うつくしく熱い雨が僕を洗う









どしゃぶりのスコールが ...
日々の習慣こそ愛おしい

扉を開けてただいま、と言う
杖は手摺に立て掛ける
靴を脱いで右端に寄せる
一人前の惣菜を冷蔵庫に入れる

白い手拭いを
四つ折りにして
赤い糸で等間隔で縫う ...
人びとが輪郭をつけた街とゆうのは
たいていどこかで矛盾していて
ビルのうらがわにまわってみるとよくわかる
ありえない影のおちかたをしている

景気よく噴き上がっては散る水の向こうがわで
...
日々の不安に花が咲く

小針の形をしていて
胸に痛い不安の種を
心の庭にまく

その姿が見えないように
土をかぶせて
言葉の水をまく

新しい種が
胸をチクリと刺す
それも ...
そうですか

おっぱいですか

そうですか。


そうですか

どうせそうだと

おもってた。


すきなのは

大きいおっぱい

わかってた。
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて
空っぽを積み上げて

やがて積むものもなくなって ...
夕焼けは空全体が燃えることだった
そんな日々からずいぶん経って
いま夕空のどこを探しても
みつけられない六歳の空

大人なのに泣いている理由がわかって
こんな場合にこの気持ち
どう切り替 ...
くちゃくちゃになってる夏
暑苦しくてくちゃくちゃ
風当りもくちゃくちゃ

こちら只今風評被害
訴えは縷縷と窓口混乱

わたしは一人しか居ないのですが

誰も聞いてない
事務も混乱あ ...
そこに、あしを踏み入れた瞬間に
あたしにいちばん近かった森林の
若い樹の手のひらが震えて
腕までつたって、となりの子に伝えて
まるで警報を鳴らすように
ざわざわ、 ...
鏡のなかに咲く花へ
何も見ない花が集まる
触れようとしてはあきらめ
周りに次々と根付いてゆく


給水塔をめぐる曇
青は染まらず
青は分かれ
壁に塗られたした ...
てのひらの水 手のひらの水
生まれては還る
消えては還る
響きを含み 吹き出しながら
虹のかけらに火傷しながら
失くした金と緑を見つめ
渦をひらき 放ちながら
水の壁を倒 ...
爪で頭を掘るたびに
うすく小さな羽が生まれる
「いつまでもたどりつけない」と嘆く羽
たどりつけたらどうなるのか
未だに訊けないままでいる
少女の腹面にうつる影が
ふわりふわりと浮き足立ち
客足途絶えた 石英のキッチンで
身をかがめて 影が人になるのを
待つ 過ぎゆく秒針のあいだと間と
ショータイムでの出しもの
「はやく はや ...
今日もやっぱり
棒のように働いて
いらついて
帰りの電車で放心してた

でも、ちょっとだけ
気持ちが丸かった

うだるような夏空から
降りてきたあなたが
そばに居る日

僕はま ...
ひとはどうしてさみしくなるのだろう
だれかといても
ひとりでいても
どうしようもなくさみしくなる

君がこの手に触れてくれたら
さみしさが消えるだろうか

私のこの手は
だれかのさみ ...
たった七日しか生きられないんだよぅ……

ミーン ミーン

蝉が鳴いている そういったら、君は「違うよ!」と言った
君は、「鳴いてるんじゃなくて歌ってるんだよ」と、どこか愁いを帯びたまなざし ...
   未熟な目線を どうか伏せずに見つめて下さい

瑠璃濃く刻々と 裏返る程の直線の広がり 尚煙立つ 
天分を受け取るかの如くの手のひらの菊の華

しゃくしゃくとその精華 馨しく立つ

...
 冷房をきかせた部屋で、少しずつ冷めていくベッドのシーツを撫でながら、吐くように泣いた。体の中の悪いものが外に出たがっていて、こらえきれずに涙になってあふれた
 白い布地に落ちた雫がブラックライトに ...
  犬
  モップの形をした……
  砂塵はさらさらと舞い、
  生活のひびに埋まっていった



  きみの手は老人のように冷たい
  きみの眼は翡翠のように冷たい
  そ ...
ペンキで塗りたくったような空
ちぎって浮かべた雲は静止したままで
わたし本当は、地球儀の中で
生きているんじゃないだろうか


剥がれた雲のペンキの粉が
雪として降り注ぐのですか

...
黄緑色のタンクトップから
小麦色の胸の谷間が見えて
プルンプルン揺れている
汗が谷間を通じてボトムの方に流れる

指で良いから挟ませて欲しい
しかし触れてしまえば
揉まずにはいられないか ...


