背中で赤いやつが暴れてやがる
一生消せねえ黥の幽鬼だあ
酒と博打で女房は消えちまった
寒空に震えても、背中はいつも火達磨よ
地獄の鬼が暴れやがる、燃えやがる
のたうち回って転がったって
....
神降ろし 今、共にある 我が預言 何故叶わぬはずのあらねや
わたしの球体はふくらんだ。
ト音記号をまず描いたように、
カンバスには出鱈目な刷毛の何塗りか、
(おぼえていない……p)。
砂丘を越えて。いつだって、ラクダはたどり着いて……
....
天気はさほど悪くなく、三日に一度の山スキーが可能な日ではあったが、前回の山行で古傷であった膝の痛みが発症し、さしあたり体を痛める遊びは慎むべきなのではないかと山スキーはやらない日とした。
ここ一 ....
あなたの知らない星にいる
わたしは昨夜ないていた
どれだけ涙を流して
声を上げようと
知ることのない
あなたは
わたしの知ることのない星にいる
思い出せばついさっきのよう
なのに
....
冬の窓辺に立つ
枯木立の間から
キラキラ笑いながら
転がり出てくる子供達
寒そうな雲間を
名前も知らない鳥が
矢印になって渡っていく
冬の窓辺に立つ
だぶだぶの
....
この半年ほど、ジッポのオイルライターを活用している。前は100円ライターを愛用していたが、これをいくつも買っていたら、その費用も馬鹿にならないし、その空のライターの処分に困る。
ジッポのライ ....
「あい」を知らないロボットは 憎しみを知らない
「あい」を知らないロボットは 侮蔑を知らない
「あい」を知らないロボットは 戦争を知らない
「あい」を知らないロボットは 平和を知らな ....
○「死」
人間だれでも
必ず死ぬわけである
しかもいつ死ぬかわからないのである
またどんな死に方をするかもわからないのである
長生きすることだけ考えていると
足元をすくわれる
○「自 ....
「怨霊ではなかった」
深夜2時。ラップ音がした。
(ここまではいつものこと)
突然、体感温度が下がり、
寒くて寒くてたまらなくなる。
来ることは予想してた。
いったい私に、何を告げ ....
※ クジラ オモタイ オモタイ クジラ
クジラ ネムタイ ネムタイ クジラ
クジラ ユウウツ ユウウツ クジラ
クジラ ヒトリカ ヒトリカ クジラ
クジラ イルカイ イルカト クジラ
....
教科書どおり
マニュアルどおり
型どおり
命令どおり
とおりゃんせ
とおりゃんせ
行きは良い良い
帰りは怖い
想像どおり
計画どおり
希望どおり
思いどおり
と ....
信じたい
今は亡き祖父のことを
信じたくない
祖父が戦中行なった行為
祖父が戦いに行ったボルネオにも
台湾から強制的に連れて来られた従軍慰安婦達がいた
祖父は「戦地でカフェのマダムと仲 ....
〈色稚児の小指痛いかからつかぜ 涙次〉
【ⅰ】
じろさん、こと此井功二郎はずかずかテオの書齋に入つてきた。テオは丁度これから谷澤景六としての作業をしたくて、でゞこを脇に侍らせながら、 ....
ちび海月
と彼は貴女を名付けましたね
貴女は彼を“あーちゃん”と呼んでいた
結婚してからの日々
貴女はずっと淋しそうだった
ひとり画像に写る影
狭い金魚鉢に
1匹だけのペタちゃん ....
1
ディスプレイに埃が積もってる。
水際で(ねえ)生きている自信が無かった。
私は字ばかり食べて生きてきたから。
ラズベリーが、美味しいのかも、知らない。
でも唇にラズベリーを塗りつけて ....
上の人から話がきたぜ
「おにが金をもっている。おにがしまに行け」
だとよ
おい、さる、きじ、犬、
行くぜ
着いたぜ
さくせんかいぎだ
まず、犬が行って
おにをゆだんさせ ....
豚バラの買い置きを今日、使い切ってしまった。後はレトルトのカレーと、玉子と、米の買い置きしか残っていない。三食カレーでもかまわないくらいなのだが、流石に残り二週間、毎食カレーかと思うとげんなりす ....
風が撫でる葦原の先に
影が落ちる
夜明けの燈を孕んだ
鳥の瞳は
まだ濁っていない
羽音は
梵鐘の余韻に似て
打ち寄せる波間に滲む
彼方で鴉が啼く
誰の名を呼ぶ声か
一羽、また一 ....
プリンス風味のギター。
ディーヴォのヘンテコ。
ユニコーンのユーモア。
とんねるずのコミックテイスト。
シャネルズのコーラス。
オーティスのシャウト。勿論清志郎風味でもある。
曲展開の激し ....
世界は厳しかった
世界はなんか妙に厳しかった
世界は大分楽なんやな思うた
世界はもろくそに厳しかった
世界はクソだった
世界はもろにクソだった
世界はもろにもろ ....
悲しい曲や
恐ろしい曲は似合わない
そう、
G線上のアリアが良い
平安と静けさがどこまでも
遠くまで届くあのメロディ
冬の暖かな日に散った花の想い
よほどあなたを愛していたの ....
