せっかちな夜に飛び込んだ
角砂糖みたいにすぐに溶け
ミルクのように白い肌がねじれて
翌朝は秋の冷え込み
汚れたカップが残された
ショルダーバッグに仕込んだ
高性能の小型カメラは
寝惚けた雨空しか写さないから
今日もメタファーを掴み損ねた
観葉植物の鉢に隠した
最新式の盗聴器は
ふざけたノイズしか拾わないから ...
905ヘクトパスカルって
血圧に例えると
立ちくらみするぐらいの
低血圧じゃないかと思うのよ
それに比べて
俺の血圧は
気圧に例えると
300ヘクトパスカルぐらいだから
山下達郎が ...
あの朝 若い担任は 粗暴で担任泣かせの君が書いたという「ひとりぼっちのクリスマス」を校長に見せた。感動した校長は涙ぐみ集会で紹介していた。だが この話には君ではない原作者がいた。
母子家庭の少なくな ...
青月
青月の現代、
詩に興味のない子供たちは
わざと水たまりを歩き音をたてる
それは未来まで響く
大人たちは
水たまりをよけて歩き
詩をよんで
陸もない海もない道もない
地図をつ ...
十月、黄昏
やさしい人の涙を僕は知らない
誰か呼んでいる (猫の仔のようにか細く)
振り向けば街をすり抜けいつかの風が吹く
頬に触れる、あのなつかしい指先で
がまぶしくて目を閉 ...
ブランコ
息を吸って
息を吐いて
息を吸って
息を吐く
いつも意識の片隅で
緊張している
生きるために
前脚を出して
後ろ足を出して
前脚を出して
後ろ足を出す
...
?
僕が大学4年生の時、図書館実習をしている時に地元の図書館で作業していたある日のこと。
その日の作業は、図書館であまり貸出されることがなくなった図書をリサイクル本として、廃棄された図書の整理 ...
みみたぶは
いつも冷えている
熱い鍋肌にうっかり触ってしまった
わたしの指を冷やすために
みみたぶは
きっと知っている
それがうっかりではなくて
わざと、であったかもしれないことを
知 ...
白いものばかり
愛していました
わたし
四角い
消しゴムを
四角く切り分け
わたしは
それが真実の白だと
知っていました
あの人の書いた
ひとつの
美しい文字
...
正直に言います
あなたのことが好きになったきっかけは
性格ではなく、その容姿です
周りを見てみたら
あなただけがその中でマシだったのです
あなたの色んな表情を見てきました
これってつま ...
別れを伝え行く人々の亡骸を積み上げるかの様に
上を目指してゆく・・・・。
「残忍に、なってしまったのだ。」と
泣いたのは最初だけ。
今では
戦場の一人となった。
( ...
会えると感じた、深夜の歌舞伎町。
都心へと向かう電車内は、乗客もまばらで
反対列車の人々の顔が
余計に疲れて見える。
(とくん。とくん。とくん。)
とくん
...
小さな灯りにため息は漏れて
不安だというように
二つの瞳は一点を見つめる。
手をつなごうと差し出せば
暗闇の中で迷子になり
泣いてしまう私がいる。。
(大切にしたい ...
一体何をしているのだろう
そこへ行くには 言葉はいらない
歩く どこへともなく
向かう先の遮られた その 言葉を乗り越えて
理想の自分を思いながら生きてきた気もする
そんなことを考えて ...
メロディはなくとも
リズムがある
声はなくとも
ペンがある
時系列に沿わなくとも
字列の同時性がある
ストーリーはなくとも
フィーリングがある
意味はなくとも
...
忘れた頃に咲いた花が実になり
葉に埋もれて隠れるように林檎の姿になった
でも とても小さくて梅の実のよう
実をすぐりおえた枝の 摘まれなかった花芽
咲いたからには 結実せずにはいられない
発 ...
私はずっと犬が飼いたかったのだけれど
今でも犬の散歩などをみると
羨望の眼差しで見てしまうのだけれど
いつも家には猫が居た
だいたい野良猫がそのまま居ついて
或る日ふといなくなったり
...
屋上に出ないと
月は見えなかった
実際、現実、考えて
うまくいってないことばかり
月は
結局雲で見えなかった
汚いガムを
踏んだ、から
地団太を踏んだ
...