あまりもの近さから贈られてきた
体のかけらの数に対して
あまりもの遠さから贈られてきた
幾何学の無限の定理に対して
少しずつ土壌の水をくみ上げる
着実に四方へ向かう風を作り出す
...
空を滑り落ちた小鳥のように
翼をたたんで
ムクゲが地面に死んでいる

ぽとり
ぽとり
眼をとじ
命を閉じて

どこまでも拡がっていく夏空の下
次々に開く
新しい花達のふもと

...
落下傘背負った兵隊さん
山の向こうに落っこちた
毎度のことと知ってはいるが
待ち人 急ぎ 匍匐前進

リズム乱れて数こなす
森の真ん中狼煙立つ
満更嘘でもないらしい
町人 全部 足並み ...
清秋の流れ星が 陽だまりの弧を縁取り
初夜の刻

この色をもって橙に染める
現状の円らな出来事を 仕分ける
曼珠沙華のセカンドカラーに清めを求める

些細に複雑な絡みをそのまま 溶かして ...
「男女七歳にして 席 同じゅうすべからず」この精神に則って 国民学校と呼ばれていた現小学校の三年生からは男女別学になった。担任も女先生から 自らを在郷軍人と名乗って憚らなかい男先生になった。新学期にな ...  青いオートモビル

湖の岸に沿った道を
わたしたちの青い車は走る
空は澄み、とっても暑い日が
ずっと続いている

西武百貨店で
妻がワンピースを買った
黒い布に白の細かい模様
七 ...
好奇心膨らみ咲いた花たちがアサギマダラに化けて海越え 和解するシェイクハンドとみせかけてまた殴り合い生まれる絆 窓もない玄関もない俺の部屋
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
スコールTAT自由詩013/8/15 11:36
運針/千人針そらの珊瑚自由詩16*13/8/15 8:43
読点はるな自由詩813/8/15 8:14
日々の不安に殿岡秀秋自由詩713/8/15 3:39
おっぱいですかなかうち ま...俳句013/8/15 2:59
きっとそれは塗ったように青い自由詩4*13/8/15 1:57
六歳もっぷ自由詩1013/8/15 0:41
_自由詩413/8/15 0:40
渓谷でeyenes...自由詩113/8/15 0:22
ひとり あおぐ木立 悟自由詩213/8/14 23:25
ノート(ひらく ひらく)自由詩413/8/14 23:22
ノート(剥歴)自由詩413/8/14 23:20
おななのこ中川達矢自由詩213/8/14 23:19
迎え提灯に御笠川マコト自由詩213/8/14 23:18
月影朧月自由詩313/8/14 22:29
蝉の唄創輝自由詩313/8/14 21:47
後夜刻の追願朝焼彩茜色自由詩5*13/8/14 21:36
Hotaru hotelのほとりで木屋 亞万自由詩4*13/8/14 20:16
似ていて、けれども違うこと草野春心自由詩313/8/14 19:50
ソラゴト茜井ことは自由詩2*13/8/14 19:26
ゴミのような敗戦国民の末裔花形新次自由詩013/8/14 19:24
労働葉leaf自由詩213/8/14 17:50
「ムクゲの咲く朝」 (詩人サークル「群青」8月の課題「漠」 ...Lucy自由詩17*13/8/14 17:28
毟られるこうだたけみ自由詩0*13/8/14 17:19
初夜刻の祈り朝焼彩茜色自由詩4*13/8/14 16:44
フクロウと呼ばれた少年イナエ自由詩7*13/8/14 15:14
青いオートモビル生田 稔自由詩1013/8/14 14:09
好奇心膨らみ咲いた花たちがアサギマダラに化けて海越え北大路京介短歌213/8/14 14:06
和解するシェイクハンドとみせかけてまた殴り合い生まれる絆短歌213/8/14 14:05
窓もない玄関もない俺の部屋川柳413/8/14 14:04

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