宝箱の鍵が

  みつかりません

 仕方なく箱を振ったら

   カラカラと

   頭蓋骨から

 乾いた音が響きました
思うままに筆を滑らせ
文字とも呼べないような形のものを書いた
染みが飛び跳ねて
白磁の肌にぴちゃりと付いた

隣で一心不乱に書き連ねる 亜麻色の髪の少女
真剣な目は手元に注がれ 新たな世界 ...
人を助けられるんじゃないかという傲慢な思い込み
人を助けたいという自己満足の卑劣な思い込み
人は助けられたいんじゃないかという子どもじみた思い込み
人は助けることは出来ないんじゃないかという透徹 ...
きな臭く悲観肥ゆる秋


乱視が活字を嘲笑う


打算誤算で心が消散


なーんだ怠惰まだ居たもんだ


傷にならずに済んだ夢


チュールがシュールに揺れる脚

...
君が去った後は
青春の薫り
薫りしか残ってないから
君はもう居ないのだと
強く感じる
薫りが残っているから
君の事が忘れられない
君が去った後は
青春の薫り
やさしくなるにはね
悲しみを憶えること
傷つくことを怖れないこと
からだの痛みではなく心の痛みを知ること
辛さや苦しさや淋しさから逃げないこと

そんなことをだれもが抱えていると想うこと
...
私の心の広い平原
火山も崖ももう今はなく
寂しいような暖かいような
みんなみたいな心
みんなみたいな私

凍ったコーラを取り出して眺める
コーラは血だろうか
コーラは精神だろうか
凍 ...
〖一本の木が、忘れ去られた復讐のように立っている。木は、日の光に葉をざわめかせながら、停止点を刻んでいる。頑なに、雪を拒んでいる。樹冠からは水平に三本の木が伸びていて、それぞれが斥力に泳 ... この無量のポエジーを
どう表現しよう
表現しても
表現しても
表現し尽くせない
それが「詩情」
ポエジーは秋の空を
駆け上がり
駆け巡る
名も知らない鳥の声が
私の詩情をかきたてる ...
弦を一つ引くと 張りつめた眼差しから 強靭と同じ裏地に肌が触れる

見透かした眼差しは 今は半分真実 自称はない

人の意見ほど自己中もない 主観 客観 の間を傍観

貴女に映る私は私自身 ...
詩人である事に誇りを持とう

皆に詩人(笑)と馬鹿にされている事に

世の中に全然必要とされていない事に

理系の奴に笑われて、同窓会の時に

恥ずかしい思いをする そんな ...
君に語りかけるように

僕は僕に語りかけよう

まるで、君が存在するかのように

僕は僕を存在させよう

音楽は一つの神聖なリュート・・・

音楽は一つの失われた天啓・・・ ...
僕たちの仕事は空に地球を書き写すこと 意味も理由もないけれど 昔から受け継がれてきた伝統のある仕事だ 今日も絵具と絵筆を持って 空に一つ一つ風景を描いていく やがて夜になり 夜の空には夜の地球を描く  ... 澄み切った青い空の真ん中で
誰かがきっと泣いている

私はいつも測れずにいる
空想の両手を天秤にして
小さくついた溜息と
少しだけ擦り切れてしまった
透明な羽毛の内包する
輝くよう ...
「      」

尊厳を埋め立てた丘で
植物の生殖器を切り取った
悪趣味な束を投げ捨てた
ぼくは自分を刺すのに十分な言葉を持って
だけどそいつでは目の前の石を砕けずにいる

セミはジ ...
体温計脇に挟んでとる夜食 黒鍵に人差し指やショパンの忌 オクターブ届かぬ指やショパンの忌 誰に提出するでもない反省文書いている 君が見る花は綺麗でありますように綺麗な花でありますように フック船長のフックの部分で痒いところ掻いている 砂漠の真ん中で羊の群れが
のどの渇きを訴えて
国会議事堂へと押し寄せた
言わずもがなすべては蜃気楼である

