それはただのミックスジュースだったのだけど、
形を失った果物に、また世界は混乱した、
それで笑ったんだ、
私は世界から切り離されていった、
それは単純な言葉によって、記述できないから、
 ....
ただ広いだけの野に立たされて
私たちは呆然としている
野は広いだけで
本当に何もない
こんな場所で
何も持たされずに
何の約束もないままで
いったいどうしろと言うのだろう
私たちの戸惑 ....
○「終活期骨太方針」
「年寄りは できただけでいい」

○「年寄りの心」
年寄りになって初めて年寄りの心が
わかるようになった
年寄りって
枯れ枝のようにもうなんもかんも枯れきっている
 ....
「抜け」



女は強気の人が好きと言うかが必ずしもそうでない気がする。
女は抜けのいい男が好きなのではないか? そう思う節がある。

凹凸の関係で言うと、凹は凸に対し、穴を開ける存在で ....
お知らせします

本日開催予定の
「自分を憐れむ会」は
中止となりました

皆様におかれましては
各々の憂鬱を隠し持ちつつ
しなだれた目線を上げて
花の下で存分に呆けましょう
 ....
みょくんに
悪いこと
しちゃったかな?ぐすん

うん♡悪いことしちゃったね、にひひ
そんなにも傷ついてあなたはどうしたの

誰も知らないニュースをお知らせします

あなたの心の鉄橋が落ちた

みんなのお世話をしていたひと

森の奥の 静かな崩壊

金魚は呼吸を遠慮 ....
そこのふきんで
いつまでも
雪と遊ぶ子猫

雨の中
くもりの演技も
忘れてしまった

よく見てくれ
あの日の君は
どうだった

ちんっ
ぷつ


しゅ
貴方はまことしやかに人生を演じてみせる
それはより自分自身の理想像に近づくために

仮面の下に隠された貴方の素顔を私は知りたい

虚飾に塗れた偽りの仮面を脱ぎ捨て今すぐ私に逢いに来て
狂お ....
あっ
それ、何
引っ越し祝い?

あはっ
ありがとう

でも
よくわかったね
ここが

それに
こんなに朝早く

休講だったの?
そう  ....
学校のトイレの窓ガラスは、むかしから割れていた。
洗面台の鏡の端っこに
生乾きの痰汁がへばりついている。
その鏡に、学校と隣り合わせに建っている整形美容外科医院の
きれいに磨き抜かれた ....
○「今朝も生きて娑婆にあり」
今朝も生きて独り言を書けるのは
有難いことだ
同級生がまたガンで死にかけている
奥さんが落ち込んでいたと妻がいう
この生死の道は涙なしには通れない
末期ガンの ....
そういうふうに
こんなふうに
吹いて
吹かれて
不はつして
消えた

さえずりに似た
曖昧で軽い
生きづらさ
飛ばされていった
心や身体の
端きれ

想像していたよ ....
家は設計されたときに自らの完成をみる
建築家の立原道造がときを引き詩をたてる
はじめから死の骨組みで編まれた愛の生家
居住者は光の柱に舞うだけの静謐な塵埃

建築は頂を完全な月の満ち欠け ....
静寂を沈めた海が、満月を映している

白い泡を浮かべた幾度目かの波が、
今夜も踊らない砂浜を濡らして、
ひとりの足跡が、塔のある岬までつづいた

打ち寄せる羽ばたく声と、
幼い飛沫が果て ....
るんは風の中 るんは風の中
思い出の空の彼方へと、飛び去っていったよ
それでその後、どうなった?
こんなな空の果て こんな空の果て
穴の中へと、消え去っていったよ
それで、アキラはどうなった ....
○「高血圧」
原因はよくわからないようであるが
僕は身体のかたさが一つは原因かもしれない
これから毎日ストレッチをやってみよう

○「高血圧」
測れば測るほど高くなる

○「転んだら」 ....
この弱った国 腐り切った国
弱り果てた国 弱いものを助ける気すらない国
くだらねえタレントがのさばり、農薬まみれの国
神の国だった時代は、今や昔 皆でこの国を貶めた
劣化ジャパン 弱体化した国 ....
{引用=




うしなわれたものは、いつもやわいかたちをしている
それならば、うしなわれるまえに
きずつけずに、たいせつにしていたらよかったのに。

水色の浜辺にちいさな時計をてに ....
今日もパソコン画面を相手に、老いた老人のように腰を歪め、片手でマウスを弄りながら、画面を物珍しそうに眺める猿のような私がいる。

