生き物として残り時間はもうそう多くない
やっかいなのはいつまで、なのかは誰にもわからないこと
いっそ自分で決めてしまえば楽になるのかしら

喫茶店でクリームソーダを飲みながら
思い出を誰かに ....
カミナリがなるとき
審判が下される
核廃絶の必要性を
神の怒りによって表す

家族も恋人も
住む家がなければ生きて行けない
生きることは愛すること
轟音の中を愛しい人の下へと走った
 ....
 ――明さんの迷った目には、煤も香を吐く花かと映り、蜘蛛の巣は名香の薫が靡く、と心時めき、この世の一切を一室に縮めて、そして、海よりもなお広い、金銀珠玉の御殿とも、宮とも見えて、{ルビ令室=おくがた} .... 灰色の週末に憂鬱な手紙と葡萄酒、ガレージの中は半分がら空き、天道虫さえこちらに気を遣う始末、ああいい、問題ない、俺がひらひらと手を振るとようやく居心地のいい場所を探すことに夢中になった、それ以上外 .... 階段に
月の花びらが落ちている
けだもののまばたきの前を過ぎ
けだものの舌に拾われる


何も無いところに花びらを見るものなど
邪険に扱ってもいいのだ
邪見に扱うこ ....
ひとつの、無限の神様たちがクジを曳いて
行き先を割り当てるの
きみはジェーン、あなたはトッド、あの子はエーゲ海、絨毯、松の実、石の影

人類最後の嘘って何だと思う?
命? 神様? うーん ....
日本人とは観念である

何処かで誰かが既に
言っているかも知れないが
私は最近強くそう思うようになった
日本人とは人種でも国籍でもなく
その精神の有り様を表すものなのだ

日本人は
 ....
とけてゆく熱視線
ついにあなたはサングラスをつけて


塁にランナーはいない
どちらのチームにもヒットさえない
何が当たり前なのか知れないが
きっと引退した先輩は
テレビでこの野球中継 ....
お見舞いを書くのは
ふつう七月か八月だったけど
六月の梅雨どきに
「猛暑の候いかがお過ごしですか」
という葉書を出したら
笑われるだろう

それでもほんとうに
実に暑いから
冷房理で ....
取り出した言葉はその人の歴史に裏打ちされた「言語」の上に成り立っているから短詩にすると目立つのだろう。才能ないと気づきわかっている人は文章を書くときは長文にして刃を隠すほうがよろしいのかと思っ .... 初夏はまだ始まったばかりだというのに、早生まれのトンボがもう死んでいる、アスファルトの上にその細い細い機体を傾けて、まだ生きていたかった、みたいに、そのうすいガラスのような透明な羽を、そよ風にかすかに .... 少女がしゃがみこみ
自分の影を古いアスファルトに垂らしている
路地裏、午後三時、大安の日

アパートの二階
アルミの冷たい窓枠に肘をついて
しばらく一人でぶつぶつ何事かを嘆いている彼女を見 ....
そろそろ
楽しかったことだけを
話せたら
そう思っても

ひどい思いをしたこと
愚痴
恨み節
荒れる三回忌
こんなにも執着を遺して

きっと寂しがりやなんだ
逝った人も残された ....
(また降りそうになってきよった)



泥酔状態で唄う桜坂 音痴でふざけすぎるけど
黒いネクタイと白いワイシャツが いつもより艶っぽかった
「泣きそうになったわ」と あとで口にした
その ....
昨日から怒っていた

珍しく怒りが収まらなかった

なので

タロット占いに行った

占師の見立て通りの三ヶ月間だったことが

背中を押した



占いへ行ったきっかけ ....
スーパーに行ったんだぜ
魚の骨のパラダイス
くっせー 笑えるよな

キッショ!
ひっさしぶりや、こんなキッショいの、うっわマジでキッショ!

外はみぞれ、何を笑うや、レニン像

キモ ....
 地上のある一部の上を
 浮遊しているシジミチョウ
 少し伸びている青芝には
 いちめんの陽射し

 こめかみを撫でる風と
 こうしていま、私はひとりで
 ビルの壁際に沿った歩道を歩き
 ....
情報を得て、現実が進んだことを確認した気になる。
だが、そのすべてが本当にそうであると確信してはいけない。
私たちは、己の見込みと現実との関係を、ゆるがせにしてはならないのだから、
思い込みは思 ....
ゆったりとした音楽
慌ただしく鳴るカップ

