すべてのおすすめ
私はいつも
世界と向き合うと
身構えてしまい
端から太刀打ちできないと
首をすぼめていたけれど
今の若い人達は
臆することなく
自分の生活の延長線上で
世界を捉えているのではないか
 ....
全身に陽の光を浴びて
浅黒く焼けた
おまえの肌に
舌を這わせてみる

薄く塩の味を感じると
俺のイチモツは
俄に屹立する

おまえを味わうことで
俺はおまえを
掌握した気になって ....
自称詩が紙になったら
紙が可哀想だ
ウンコみたいな自称詩を
塗りつけられて

トイレットペーパーなら
ウンコが終われば
誰の目にも触れられずに
流されて綺麗さっぱり
なくなるけれど
 ....
閉め切った灼熱の部屋で
自称詩人が腐臭を放って
最後の近所迷惑をしでかした

死因は自称詩に当たったことによる
自称詩中毒だと検屍官は言った

死体の横には
ヨレヨレのノートが
主人 ....
カーテンを閉め切った
黴臭い部屋の中で
俺は自分の人生を
振り返っている

あの頃思い描いていた未来は
そんなに輝かしいものでは
なかったけれど
まさかこんなに侘しいものだとも
思っ ....
私達の冷え切った心には
いくつもの氷柱が立っていて
この夏の暑さでさえ
決して溶かすことが出来ない

地下鉄の中で
赤い傘を差した女が
「触らないで!」
と金切り声を上げている

 ....
お前と言う名の
質量が歪めた空間に
落ち込んだまま
俺は何十年も身動きが
取れずにいる

無表情の赤の他人が
何人も通り過ぎて行くのを
ただじっと見ているだけだった

浮かれていた ....
割れた鏡に映る
歪んだ顔の方が
むしろ自分らしいと
思うようになってしまった

LEDの蛍光灯が
いつまでもいつまでも
瞼の裏側に
忘れなければならない
汚れた記憶を焼き付けて
俺 ....
狂ったように
がなり立てて行く
選挙カーに向かって
唾を吐く

アスファルトから
凄まじい陽光の
照り返しを受けて
気が遠くなる前に
冷房の効いた
カフェに飛び込むと
頭痛がする ....
何にでも肯定的な
徹底したイエスマンで
構成された政党で
ビジネスマンの圧倒的な
支持を得ている

基本的に
主体的に何かを考えたり
行動することはなく
複数の意見がある場合は
権 ....
ポケットの中の
小さな祭壇に
頭を垂れる人々
画面の光が
夜の神となる

瓦礫の上に立ち
再び家を崩しながら
誰も泣かず
誰も問わず
崩れる音に拍手を送る

腐臭を嗅ぎながら
 ....
川の下流の
濁った溜まりに
ひとりの男が浮かんでいた

藻の髪をひろげ
陽の光をまだらに浴び
子どもらは棒でつつき
逃げて
また近づく

「またや またや……」
老婆が畦道で呟く ....
日本人とは観念である

何処かで誰かが既に
言っているかも知れないが
私は最近強くそう思うようになった
日本人とは人種でも国籍でもなく
その精神の有り様を表すものなのだ

日本人は
 ....
我が罪を思い返すは桜桃忌

梅雨寒に震えて舌を噛み千切る

蜘蛛の巣に絡み取られて息絶える

黴臭い汚部屋の中の蝋人形

早乙女の後ろ姿に勃起する

襟足に舌を這わせて夏衣

 ....
コメが高いなら
コメを食わなければ良い
アワでもヒエでも
食えるもんなら何でも
文句言わずに食え
どうせ碌でもない
働きしかしねえんだからさ
自称詩人に食わせるコメなんて
端からないだ ....
あなたの温もりが
唯一の救いのように
思われる
孤独な夜には
ただ静かに
あなたを胸に抱いて眠りたい

その微かな寝息を聴きながら
洗い髪の香りに包まれて
何も考えずに
じっと横に ....
私が若かったとき
あなたはとても美しかった
美しいあなたに
偶然街で出会ったとき
私はそれまで
言おうと思っていた
言葉を言うことが出来ず
僕のこと覚えている?
としか口に出来なかった ....
つまらないのは
本当に頭のおかしな奴が
いないからだと思う
昔はほんの一握りだけど
確実にイカれた奴がいたもんだ
俺なんか無理しておかしな振りを
しているだけで
極めて真面目で知的な人間 ....
横浜市営地下鉄で
思い切り
マイ・ウェイを
歌ったら
動画に撮られて
拡散された

その動画がこちら
https://youtu.be/m50UsbNqXSM?si=rqz4oBn0Q ....
狂ってしまえれば
良いのだけれど
狂うのも才能なので
なかなかそうはいかない
だからと言って
正常でいられるほど
強い精神の持主でもないので
仕方なく酒を飲むことになる
肝臓にダメージ ....
「おじさんはさあ
糖尿病が悪化してきて
働けないから
お金貸してくれない?
すぐ返すから」

そう言って
借りたお金を踏み倒した
おじさんは
山手線途中下車の旅
の動画生配信中に
 ....
チンポコをぶるんぶるん
振り回して相手を攻撃する競技で
ルールは剣道と同じだが
面を決めるには
途轍もない巨根かジャンプ力が必要となるので
なかなかお目にかかれない

振り回し過ぎて
 ....
川上麻衣子が陥没乳頭だったので
篠山紀信がグラビア撮影のとき
常に川上麻衣子の乳首を触って
勃起させていたという話を聞いて
私は陥没という言葉が大好きになりました
ところで八潮と言えば
埼 ....
STAP細胞あるあるおねえちゃんと
一緒にSMAPSTAPというお笑いコンビを結成すれば
きっとやり直せると思います

あの頃の未来に
僕らは立っているのかな

君たちだけじゃない
み ....
洗貝新さんの花形新次さんおすすめリスト(24)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
若い人達に期待するしかないのではないか- 花形新次自由詩325-9-10
明けない夏休みはない- 花形新次自由詩225-8-16
紙になった自称詩- 花形新次自由詩125-8-5
死んだ自称詩人- 花形新次自由詩325-8-2
自称詩人- 花形新次自由詩325-8-1
赤い傘- 花形新次自由詩125-7-29
重力の部屋- 花形新次自由詩325-7-25
老いさらばえて- 花形新次自由詩325-7-23
灼熱地獄- 花形新次自由詩325-7-21
賛成党- 花形新次自由詩325-7-19
堕ちていく日本の私- 花形新次自由詩225-7-19
失望- 花形新次自由詩125-7-18
日本人- 花形新次自由詩325-6-22
ブライダル句集- 花形新次俳句225-6-12
自称詩人はヒエを食え- 花形新次自由詩325-6-12
あなたを抱いて眠りたい- 花形新次自由詩225-6-6
綺麗事- 花形新次自由詩225-5-11
スカトロ大戦争- 花形新次自由詩325-5-1
拡散- 花形新次自由詩125-3-26
死ぬまで酒を飲む- 花形新次自由詩1+25-3-25
いただきおじさん- 花形新次自由詩325-3-18
チンポコ道- 花形新次自由詩325-2-18
八潮- 花形新次自由詩325-2-4
なんとかなるさ- 花形新次自由詩125-1-23

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する