雲の形は常に変わっていく
それでも美しい
星はほとんど動かず
それでも巡る夜空

花の色は移りにけりな
散りゆくを惜しみながら
人間は死ぬとしても
永遠の水面に揺れているだろう

 ....
いつもの会釈にお決まりの挨拶
それにあとひとこと
胸につかえたしゃぼん玉を ひとつ
ことばに込めて放ちたい

世間話にも地雷はあるかなとか
ぜんぜん気の利いたことでもなく
毒にも薬にもな ....
悲しみは
どこへ行くのだろう

月明かりに照らされた部屋に
アン・ルイスのバラードが静かに流れている
ずっと夜と共に呼吸してきた
あなたの肢体を抱き締めながら
愛の悲しさに目蓋を伏せる
 ....
京都にいた頃、
付き合っていた京男Nが、大の釣り好きで、バイクの後ろに乗っけられ、よく琵琶湖へバス釣りに行った。

Nと私の共通の友達、徳島出身のSも釣り好きで、三人でよく琵琶湖に行った。
S ....
君が送ってくれた写真
緑のアーチ
まっすぐ続く道
知らない風景なのに
あたたかく懐かしい
それは君が歩いた道だから

いつか歩いてみたい
君のいるところへ訪ねていきたい
傷だらけだと ....
○「ユーモア」

ちょっとユーモアを
考えるだけで
心の緊張がゆるむ

ちょっとユーモアを
言うだけで
人間関係がおだやかになる

若い人も高齢者も
ちょっとユーモアを
持とう ....
長年続いた「りんご、みかん」論争

彼女は3000円しか入ってないGUCCIの財布を持ちスーパーへ向かった
と思ったら、薬局だった
みかんかりんごを買いに来たのに
何故、薬局なのだろう
彼 ....
{引用=「ねこのみみ」

からすがとんで
むしがなく
あかつきかすかな
かぜごこち
いみしんちょうな
ててっぽっぽう
おとぎばなしも
すたるとき
おかまでたいた
ぎんしゃりの
 ....
森進一に『港町ブルース』という歌があります。

  背伸びして見る海峡を
  今日も汽笛が遠ざかる
  あなたにあげた 夜をかえして
  港 港函館 通り雨

最近のことですが、
この ....
腰の右側を喰われ
やがて身体すべて餌食となった
森の中私が喰われた記憶
輪廻の中で布施だと合掌した
今生腰痛く夜陰にふと思い出した
グミグミ食べたい色んなグミ
おいしいよだからまた食べたい
グミグミ食べたい色んなグミ
シャリシャリプニュプニュおいしいね
グミは世界一お友達よりもずっとずっといっしょ
グミは世界一おいしいだ ....
何日か前に、福岡朔さんがダイアリーにURLを上げてくださっていたので聴いてみた。

あ、なんだ、『愛の流刑地』の主題歌じゃん。
えーと、確かもとうたは平井堅。

うん。なるほど。
平井堅バ ....
これまでに人は
この世界に塵芥のごとく
いいえ、もっと些末な
不織布マスクになら引っ掛かるような
やっぱりすり抜けるような
ええ、そんなアレでした。

たとえば私の裡の、あるひとつの考え ....
数日前に茹でてタッパーに詰め込んだ、冷たいそうめんをとりだして食す。もうだいぶ硬くなっているほそい面、たいぶ新鮮味のなくなっている細かく刻んだネギ、ふにやふにゃの刻み海苔、氷を入れてかなり味のうすくな .... 遺言状 その文言も添削す 女は髪が炎だった
危なくて近寄れやしない
滝行させたら変わるかもしれない
しかし滝があるはずの崖下は
水が枯渇していた

水の仙人を探しに行った
名前を呼ぶと
物陰から声だけがした
 ....
恋を、喪い
寂しさを得た

何も知らなかった
孤独を感じたことなどなかった
ただの動物だったのだろう
やっと
ひととして生まれつつある、私
誰もが
こんなにもひとりなのだろうか

 ....
○「今日も自分の心にすとんと落ちる言葉を求めて」

*死は
終わりじゃない
永遠の眠りだ

*死に様は生き様だ
最後までユーモアを忘れずに

*愛情も過ぎると憎になる

*ドラマ ....
会釈と定型のあいさつに
あとひとつ何か言って
少しだけ 少しだけ
つかえたしゃぼん玉を空に放ちたい

その話は地雷かなとか
ぜんぜん気の利いたことでもなくて
毒にも薬にもならないような
 ....
めいっぱい仕事をつめこんだ
ADHDの鞄
ふたまわりも下の人が
リスケと言って
はじめてリスケの意味をしった

