{引用=消え去るゆめのなか
目に映る光景、
そこは蒼い浜辺であるといい
空には鳥の飛ぶ影が見える

遠くの波間のだれもしらない
だれもいない場所で
アルコールの瓶を片手に、
空を見上げ ....
刀鍛冶職人が、納得出来る刀を研ぐまでの年数
一本につき、約十年
ネトウヨが、その悪意を吐き散らすまでの秒数
一文字につき、約0.1秒
花火職人が、世界に喜びを届ける作品を完成させるまでの日数
 ....
身がうずむほど雪が降った
ささくれだったヒイラギの枝が
きしんで首を垂らしている
穏やかにその生命を垂らしている
槍のような葉先が ひどく艶やかに
朝霧を すんと突いていた

火を焚べて ....
いつだって
逃げ出したいのは
空の彼方
まぼろしの国

そこに住む住人は
みな穏やかで
過去を問わない
未来も尋ねない
お元気ですか
から始まる会話は
今日あった細やかなことを
 ....
うすいろに光る午後の裏口まで
となり街の長い雨が
後ろ姿にくっついてくる
あなたの不在に慣れるより早く
引かれるカーテンは幕のようで
立ち尽くしていた気がする
いつまでもはじまらない舞台で ....
この詩は、題名のみならず、その形式や文体も、また、この詩に引用された詩句のうち、そのいくつかのものも、西脇順三郎によって訳された、T・S・エリオットの『荒地』に依拠して制作されたものである。西脇訳の『 .... AIにダメ出しされまして
わたくし、面食らい

信念の大事な局面で
AIからダメ出しが?

立つ瀬がないだろうが
AIが最高権威とか、イヤだよ俺

意味のレベルに関する限り
AIは ....
詩美人草が
咲いているのは
何処なのか?

世界にたった一つしか
咲かないわけでも
あるまいに

まさか…

ベランダの角
珈琲の湯気の中
空を{ルビ翔=ゆ}く鳥の眸

で ....
繋がってる 繋がってる 場面と場面が、繋がっている  
一つの映画の中で繋がっている
繋がってる 繋がってる 朝と昼と夜が、繋がっている 
一日の風景の中で繋がっている
繋がってる 繋がってる ....
キレて切ってを繰り返し
私の周りには神も天使も姿を消した
優しげに手を差し伸べてくれるのは
私のように忌み嫌われる悪魔くらい

悪魔の手をとるとどうなるかしら
悪魔にキレたらどうなるかしら ....
秋が深まり
冬が近づいてくると
この国の人々は次第に幽かになってゆく
秋とは空きであり
物事に空きが出来る季節
それに対して冬は不結であり
何もかもが互いに結ばれずに
バラバラに佇んでい ....
謝ってはいけない
室町 礼

どうしてそうすぐに謝ろうとするのか
謝って済むものでもないのに
謝って何がどうかわるというのか
また
謝らせて済むものでもないのに
どうしてそうすぐに謝ら ....
○「田舎の寂しさ」

田舎の寂しさに
耐えかねて

カラスが
「カア!カア!」鳴く

防災無線のお知らせが入る

救急車が
「ピーコ ピーコ」通り過ぎる
朝に聞いた曲
心の目が柔らかく開く

見落としていたもの
忘れていたこと

目玉焼きのカタチに
母が

洗濯したハンカチの色に
父が

リキッドの眉墨には


私の ....
青いあおーーい空を
滑らかに突っ切ってゆく
高度10000mの自由
吐き出した透明が凝縮して
空を割る

航跡がにじんで
空に波が打ち寄せる
白い泡 白い花
小さな結晶たちが
ぶつ ....
カラダに湧き上がる返事の針路を還るとそれが耳管で唱歌。洗い流した新緑の土足で打ち消してしまい、くるめくほどにただ一点を覗いて。溢れんばかりの月魄を留め、コレ以上は近づけない(言葉が、なぜ 遅い 欄干を .... 知らないから登れた山
知らないから騙される
知らないから言いなり
知らないから嫌悪する
知らないから攻撃する
知らないから傷つけた
知らないから全然平気
知らないから奪われる

知ら ....
○「詩とは?」

詩とは何か?
死と同じようにわからない!
わからないままに
書いている
生きている
この生には
なんとも奇妙な日々がつづいている
流されて 打ち上げられて
無意味に蠢くだけのこの不具の身体
それでいながら守られて
意志を発揮する間もない時がつづき

あるいは罰のようにさ ....
女性は
暴力の何たるかが
わからないのではないか

殴って黙らせたことがあるか
またどのくらい殴ったら
死なせてしまうかとか

そも殴りかかっていい相手なのか
測ったりは?

