きみのしずかな寝息は、            この、
夜の水槽のような部屋の暗がりのなかで、
とてもふわふわと、
まるでちいさな海月のように、とてもしずかな寝息だね、
色を落とした、黄色、褐色の、紅色の
手紙の断片たちが、道の片隅や、真ん中に
からっ風で湿度をなくして
散らばっている
それを潰して
計算できない枚数に砕ける
どうしてうれしい
かなしくな ....
突き抜ける青さは曇りなく

一点の雲もない
どこまでも恒久の青
360° 全部 青
水色でも蒼でもなく、青

(雲が無いのは空気中の湿度が低いからだ)

あまりにも高くて
酸欠にな ....
チュウカチンミンキョワコクの
領事官如きに
偉そうなこと言わせねえのにな
インバウンドダア?
一目見て分かる
垢抜けない奴らなんて
一匹たりとも日本に入れる
必要はないんだよ
秋田県で ....
夢はたくさん叶いました
思いのこすことは特に無いのです。
終わる日を楽しみにしている
けれど
生きるための目的を新たに
持ったほうが すてき
その目的を今から探そう
るんたったるらるらる ....
朝ぼらけ
白々とした空は
憂鬱の風を払い
穏やかである
永遠から見たら今は一瞬?
今から見たら永遠は何?
分からないから分かろうとする
分かったときには分かる
分かったものは分からなく ....
アニメのキャラしか興味ないって
人間的欠陥だろ

気に喰わない反応も返す
生きた人間を相手の要職が

米大臣も気に喰わない
顔がつぶれてる

米を安くする気がない
質問もはぐらかす ....
南向きの陽当たりの良い縁側で
母は新聞を読むのが好きだった

そこは
冬でも小春日和で
いつも長閑で寛いでいた
母もまた然り
これと言って趣味がなかった母だが
いつもの厳しさはどこへや ....
バーコード頭というのがあったが
今はQRコード頭というのがあるらしい
間違えてスマホを頭に翳して
読み取ると
見たことも聞いたこともない
サイトにアクセスするそうだ
試しに山田課長にやって ....
渋谷陽一の語りには、論理的な暴力性があった
良い加減な人? ただの音楽好きなおっちゃんだよと語るけれど
その独特の嗅覚には、いつも本物の持つ匂いがした
体系的な知識と全体像だけじゃない 
人肌 ....
暗闇だけの頃、触れ合い擦れる感触、肌に伝わる振動、煮詰められた咆哮、手探りした香り、譫言の熱、が、頼りだった。予めでは無い空間。空間を含めた全て、妖精の尻尾を掴むのと一緒。持ち寄った種は無駄を嫌う。存 .... この世はすべて抒情詩。人々が右だの左だのそれぞれ
の勝手な席に座っている間、俺は翼のない旅をつづけ
ている。翼がないということは飛べないということで
あるが、右でも左でもどちらか片翼だけでも飛べ ....
バカと言われりゃ怒るでしょう
怒れば右翼のできあがり

ヤバいぜ、おぃ
謝った方がいいぜ

ありがとうとごめんなさいが
言えない人は
ダメなんじゃなかったのか?

首相が殊勝な顔を ....
声が聞こえる
様々な人の声が
意味を伝え
感情を伝える
冬の空気の中を
震えて伝わっていく

愛したい
愛したい
みんなを愛したい
みんなそう思っている

震えはやがてどこかを ....
空気になりたいと思ったのはハリネズミみたいな人を見た時
油になりたいと思ったのは消えかけた火みたいな人を見た時
星になりたいと思ったのは下を向いて咲く花みたいな人を見た時
家になりたいと思ったの ....
○「幸せ」
幸せは
一つではない
幸せは
人の数だけある
幸せは
比べられない
アマゾンの奥地に住む裸族にも
幸せはある

○「コンピューター戦争」
これからは
コンピューター ....
すこしだけ何かを言いたいのなら。

さようなら

繰り広げられる白い雪の
すべてをさらけ出した清いあきらめが
くるおしく皮膚にしみこんでゆく

季節の記憶が旅立って
たどり着くこと ....
無色透明な空よ

ふと、見上げると

空の色が無色透明に

明るく、眩しい輝きの銀の色

空への想いは

果てしなく、広く、高く、大きく

こころの旅を続ける
それは、
行くあてもなくて
目指す場所もなくて
ただ そこにあって
漂っているだけで

それは、
目的もなくて
誰にあてるというのでもなく
ただ そこにあって
揺れているだけで
 ....
(生きている)