あれからまた百年がたち
わたしたちは まだ無知だった
岩とか、波とか
空とか
そういうもののほうが
まだ世界をよく知っていた
まえの百年にしてきたことを
ひとつずつなぞって
....
可哀相に
末期の息の定まらぬなか
彼女は逝つた
夭折の詩人
美しい稱號
だけど僕は敢へて
可哀相に、と云ふ
死んだ若者は
祟りなす事すら知らず
今日を棄てゝ
明日は冥府を彷徨ふ ....
ヤ、ヤ、畸つ怪なり幻影
新左衛門大刀を拔き放てり
とか
僕はいつ迄も冒険譚を追つてゐたいが
内面の慾求には
いつも負けてしまふ
詩
に向かふ
のだ
とか
念押し ....
ほー、ほー、ほーたる来い
こっちのみーずは、あーまいよ
ローレライは必ず美しい顔をしている
優しい歌声で唄い
多くの男を捕らえるために常に魅惑的だ
今宵もまたひとり
「歌を ....
「白翔会病院」
白翔会病院の前にあったM病院よりも、
随分、立派になっていた。
送迎バスが下山口駅、小手指駅、荒畑より出ており、
勿論、病院からも送ってくれる。
しかも、MITは放射線を ....
飛び交う砲弾は 罪なき子どもを傷つけ
飛び交う呟きは 罪なき誰かを傷つける
そこにはルールはなく
人権を無視した軽視や蔑視
差別発言が幅を利かせ
怒りの矛先はトチ狂った方角へと拡散し
....
小さくちぎった新聞紙
丸めてバケツの水に浸す
指先から冷たさが伝ってきた
「新聞紙で窓を拭けば、綺麗になるよ」
そう教えてくれたのはかつてお世話になった教会牧師の奥さんだった
年末が近づ ....
赫赫たる蒼穹に舞う翡翠の影、 羽摶き一閃、風を裂く翮の響。 風韻濃密なる虚空に、その声は如き翡翠琴の奏。 哢声は黄鐘調に流れ、 万象の縫い目を紡ぎ、永劫の詩篇を描く。蒼茫たる雲海を翔けるそれは、 神霊 ....
洗貝新さんのおすすめリスト
(187)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
黥
-
atsuchan69
自由詩
14+*
25-2-2
神、共にあり。
-
りつ
短歌
1*
25-2-2
バランスの良いいくつもの林檎
-
朧月夜
自由詩
6*
25-2-2
なごり雪のような雪が舞う真冬のとある日曜日
-
山人
散文(批評 ...
5*
25-2-1
知らない星のやさしい温度
-
唐草フウ
自由詩
12*
25-1-31
冬の窓辺
-
夏井椋也
自由詩
11*
25-1-31
「クレクレ星人の独り言_30」
-
ジム・プ ...
散文(批評 ...
1*
25-1-31
あいしてる
-
りつ
自由詩
2*
25-1-31
独り言1.31
-
zenyama太 ...
自由詩
2*
25-1-31
1月30日_語る死す(カタルシス)
-
りつ
散文(批評 ...
4*
25-1-30
クジラLet's_Go
-
鏡文志
自由詩
4*
25-1-30
とおりゃんせ
-
海
自由詩
6*
25-1-30
あやまち
-
栗栖真理 ...
自由詩
3*
25-1-30
NWSF剣豪ロマン_カンテラ・サーガ、ピリオド3『からつかぜ ...
-
髙任勇梓 ...
散文(批評 ...
2
25-1-30
二人で共に居れば、地獄だって天国に変わる
-
りつ
自由詩
3*
25-1-30
信号
-
由比良 ...
自由詩
3*
25-1-30
桃太郎、やみバイトする
-
りつ
自由詩
2*
25-1-29
「クレクレ星人の独り言_29」
-
ジム・プ ...
散文(批評 ...
2*
25-1-29
梵鳥
-
中沢人鳥
自由詩
4
25-1-29
自作品「デタラメなるエダマメ」についてと近況報告
-
鏡文志
散文(批評 ...
4*
25-1-29
なんとも優しい世界
-
陽向(2 ...
自由詩
2
25-1-29
Requiemー散った花のためにー
-
りつ
自由詩
2*
25-1-29
百年2
-
はるな
自由詩
6
25-1-29
罪人
-
髙任勇梓 ...
自由詩
4
25-1-29
Alternative_Son
-
髙任勇梓 ...
自由詩
2
25-1-29
ローレライ_テーマ「おいしい話(闇バイト含む)に魅了されると ...
-
りつ
自由詩
4*
25-1-28
1月28日メモ_「病は気から」「詩考」などなど
-
りつ
散文(批評 ...
4*
25-1-28
SNS_〜正義なき戦争〜
-
栗栖真理 ...
自由詩
4*
25-1-28
離散家族
-
栗栖真理 ...
自由詩
4*
25-1-28
衒学鳥
-
中沢人鳥
自由詩
4*
25-1-28
1
2
3
4
5
6
7