あらゆる渓相を想定して
22本の竿の中から選ぶ
ロッドケースには6本入る
4.5m 5.4m 6.1m
調子の違う竿を2本ずつ持って行こう
悩ましい選択だが胸が高鳴る
明日は天気が不安定な ...
瀧の轟音

小鳥のさえづり

風に揺れる葉擦れ

せせらぎの旋律

{ルビ渓=たに}は音に満ち溢れている
光の大洋 、
無限なる海鳴り
内に漲り迸出する
命の時を不断に織り成し
織り込まれる音聴きながら
私は生きる 、

この一度切り二度切り、否 無限切りの

変容し続ける魂を 永久なる ...
十四時をすぎて、
雨が上がった午後には
きっとわたしでもどこかへ行けると思ったし
もう少女でもなかったし
切符を買うこともできると思った

長い階段を降ってから昇って
手のひらの ...
○「余命」
中学時代からの親友から
「肺がんで余命数ヶ月」と言われた
というので
自宅に会いに行った
痛みもなく体調もまあまあで
末期ガンという気はしないということだった
何か食べたいも ...
 
 よく冷えた琥珀のワイン
 オイルサーディンで作った
 新玉ねぎとトマトのサラダをつまみながら
 扇風機で乾かす洗い髪

 遅い梅雨の訪れ
 濃すぎる緑の広さ
 軽い頭痛におそわれ ...
 

快晴の青空に
真っ黒なちいさな穴がみえる
なになのかは
わからないけれど
細胞が怯えているのは感じる
けれど
なにを対処できるわけもなく
時はただただ過ぎてゆくだけ

...
  

さいきんノンアルコールビールを
飲み始めて
むろんアルコールの代わりにだから
あまり勧められる話じゃ無いんだけど
だいたいのノンアルは
けっこう美味しくて
おまけにアル ...
ねえ、聞こえない?
空を見るとき空には全てがあるんだ
空白と、無を抱えて
あなたは、命を手掴みにして、
日陰に入れば、あなたは眠るだけ
それが、あなたの一生の、全て
空と、風と、眠り。
...
激しい雨が降る中でカーヴを攻めながら
深い緑の里にある道の駅を目指した
イワナとヤマメの通年入漁券を得るためだ
普通ならば釣師は梅雨を嫌う
ぼくは登山用のレインウエアを着込んで
梅雨の日も釣 ...
バッカだなぁ
永遠なんて
ありっこないじゃないか

忘れられない永遠みたいな約束を
かたくなに憶え込んでしまって
そうじゃなくなった罪を
嘘みたいだと詰るくちびるわずかにふる ...
里山が消えていく


脱炭素を熱心に論じる
快適にエアコンの効いた会議室で
アルマーニのスーツを着込んで
化石燃料と気候変動の話を
ビジネスチャンスだと
ノリで上気した額をてからせ ...
いてて


はい


頭の中でエルれのおやすみが

リピートされ


その後


キセルのハナレバナレ



くちなしの丘を聞いておりました




は ...
私の魂の
内に
呪いの如く 、
  
 無限なるものの言葉

打ち明けられ響き共鳴し
午前の仕事を終え
ベランダで煙草に火を点ける
あの子は朝食を食べずに
あの人の車で旅立ったろう
待合室には午後の客
インテリアは
東洋風のセッションに合わせてある
あと半日がんばろう ...
無限なるものよ、
お前は何処に居たのか?

無限の宇宙、命の根源、
天も地も熱く熱く包容し

今、お前は俺の魂の内に居る!

〉思考と直観の結ばれる瞬間に〈

お前は俺の魂の内に見 ...
「あ」と言って
「あ」と伝わらない
孤独は人にある故に
人は持っているんだ
愛する力を



さまざまな存在と共に在る
孤独ではない私の
友だちと仏さんたち
銀の指輪と植物たち ...
 鳥の声もなく
 くちなしの花だけ白く小さく
 風もなく 
 空に 色はなく
 ひたすら降りこめる小さな庭

 かつて花にも心はあった

    ※

  あなたへ

 あの子 ...
雨の遠い記憶。
あの人は
あの時も
私を
みつめていた
 
遠くから笑い声だけ聴こえて来たんだ


(短歌五首)