霞んだ間接照明のなか
忙しなさとスローとが交差する

人の話し声はやがて子守唄となり
瞼を重くする魔法

誰もが他人には無関心でいられる
 ....
○「平和ボケ?」
ガザでは
毎日たくさんの人たちが
殺されているのに
のんびり大リーグ見てて
いいのかなあ!
ウクライナでは
毎日ミサイルや爆弾が
雨霰のように落ちてきているのに
の ....
悪しき平等  か

*

良い意味での顔を見えないネット社会の悪しき平等主義の立場から、、、らどみ

言葉は平等に使えるといまだに戦後の思考で育てられて日教組で活動したおじさんおばさんの教 ....
死の弾が降り注ぐ
またはじまる
消えてなくなればいいのに
また繰り返す

遠い国の出来事と
やりすごす
目の前の米で
思考は消される

止むことは止む
きっと止む
空に青が戻っ ....
「 新月の夜 」

存在さえも不確かにする 霧が降る

新月とつめたい星の光、みすぼらしいデッキの長椅子のしたに

小さな命が産み落とされる 

白黒タキシードのハチワレと 闇色のクロ ....
爺婆になると子どもになっていくと言っても普通の爺婆は子ども心のワクワクドキドキのエキスが足りない子どもの歌のニッキニャッキのように好き嫌いはだめで残さず食べてだいじょーぶぃカルビはビールにあうか

 ....
○「一生」
今日もまた一日
今日もまた一日

齢を重ねていく

○「安眠」
ぐっすり眠れた朝は
何かいいことが
ありそうな気がする

○「駐車場」
今駐車場が一番怖い!
眼 ....
成功は作れる
と、手ごたえを得てるでしょう

作画崩壊しとるだろうが
おめでとう、おめでとうだろうが

自分のできる範囲で
できる事をすればいいんです

僕にできることが
君にでき ....
 
 ふりむくな ふりむくな
    うしろには夢がない

          ── 寺山修司







紫陽花や今日も明日も通る道 

紫陽花や毎日通るこの家も

 ....
信州で得たお金で

京都に戻った

ほぼ行方不明は継続中

ある日 清掃車に 

乗っているバイクごと撥ねられた

気を失ったのは人生初

目を開けると

周りに人の足 ....
「障害」もいまやカジュアルになりました
いじめに遭えば障害者疑惑
転職を繰り返しても障害者疑惑
「生きづらさは貴方の特性」
コミュニケーション能力否定され
自己の責任であると認識される

 ....
人柱は今もまだどこかに埋まっているだろう
切腹をして内臓を取り出したり
斬首刑

エキセントリック

今の時代の死刑も
未来から見たら

風習は形を変えながら
人間の精神に寄生する ....
洗貝新さんのおすすめリスト(1494)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝がやってくる- そらの珊 ...自由詩13*25-6-23
カミナリ- 杉原詠二 ...自由詩2*25-6-23
天国は展開の極意_四章- 菊西 夕 ...自由詩2*25-6-22
One_Day- ホロウ・ ...自由詩3*25-6-22
冬夜_歩み_うた(六十・六十一)- 木立 悟自由詩525-6-22
写真立て- mizunomadoka自由詩325-6-22
日本人- 花形新次自由詩325-6-22
夏至- 田中教平 ...自由詩725-6-22
六月の猛暑- けいこ自由詩8*25-6-22
_開いた扉を用意して- 足立らど ...自由詩3*25-6-22
寂静- 本田憲嵩自由詩1825-6-21
供花- 飯沼ふる ...自由詩5*25-6-21
三回忌- 自由詩8*25-6-21
マツリアト- 唐草フウ自由詩12*25-6-21
タロット占い- 花野誉自由詩8*25-6-21
あの頃- 林 理仁自由詩425-6-21
蜆蝶- リリー自由詩14*25-6-21
因果関係と思い込み- 杉原詠二 ...自由詩2*25-6-21
忘却の刻- 栗栖真理 ...自由詩525-6-21
独り言6,21- zenyama太 ...自由詩2*25-6-21
悪しき平等社会のなかで- 足立らど ...自由詩2*25-6-21
祈るのは刹那- 自由詩8*25-6-20
新月の夜- 月乃 猫自由詩7*25-6-20
ワクワクドキドキ- 足立らど ...散文(批評 ...4*25-6-20
独り言6.20- zenyama太 ...自由詩2*25-6-20
万博に- りゅうさ ...自由詩4*25-6-20
小さな夏の手紙- 森田拓也俳句13*25-6-20
初めての記憶喪失- 花野誉自由詩9*25-6-19
疑惑- 栗栖真理 ...自由詩125-6-18
風習に捧ぐレクイエム- 自由詩7*25-6-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50