ぼくの歩いてきたのは
何処の砂漠だったか
おせわになった人の顔も
いや ....
今夜を惜しむように
違う明日を拒むように
無抵抗に寄り添う二人たち

つないだ手は
解かれると知りながら
シンデレラの掟すら
書き換えるようとする二人たち

反対の空に浮かぶ ....
たくさんのひとに囲まれ笑っても

          寂しいこころ帰る場所なし
まだ暑い夜だ
溢れ果ててもはや湖
仕方なくアトラスは背負うのをやめて
掬い上げる
湖を干してしまうまで
掬い上げた水は海へ放り投げろ
赤い目をした眠れぬ児らも一緒に
その夜を一夜一夜明か ....
序幕:あまだれの記号

 記号化された肉体 増殖するシミュラークル
 人工食材の群体/培養された死角/ホログラムの蝕たち

 苦虫を噛み潰したようなくそまずい飴を、舌の上で転がすよう ....
○「動態思考力」
眠れぬ夜を
悶々と過ごす
のではなく
一歩踏み出してみよう
動きながら考えてみよう
間違っていたら
動きながら修正すればいい

○「青い鳥」
若いうちは
結果を ....
僕は自分で自分をつぶしてしまうだろう
社会というものが押しつぶす前に
そこから逃れる術を知りながら
がんじがらめに縛りつけ
首を絞める

だから今のうちに言っておこう
落ち着いて景色を眺 ....
光、空を渡り雲を明るめて、黒雲に消える
雲の境はおぼろでも
明暗はくっきり
それを喜び
生あるかぎり見つめ、ことばに移したい
はじまりの喜び――生と自然の現象に触れると
わたしは薄れ
底 ....
{引用=「夜」

それは
くらくて
おちつく

それは
しずかで
ひかえめ

つねに
はんぶんが
そうで
もうはんぶんも
どこか
こがれている
その
はんぶんに

 ....
1.世界の渚まで

思いつくかぎりの雑な言葉を積み上げる
わりとたくさんあるどうでもいいことのひとつ
世界の渚まで

漂流物 反古 書かれた言葉
や書かれなかった言葉たちに波が打 ....
ちょっと前にテレビで
「今年の今のサンマは脂が乗っててとても良い」
と聞いたので、
なんとなくその情報を頭に入れていた

1時過ぎに買い物に行き
いつものように何となく買い物しながら
魚 ....
洗貝新さんのおすすめリスト(1494)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雲や花- 杉原詠二 ...自由詩2+*25-8-29
胸のしゃぼん玉(改稿)- 唐草フウ自由詩8+*25-8-29
夜明けを探して- りつ自由詩5*25-8-28
琵琶湖で出遭った奇妙な人- 花野誉散文(批評 ...9*25-8-28
癒しの風景- 自由詩8*25-8-28
独り言8.28- zenyama太 ...自由詩5*25-8-28
Tomato_(しかもカットしてある89円のやっすいヤツ)- りつ自由詩4*25-8-28
メモⅲ(ひらがな)- 道草次郎自由詩625-8-28
「文学極道」への弔辞(再校正済み編)- 室町 礼散文(批評 ...6*25-8-28
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グミ食べたい- 降墨睨白 ...自由詩5*25-8-28
坂本冬美、哀歌(エレジー)について- りつ散文(批評 ...3*25-8-28
ここにある塵の一辺と等しい辺を持つ塵はいくつ存在したか- 自由詩4*25-8-27
夏の鮮度- 本田憲嵩自由詩1525-8-27
物書きの“さが”- りつ川柳5*25-8-27
flame- 自由詩8*25-8-27
ひとつの詩- りつ自由詩6*25-8-27
独り言8.27- zenyama太 ...自由詩3*25-8-27
胸のしゃぼん玉(初稿)- 唐草フウ自由詩17*25-8-27
シルルの森へ- 道草次郎自由詩725-8-27
三日月の少し前- 自画自計自由詩4*25-8-27
ひとり- りつ短歌3*25-8-26
アトラスなわたし- 降墨睨白 ...自由詩3*25-8-26
MEMBRANE「”境界溶解”――_変容の螺旋」として12片- あらい自由詩3*25-8-26
独り言8.26- zenyama太 ...自由詩4*25-8-26
つぶれそうになったら- 自由詩8*25-8-26
空のひかり- 杉原詠二 ...自由詩3*25-8-26
メモⅱ(夜、朝、昼)- 道草次郎自由詩825-8-26
世界の渚- カワグチ ...自由詩16*25-8-26
初サンマ- りつ自由詩6*25-8-25

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