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通りすぎていった雨にまだ濡れている。まだ舗装されたばかりの黒いアスファルトにもはやすっかりと晴れあがった青空が映りこんで、まるで曹灰長石(ラブラドライト)かなにかのようにその淡いみずいろを反射している .... ○「スマホ」
スマホを落として破損!
画面にヒビ!
起動もしない!
ドコモ店に行く
これは修理するよりも
新しく買ったほうがいいかもしれません
と若い女性の店員さんにやさしく言われ
購 ....
師走の候
医院の待合室
暖房を入れ始めてから日が経つ

ブラインドの向こう
夏からの工事は、まだ終わらない

受診後の患者様たち
次の予約は年明けが多い

帰り際に掛けられる言 ....
憎んだのは
あなたがたじゃない
夫と花の名前を持つひとだ

憎んだのは
有り難いことに
過去の話だ

誰も
私自身にさえ
歩き始めた陽のあたる道を
邪魔させやしない

過去の ....
窓の内側で雪が降る

その部屋には
若く逞しく毛深い猟師たちの影が
猟銃ではなく
近代的な迷信の骨を研いでいる

部屋ではこういう詩を読んだ

「最愛の白い武器庫に
祈祷師を連れて ....
Contents

I.  Those who seek me diligently find me.
II. You do not know what you are asking ....
ラーほー

知性的な人たちの言葉を
もぎ取っては羽の動力に
変換し続けていた最初から

羽虫は死を受け入れていて
悲しみの蜘蛛の巣に囚われた

ほら、これがラーほーだよ

羽虫の ....
寝ていたが目が覚める
隣りの部屋で父母がケンカしている
仲良くしていたのは嘘だったんだと
無性に悲しくなる

子供心にこれくらい
そして望むことはただ
ケンカをやめて~

朝起きると ....
日、いちにちと
冬のけはいが濃くなり
きのうより
はやくなった夕暮れ
人はみんな
もうこれ以上は失われまいとして足早になる

冷気はあしもとからやってきて
なにかによばれたような気がし ....
屋にならずに、見識ばかりを募らせ、それを振りかざしてしまってはアカンアカン
仕事持たずに批評ばかりを繰り返し、上手く誤魔化してしまってはアカンアカン
物を売らずに身体ばかりを持て余し、物に当たるよ ....
買ってから
どれくらい経つだろう
黒色の電気ケトル

購入時は白が欲しかった
でも、在庫がなくて
この、いかつい黒を選んだ

最近は、沈黙することが多い
スイッチを押しても応えない
 ....
忘れた頃にやってきた
なす術もなく
崩れるままに
パニックが生まれる

数々の教訓
忘れないで
どうか
備えていて



{引用=
楽曲は下記から聴けます
https:// ....
粗末な哀しみを夜に浸し、
柔らかくなった端くれを口へ運ぶ

牛脂の付着した鍋に、
豆と小麦粉、
岩塩を加えてシチューを作った

焚き火に、美しい魔女が裸で踊っていた

火のそばが母の ....
たんほぽの
綿毛がふわりと
飛んだような感触があれば
思い出してほしい
遠くに住んでいるあなたに
ひとめ逢いたかったのだと

カスミソウの
儚い面影があれば
足を止めてほしい
他人 ....
林檎の内部には
乾いた正常な絶望があり
その鏡の
理想化された煙の海辺で
きみの通過できない空間が
雨に熱狂的な暗示を加えている

雨は吟味された言葉の正義と連続性
そして消費された壮 ....
 どこへむかって 富んで征くのか?
(じつに青い鳥とは悪意であろうよ)
 なにをおもって 演って来た?
(みじめに 揺れたのですよ)
 つたえることもなく、みえやしないか
(極限を おも ....
恋をする場所が
この世界にはある
通りを歩けば
人々とすれ違う

夢が飛び交う
この世はステージ
誰もが愛を
交わしあう

星屑の夜空が
歌い出して
わたしたちはきっと
幸せ ....
 たまらなく眩しいようでおなじ色にしたばかり。まだ砕かれまだ潰される。私が私のまま ふれることなく存在していただけ。こうしていたいとそうしたところで目を閉じてもムチャクチャなのはわかっていた。午前二時 .... 窓口で紙の保険証を見せました
この方、マイナンバーカードはと聞かれました
分かりません、独居の方なのでとこたえました
後見人さんはと聞かれました
後見人さんはそこまでなかなか出来ませんとこ ....
 隣のトロ取ろう
 とっ取ろう