ネット詩は個人主義の時代を象徴する独白のようで、その組織力不在の表 ....
最初の出だしはこうよ。
ポプラ並木に寒すずめが四羽、
正しく話してると、
うつくしい獣たちが引き裂くの。
クレープが好きだと言ったわ。
魚座の男が好きだとも言ったわ。
鉄分の多い多汁質 ....
やがて、その日が来て 声が枯れ果てれば
(フーッ)私の 生きていることさえ 嗚呼、もう
意味がなくなれば なに頼りにその後、生きよう
エイ、あの 野花にも、心があるように
嗚呼、もう 夜中にも ....
悲しくて
苦しくて
切なくて
ポロポロ涙が{ルビ溢=こぼ}れます

心が透明になったら救われるのでしょうか
この身体が朽ちたら救われるのでしょうか

今はただ 
輝く川面を眺めては
 ....
あなたのために
私は砂になりました
チョコレートにリキュールで
モーツァルトらしい

モーツァルトを聴かせて作られた
蔵粋らしい

酒にモーツァルトを聴かせたものらしい
くらしっくと読ませるらしい

生きてる間に聴くも ....
ひとひらの
    羽音が、
        —— 冷たい空を
           縫う。

雲は
  言葉を持たず、
       ただ、

        漂う
       ....
暗闇を駆け巡る侘びしさよ
盲目のなか悶え苦しむ己を鏡越しに見つめ
何を思う?

人々は仮面を被り
さもヒトゴトのように私のあいだをすり抜けてゆく
まるで風のように・・・

他人という寂 ....
 詩の言葉というものは時代を映し出す、そのことは谷川俊太郎の詩を見るとよくわかる。よく知られているように、谷川俊太郎の第一詩集『二十億光年の孤独』は三好達治の序文を付して刊行された。現在長期入院中で資 .... 大空は澄み渡り
一羽の{ルビ白鳥=しらとり}が気流を捉え
深い青に溶けてゆく
帰って来いと叫んでも
真澄の彼方に飛び去った

冷えきった{ルビ水面=みなも}に鯉が跳ね
辺りの静寂を切り裂 ....
一時間に一本のバスに乗り運ばれてゆく。途中川を渡りバスが走るには狭すぎる道を運転手は器用にハンドルをさばく。道は上り坂になりうねっている。調べても詳しい情報が見つけられない町にさしかかると広い空に映え ....
洗貝新さんのおすすめリスト(1666)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
悪夢は私を感光しない- 由比良 ...自由詩5*25-3-7
- 岡部淳太 ...自由詩925-3-7
独り言3.7- zenyama太 ...自由詩1*25-3-7
抜けの良さをぬけぬけと語る「抜け」と「ピアノリサイタル」- 鏡文志散文(批評 ...2*25-3-6
お知らせ- 夏井椋也自由詩11*25-3-5
ちゅう2- 林 理仁自由詩225-3-5
静かな崩壊- 松岡宮自由詩1325-3-5
あられのもよう- 林 理仁自由詩225-3-4
薔薇の刻印- 栗栖真理 ...自由詩125-3-3
こんなふうに- 田中宏輔自由詩13*25-3-3
窓。- 田中宏輔自由詩10*25-3-3
独り言3.3- zenyama太 ...自由詩2*25-3-3
そういうふうに_こんなふうに- たもつ自由詩525-3-3
死の家に住まう光の先鋭化- 菊西 夕 ...自由詩7*25-3-1
グィネヴィアとエレイン- atsuchan69自由詩14*25-3-1
風の中のるん- 鏡文志自由詩7*25-2-28
独り言2.27- zenyama太 ...自由詩2*25-2-27
お下劣ジャポン- 鏡文志自由詩5*25-2-25
遠い日- ryinx自由詩14*25-2-25
私の仮想敵、西野亮庵氏と、私の現代嫌いについて- 鏡文志散文(批評 ...7*25-2-24
タコにも酔うのよ。- 田中宏輔自由詩15*25-2-24
夢の中へ- 鏡文志自由詩6*25-2-23
青い涙- レタス自由詩7*25-2-22
あなた- リィ自由詩3*25-2-22
チョコレートゴースト- wc自由詩12*25-2-22
空隙- 中沢人鳥自由詩625-2-22
道化師の輪舞- 栗栖真理 ...自由詩3*25-2-21
谷川俊太郎の「孤独」の現代性について- 岡部淳太 ...散文(批評 ...4*25-2-21
散歩道- レタス自由詩4*25-2-20
一生に一度しか会えない人に会いに行く。- 自由詩5*25-2-20

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56