前にしか進めない
立ち止まっている時も
一方通行の時間に乗って
細胞を殺しながら
生きている

乗り越えれば乗り越えるほど
壁は大きくなってゆく
問題も難しくなっ ....
宇宙はすべらかに濡れていた
青色の 薄羽のささらぎのような
おぞましくも おおらかな大河の
地の底からふるえてくる鼓動のような
無数の幾何学に彩られているのだから
止まり続ける道理などないの ....
+

 ぼくのなかで泣き晒す想いが浄化されてゆく。働いているひとのいうお金の概念と障がい者の考えるそれらの価値観の相違について考える機会を得た。



 険しい想いで害をなす言葉を用いて ....
朽ちた動力機関のような感情を抱えていた秋と呼ぶには暑過ぎる日の午後、思い出すことも思いつくことも度を越えていて俺はもしかしたら自分自身にとり憑かれているのではないかと心配になるくらいだった、雲はち .... 俺は死ぬ。その死骸のうえを歌が流れる。俺の死骸と
いうウラル山脈を越え、俺の腕や脚というカムチャツ
カ半島を越え、歌は悠然と流れつづける。なぜ俺は死
んだのか、既に死んでしまって脳髄が破壊されて ....
15年続いた結婚は
ロマンチックじゃない
愛してるもなければ、きゅんともしない

15年続いた結婚は
穴の空いた靴下と電線したストッキングだ
みっともないところもだらしないところも容赦なく ....
上滑りしている
おまえの言葉には
魂の欠片もない
薄っぺらいペラペラの
スーパーの広告みたいに
何のことはない風に
吹き飛ばされてしまう

遺書を書いてみろ

贈って貰った食べ物の ....
さみだれ
つゆいり、あけ
ことことぽとり
ふれたかおり
くつくつはらり
わからない
いろづき、あせた
かさねがさね
ちよりもこく
神宮前
割とお洒落な洋風喫茶店で、何故かラーメンが出てきて
店員さんニッコリ微笑んで 澄ました顔で、お客も食べる
異議を、ください どうか、異議を述べてください
おかしいと思うことがあったら遠慮せずに、 ....
戦い終えた獣のたてがみが北の空へとなびいていく
闇間に散る渡り鳥の影
海王星からの光の定期便を携えた郵便機のパイロットは
震える右手でジャイロスコープを暖め
左手は薄汚れた記憶のガラス窓を擦り ....
『小林よしのり『コロナ論』シリーズを巡って、AIと対談してみた』

私:自作品
『錯乱市民ゲームLOCK DOWN』



先導者:狼が来たぞ 
民衆:うわー、逃げろ
先導者 取り敢 ....
洗貝新さんのおすすめリスト(1834)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
子守歌- 本田憲嵩自由詩825-11-19
おちば- 唐草フウ自由詩15*25-11-19
冬空- りつ自由詩6*25-11-19
原爆さえあれば- 花形新次自由詩225-11-19
花は散って実り_※(音楽付き)- こしごえ自由詩9*25-11-19
永遠の幸せがいつまでも- 杉原詠二 ...自由詩3*25-11-19
言わせてもらえば- りゅうさ ...自由詩5*25-11-19
縁側- りつ自由詩5*25-11-18
QRコード頭- 花形新次自由詩225-11-18
渋谷陽一の詩- 鏡ミラー ...自由詩5*25-11-18
それは素粒子よりも細やかそれはあやとりそれは贈り物第二幕- 武下愛自由詩6*25-11-18
抒情詩_Ⅴ- 岡部淳太 ...自由詩425-11-18
考えなしさん- りゅうさ ...自由詩3*25-11-18
様々な人の声- 杉原詠二 ...自由詩4+*25-11-18
そっと(五行歌)- 武下愛自由詩5*25-11-18
独り言11.18- zenyama太 ...自由詩3*25-11-18
粉雪- 山人自由詩12*25-11-18
無色透明な空よ- 多賀良ヒ ...自由詩325-11-17
抒情詩_Ⅳ- 岡部淳太 ...自由詩525-11-17
生きている- 自由詩625-11-17
ブルー・アトラス- みぎめ  ...自由詩4*25-11-16
全てのひとは倖せになるべきだ- 百富散文(批評 ...5*25-11-16
それが俺が耳にした歌なら- ホロウ・ ...自由詩3+*25-11-16
抒情詩__Ⅱ- 岡部淳太 ...自由詩4+*25-11-16
結婚は、- りつ自由詩4*25-11-15
円谷幸吉- 花形新次自由詩225-11-15
銀杏迷路- wc自由詩11*25-11-15
意味を、ください- 鏡ミラー ...自由詩6*25-11-15
海王星からの光の定期便- 歌留多カ ...自由詩6*25-11-15
小林よしのり『コロナ論』シリーズを巡って- 鏡ミラー ...散文(批評 ...3*25-11-14

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