宮崎駿監督の「隣のトトロ」の下町人情風にアレンジした映画が遂に完成。
高知劣監督 「隣のトロ」。

     ※

年金支給日に、2ヶ月に1度の贅沢、 ....
水の笑い 光の小石
ころがるころがる
夢からこぼれる
雨の日 傘の内の青空を廻す
正しい不正解
妄想みたいな過去
嘘みたいな現在
知りたくもない未来
間違った正解

やわらかく挟まれている
誰かが決めたあるべき姿
安心を得るために着ぐるみ着て
本心ゼスチャーしても ....
ヘミングウェイが入ってきた。
(レイモンド・チャンドラー『さらば愛しき女よ』32、清水俊二訳)

元気そうじゃないか。
(チャールズ・ウェッブ『卒業』1、佐和 誠訳、句点加筆)

プルース ....
(なかには森と同化している人もいるのでしょうが)
 
ぼんやりと 
ほんらい人は 


森に住んではだめなのではないのだろうか 
 
最近なんとなく、思ってみたりしています
  
 ....
柔らかな日差しの中で
肩を並べて話をしよう

苦しみの世について
悲しみのあったこと
不幸に負けなかったこと
善良な友人たちの助け

この世は信頼に値する
悲惨は誰かが直していく
 ....
赤信号
ここの信号は
変わるまで長い

運転席から見やる舗道は
眩しいくらい明るい

紅葉した連なる木々が
夕日に照らされて輝く

ひらひら 
赤、黄、茶の葉が
人々の上を舞う ....
あなたがほかの{ルビ女=ひと}と
仲良さそうにしていると
ざわめきが立つ
これは嫉妬と呼ぶのだろうか
所有欲なのだろうか

愛。
ということばは
書くはしから安っぽく穢れてしまうので
 ....
君のお姉さんの言葉は
論理的にも倫理的にも
破綻した言葉だよ

カッコイイ……
チャッピィ、言ってやって
言ってやってよ!

こうなれば訴える先が
裁判所から
AIになっただけとい ....
わたしの影を
あなたは受け止めてくれる

木陰に座って
ぼーっとしていよう
沈黙の中に
鳥のさえずりが聞こえて
光は正午に向けて上ってくる

川が流れている
鳥が滑っていく
静か ....
君はいつも
爛漫に羽ばたきたかった
拵えたかごの中での日常と
生活から差し込む思いやりでは
あと少し満足できなかった
行き急ぐのは
眠りを忘れた 太陽の咲く遠くまで
飛んでいきそうな予感 ....
洗貝新さんの自由詩おすすめリスト(1469)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日曜出勤- 本田憲嵩自由詩125-12-12
独り言12.12- zenyama太 ...自由詩4*25-12-12
良いお年を- 花野誉自由詩10*25-12-11
我が道- りつ自由詩3*25-12-11
ノルウェー舞曲- 牛坂夏輝自由詩4*25-12-11
The_Wasteless_Land.- 田中宏輔 ...自由詩1025-12-11
ラーほー- 足立らど ...自由詩2*25-12-11
家族- りゅうさ ...自由詩625-12-11
冬の猫- そらの珊 ...自由詩12*25-12-10
アカンたれ!- 鏡ミラー ...自由詩5*25-12-10
まだやれる- 花野誉自由詩11*25-12-10
Earthquake- 自由詩5*25-12-10
焚き火- atsuchan69自由詩13*25-12-10
花束- りつ自由詩4*25-12-9
林檎、あるいは生贄の友達- 牛坂夏輝自由詩4*25-12-8
くだんのために- あらい自由詩225-12-6
恋をする場所- 杉原詠二 ...自由詩2*25-12-6
ひととおりの眦と- あらい自由詩325-12-5
そういえば- wc自由詩9*25-12-4
隣のトロ- りつ自由詩3*25-12-4
ノート(62Y.11.14)- 木立 悟自由詩625-12-4
本当を失っていく- 自由詩725-12-4
僕タチハ、ミンナ森ニイル。- 田中宏輔 ...自由詩1625-12-4
熊が教えてくれたこと- 足立らど ...自由詩5*25-12-4
この世への信頼- 杉原詠二 ...自由詩1*25-12-3
赤信号のあいだ- 花野誉自由詩13*25-12-3
祈り- りつ自由詩4*25-12-3
ちゃっぴぃ- りゅうさ ...自由詩5*25-12-3
よい関係- 杉原詠二 ...自由詩2*25-12-1
へだたり- 唐草フウ自由詩6*25-12-1

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