犯 ....
○「ユーチューブ」
ユーチューブを初めて見た!
若い女性の股を広げている動画などが
いっぱい出て来た
スポーツのエロ化か?
うーんこんなものを毎日見ていたら
脳梗塞になるような気がして
 ....
誰か一人が歩いているとき
町の喧騒はさみしく かなしい
誰か一人が笑っているとき
町の灯りはさみしく かなしい

だから雪は濡れているのです
うろ覚えの愛情のように
「富士山」

どんな山も
どうやら富士山らしい

そんな時
わたしは何かの力に押されるように
静かにほほえむだろう

ほほえみながら
この
ほほえみのことを考え
どんぐりの木の ....
雪がふるふる
雪が降る
茫漠の孤独の上に
雪が降る

泣いているのか?
泣いているのか?
私よ
あなたよ

まっさらな雪原に
足跡をつけても
すぐに覆われゆく孤独よ
歩みの道 ....
今晩は
冷えますね
灯るホタルは
趣深いですね

いつも
厳しいお仕事に
体も冷えて
大変ですね

もしよかったら
わたしの家に上がってください
飲み物
食べ物など
用意し ....
鏡に映る古びた姿は
草臥れているのに笑う
鏡の向こうに新しい影が現れ
私を手招きしている

常に変化している世界で

見た目から変える
髪型を選ぶ
新しい私が
この身体の中
目覚 ....
暗渠の上の緑道を歩く

枯葉を踏みながら
自分の影を踏みながら
何処も目指さずに
誰も目指さずに

曲がりくねった道を彷徨う

陽射しはただ微笑むだけで
空の青さが背筋に染みる ....
冷たい雨が降りだした町に
冷たい夜がやってくる
夜明けはいつも遠い
トーストの微笑みも
紅茶の雫も
珈琲の湯気も
夜明けの向こう側にある
手を差し出しても
触れることができない幻を
 ....
ジャズ

https://suno.com/s/OnEIvAu82hec0Wor

https://suno.com/s/BnCz1C68jnmUswfQ

なんとなく

https: ....
私は 木目地にすぎない。
光がひずみ
色が変わり、 そのテンペラを細みガラクタはあつまって
苑内を崩してく           間仕切りには丁度
              月光浴ディストーシ ....
洗貝新さんのおすすめリスト(1820)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
即興12/20- ryinx自由詩8*25-12-20
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Notes_on_the_Wasteless_Land.Ⅰ- 田中宏輔 ...自由詩1325-12-18
愛がない- りゅうさ ...自由詩4*25-12-18
詩美人草- ハァモニ ...自由詩425-12-18
全部GO!- 鏡ミラー ...自由詩7*25-12-17
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冬の磁場- 岡部淳太 ...自由詩425-12-17
室町さんの「謝ってはいけない」とコメントについて- 足立らど ...散文(批評 ...3*25-12-17
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独り言12.15b- zenyama太 ...自由詩4*25-12-15
奇妙な日々- 岡部淳太 ...自由詩5*25-12-15
釘を刺す- りゅうさ ...自由詩5*25-12-15
独り言12.15- zenyama太 ...自由詩4*25-12-15
熱燗- 飯沼ふる ...自由詩3*25-12-14
あの子へ- 道草次郎自由詩525-12-14
墓標- りつ自由詩6*25-12-14
煙草- 杉原詠二 ...自由詩4*25-12-14
イメージチェンジ- 自由詩1025-12-14
冬の散歩道- 夏井椋也自由詩1325-12-14
夜と雨- りつ自由詩8*25-12-13
つづら坂(過去作)と音- wc自由詩11*25-12-13
さんぜんとひとしずくのいっぱい- あらい自由詩425-12-13

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