷澤景六としての作業をしたくて、でゞこを脇に侍らせながら、 ....

ディスプレイに埃が積もってる。

水際で(ねえ)生きている自信が無かった。
私は字ばかり食べて生きてきたから。
ラズベリーが、美味しいのかも、知らない。
でも唇にラズベリーを塗りつけて ....
 豚バラの買い置きを今日、使い切ってしまった。後はレトルトのカレーと、玉子と、米の買い置きしか残っていない。三食カレーでもかまわないくらいなのだが、流石に残り二週間、毎食カレーかと思うとげんなりす .... 風が撫でる葦原の先に
影が落ちる
夜明けの燈を孕んだ
鳥の瞳は
まだ濁っていない
羽音は
梵鐘の余韻に似て
打ち寄せる波間に滲む

彼方で鴉が啼く

誰の名を呼ぶ声か
一羽、また一 ....
プリンス風味のギター。
ディーヴォのヘンテコ。
ユニコーンのユーモア。
とんねるずのコミックテイスト。
シャネルズのコーラス。
オーティスのシャウト。勿論清志郎風味でもある。
曲展開の激し ....
世界は厳しかった

世界はなんか妙に厳しかった

世界は大分楽なんやな思うた

世界はもろくそに厳しかった

世界はクソだった

世界はもろにクソだった

世界はもろにもろ ....
あれからまた百年がたち
わたしたちは まだ無知だった

岩とか、波とか
空とか
そういうもののほうが
まだ世界をよく知っていた

まえの百年にしてきたことを
ひとつずつなぞって
 ....
可哀相に
末期の息の定まらぬなか
彼女は逝つた
夭折の詩人
美しい稱號
だけど僕は敢へて
可哀相に、と云ふ

死んだ若者は
祟りなす事すら知らず
今日を棄てゝ
明日は冥府を彷徨ふ ....
ヤ、ヤ、畸つ怪なり幻影
新左衛門大刀を拔き放てり

とか

僕はいつ迄も冒険譚を追つてゐたいが
内面の慾求には
いつも負けてしまふ


に向かふ
のだ

とか

念押し ....
飛び交う砲弾は 罪なき子どもを傷つけ
飛び交う呟きは 罪なき誰かを傷つける

そこにはルールはなく
人権を無視した軽視や蔑視
差別発言が幅を利かせ
怒りの矛先はトチ狂った方角へと拡散し
 ....
小さくちぎった新聞紙
丸めてバケツの水に浸す
指先から冷たさが伝ってきた
「新聞紙で窓を拭けば、綺麗になるよ」
そう教えてくれたのはかつてお世話になった教会牧師の奥さんだった

年末が近づ ....
赫赫たる蒼穹に舞う翡翠の影、 羽摶き一閃、風を裂く翮の響。 風韻濃密なる虚空に、その声は如き翡翠琴の奏。 哢声は黄鐘調に流れ、 万象の縫い目を紡ぎ、永劫の詩篇を描く。蒼茫たる雲海を翔けるそれは、 神霊 .... たいくつくつたいくつくつたいくつくっつきたいくつくついでにつくえつっぷしたいくつくつたいくつくつたいくつくついくつくつがえしてたいくつくつたいくつくつくるしみはぬいてたいくつくつたいくつくつく .... ぷりん

食べて
くださいな

そんなの

何を
もとめる

はだしの
ことですか ち

なんちて

それだめ



まがまんを
まがまんを
まがまんだ ....
家を忘れ、道を忘れ、記憶を忘れ 怖ささえ忘れたならば
もう、引き返す道さえ ありはしない
家を忘れ、道を忘れ、記憶を忘れ 怖ささえ忘れたならば
もう、たどり着く道も ありはしない
メモを忘れ、 ....
○「時代の波」
時代の波に乗れないものは
落ちていく

○「政治と経済」
政治と経済は基本的にちがう面があるのではないか
経済は利潤の追求だが
政治は国民感情というものもある
国民感情 ....
いつかは、いつかやってくる。
だがそのまえに
犯人はいつかを盗んでしまった
いま刑事コロンボがやってきて
わたしにたずねている
「いつかったかね?」
見つかってません。
いや、そうじゃな ....
こおりが雨になるときに
聞こえてくるアルゴリズムなのでしょう
緑が散りばめられた声のなかで
抱きしめられた宝石だ


小さな声で鳥をよんでる
それはわたしにはわからない希望
顔をくしゃ ....
洗貝新さんのおすすめリスト(1180)
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