蜃気楼の国会議員らは
いつまでも予算編成に夢中で
羊たちの悲痛な叫びに気付かな ...
   ……ぼん、ぼん、ぼん、ぼん



ぼんしゅかぼんしゅか
手取りが済めば
ここはだだらな島国だから
打出の小槌を担いで一興
採掘現場に行きましょう


手と手で掴 ...
広すぎる狭い部屋の中ほどで

行方不明の娘と将来を語り合えば


音信不通の息子と向かい合って

パスタを食べるから


見切りをつけたアノ人と

リンネと言うレト ...
何もしないまま
折れた教科書のページを手にしていた
一日が 過ぎていた
壁に当たった水色のライン


そしてベッドで眠った
来年は 会おうと思った友達と会おう
今年は誰とも会わなか ...
空を割るように
まっすぐ伸びていく
ひこうき雲は
まるで誰かの夢を
乗せているようで
風邪引きのあなたは
「子供騙しね」
と笑いました



空を割るように
ま ...
北からの風に乗せられ歩いた
心の隙間に入り込む木枯らし
カラカラと転がり込み笑った
外側と内側からの鬩ぎ合いに
渇いた心も木枯らしになった

西北西の風は頬を撫でながら
心の隙間にそっと ...
ジェロニモは古い雑居ビルの二階にいる
逆立てた金髪の根元半分が黒い
豪壮なプリンあたまの
ぶざまに鼻の長いこの青年は
いつもどんより倦み疲れた顔で
ほぼ毎日同じ電車でプラットフォームに吐き出 ...
虫の音きこえる
夜のうち
耳なり重なり
静寂遠く


寒気の吹きこむ
日のあいだ
光に刺され
血にじむ虹色


地の焦げる香の
吹く風
黒影


空駆ける気の ...
また会おうよ
宇宙は回帰する

あたしの身体は
太陽にあげた

だから
眩しくて
みえない
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
【 私の才能 】泡沫恋歌自由詩19*13/10/18 20:34
「宇宙」ト呼ばれるものの真実はどこにも無いと思いたい創輝自由詩113/10/18 19:27
思い込み杉原詠二(黒...自由詩3*13/10/18 14:38
「きな臭く悲観肥ゆる秋」自由律十篇faik俳句6*13/10/18 14:12
薫り渡辺亘自由詩113/10/18 14:09
やさしさと呼ぶものHAL自由詩8*13/10/18 13:17
杉原詠二(黒...自由詩3*13/10/18 13:05
木(Les Arbres)葉leaf自由詩3*13/10/18 12:59
表現しても 表現しても 表現し尽くせない渡辺亘自由詩113/10/18 12:54
礼儀朝焼彩茜色自由詩8*13/10/18 11:27
詩人である事に誇りを持とうyamada...自由詩213/10/18 10:57
ふたりぼっち自由詩213/10/18 10:43
twitter葉leaf自由詩213/10/18 8:40
金木犀の祈り夜乃 こうも...自由詩13*13/10/18 4:13
セミReAg自由詩313/10/18 3:02
体温計脇に挟んでとる夜食北大路京介俳句513/10/18 2:24
黒鍵に人差し指やショパンの忌俳句113/10/18 2:24
オクターブ届かぬ指やショパンの忌俳句113/10/18 2:24
誰に提出するでもない反省文書いている自由詩813/10/18 2:23
君が見る花は綺麗でありますように綺麗な花でありますように自由詩413/10/18 2:23
フック船長のフックの部分で痒いところ掻いている自由詩713/10/18 2:23
蜃気楼青井自由詩113/10/18 1:11
奴半丁、葱一片faik自由詩9*13/10/18 1:05
隠れてる芦沢 恵自由詩21*13/10/18 0:56
アパートの影番田 自由詩113/10/18 0:46
ひこうき雲自転車に乗れ...自由詩413/10/18 0:26
木枯らし・・・tamami自由詩713/10/17 23:55
ジェロニモsalco自由詩10*13/10/17 23:36
十月シホ.N自由詩3*13/10/17 23:30
祈り佐藤伊織自由詩513/10/17 23:08

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