実際に会ったことはないけれど
パソコンの画面の中であなたは
相手をとても思いやる方でした
一年が経ちます
あなたの思いやりに触れらませんでした
自分は思いやりに欠けるようになりました
...
(いきよう、いきよう、いきよう)と――
この体中に張り巡らされた、血の管を
絶え間なくも流れゆく
命の声は何処へ往く?
昨日?
今日?
明日?
いや、今だ― ...
忘れることのない忘れ物
もどることのない道程
いつまで経っても
忘れることのない思い出
それでも帰れない道程
帰りたくない道程
時計は過去を写さない
それでもお前は ...
すっぴんと
化粧したときとのギャップに応じて
化粧品代に課税するという
すっぴん税法案が
国会を通過する見通しとなった
国会周辺では
これに反対するギャル系女子と
35歳独身OL が
...
かりんの実いぶりがっこの夢見てる
行列に並ぶもデート走り蕎麦
奇天烈な発想力や走り蕎麦
笑いの公式にあてはめられて嫌な顔している
インドでは有名だと言い張っている
腹のたつ客を再現して勤務時間が終わる
子らに混じって落ち葉踏む勇気はない
嬉々として踏んづけた葉すでに爆ぜていた
替わるものかと押し入れの晩夏
食えない顔でも秋刀魚は秋刀魚
ひゅるり秋風みつけたぞ焼 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
フレンチロースト
ただのみきや
自由詩
18*
13/10/23 19:06
探偵
nonya
自由詩
20*
13/10/23 18:56
台風が来る
花形新次
自由詩
1
13/10/23 18:42
Kよ…
イナエ
自由詩
9*
13/10/23 16:07
砕けた月の破片は約二十億個
左屋百色
自由詩
12*
13/10/23 15:16
十月、黄昏
石瀬琳々
自由詩
7*
13/10/23 13:30
北の亡者/Again 2013神無月
たま
自由詩
33*
13/10/23 12:52
飯島耕一さんとのいくつかの出会い
中川達矢
散文(批評...
6*
13/10/23 9:19
みみたぶ
そらの珊瑚
自由詩
16
13/10/23 9:08
恋
塩崎みあき
自由詩
5*
13/10/23 7:49
適当な恋
北橋勇輝
自由詩
0
13/10/23 3:11
現場主義
梓ゆい
自由詩
1
13/10/23 1:09
週末
〃
自由詩
1
13/10/23 0:50
静止
〃
自由詩
1
13/10/23 0:38
The erased river
番田
自由詩
1
13/10/23 0:25
殴打
シホ.N
自由詩
3*
13/10/23 0:05
小さな林檎
砂木
自由詩
15*
13/10/22 23:43
猫のあたま
灰泥軽茶
自由詩
20
13/10/22 23:25
感傷的な日
かの
自由詩
1
13/10/22 23:05
標準時
N.K.
自由詩
4*
13/10/22 22:58
Stage
服部 剛
自由詩
10
13/10/22 21:45
秒針
自転車に乗れ...
自由詩
2
13/10/22 21:43
すっぴん税
花形新次
自由詩
3
13/10/22 20:15
かりんの実いぶりがっこの夢見てる
北大路京介
俳句
2
13/10/22 20:12
行列に並ぶもデート走り蕎麦
〃
俳句
3
13/10/22 20:12
奇天烈な発想力や走り蕎麦
〃
俳句
1
13/10/22 20:11
笑いの公式にあてはめられて嫌な顔している
〃
自由詩
2
13/10/22 20:11
インドでは有名だと言い張っている
〃
自由詩
6
13/10/22 20:11
腹のたつ客を再現して勤務時間が終わる
〃
自由詩
6
13/10/22 20:10
「明日は夏かいそれとも秋かいな」自由律十篇
faik
俳句
5
13/10/22 19:30
2497
2498
2499
2500
2501
2502
2503
2504
2505
2506
2507
2508
2509
2510
2511
2512
2513
2514
2515
2516
2517
2518
2519
2520
2521
2522
2523
2524
2525
2526
2527
2528
2529
2530
2531
2532
2533
2534
2535
2536
2537
加筆訂正:
ひねくれ者より献花です
/
ただのみきや
[13/10/23 16:36]
国家から国家へ、間違っていたので訂正しました。
縦形の神話
/
atsuchan69
[13/10/23 5:14]
赤い翅のある蛇→赤い翼のある蛇
5.73sec.