月を待つ
予定を無かったことにして
鯖寿司を食べ眺める夕焼け



紙芝居
みたのはちいさな会所での
一度だ ...
なんてことない夜に
マンガみたいなことないかな
おもしろいことないかな とか

ああ。今がそこまでおもしろくないんだ、と
面白かったときを一瞬
思いだして反射する
もう落ち葉みたいに
...
詩人は筆を選ぶと誰かが言った

釣り人は竿を選ぶ

今夜は憧れの渓流竿を落札した

宝石のような魚が呼んでいる

明日は雨だが深山の様子を視にゆこう
誰かが別れた時
何かが壊れた時

星が砕けて
ただの石になる

あの時
もっと素直に話せたら
こんな風にはならなかった

後悔はいつも
皿の上からはみ出して
僕の口を汚すんだ
...
旅立ちの朝
部屋が狭く感じる
キッチンテーブルに朝食
元気でね。仕事に行ってきます。と
母の書き置き
父の形見のシビックで裏通りを抜け
橋を渡り街を出る

ロサリオパークに車を停め ...
愛してるよ~



通信制だけど
一雨毎に銀の緑色深める、

世界にときめき濡れていき 、

また来る夏という無限を想う  、

輪郭浮き立ち渦巻く色彩たちの  、

響動く*世界に熱く濡れ霊に粟立つ  
      ...
左きき用のイヤフォンは
やはり左側から壊れるのだろうか
朝飯は卵焼きとみそ汁と、さんまと、ご飯1杯食べました

昼飯はハンバーグ弁当食べました

夜飯は、すきやきと、キムチ納豆ごはん食べました

彼女ができません、どうしたらいいですか?
俺に
お前が
勝ったところで
お前が
俺に勝る
強さ実力は
あるのか?

ないくせに
俺に勝ったところで
お前に俺が負けたところで
俺はお前に勝つしかないわけ

計る?

...
挙動不審でも怯えていたわけでもない
ただ少しだけ、自分自身から離脱したような感覚があっただけだ

道を歩いていたら、おばさんに声をかけられた、どこの方?
僕は、なぜ、人に声をかけられると、妙に ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
【渓流】捕らぬ狸の皮算用レタス自由詩4*24/6/19 22:57
五行歌【渓流】協奏曲自由詩6*24/6/19 21:08
人・生ひだかたけし自由詩4*24/6/19 17:34
十四時はるな自由詩424/6/19 15:35
独り言6.19zenyam...自由詩3*24/6/19 10:51
潮汐リリー自由詩8*24/6/19 9:35
破急秋葉竹自由詩324/6/19 8:19
自由詩124/6/19 8:18
由比良 倖自由詩324/6/19 3:05
【渓流】雨の日にレタス自由詩7*24/6/18 23:20
叫ばないなら永遠なんてない秋葉竹自由詩124/6/18 22:14
ベクトル藤原絵理子自由詩124/6/18 22:10
めもうし自由詩024/6/18 20:27
五行歌、ゼロ1地点にてひだかたけし自由詩324/6/18 18:39
stranded into abyssmizuno...自由詩224/6/18 17:52
詩想、内なる無限ひだかたけし自由詩324/6/18 17:16
※五行歌 三首「孤独だけれど孤独ではない」こしごえ自由詩6*24/6/18 13:30
くちなしの花リリー自由詩6*24/6/18 11:10
※五行歌「雨の遠い記憶。」こしごえ自由詩3*24/6/18 9:36
遠くの笑い声だけ聴こえた秋葉竹短歌124/6/18 0:44
夜中と甘納豆唐草フウ自由詩8*24/6/18 0:39
五行歌【渓流】銘竿 匠レタス自由詩5*24/6/18 0:03
periodミナト 螢自由詩424/6/17 21:00
depth of mazemizuno...自由詩224/6/17 20:07
めもうし自由詩024/6/17 19:17
あわだつ夏(改訂)ひだかたけし自由詩324/6/17 17:18
イヤフォンはいつも右側から壊れる瀬戸さんご自由詩0*24/6/17 17:12
あまりにも情けない願望林 理仁自由詩124/6/17 17:05
お前が勝ってだから勝つのか自由詩124/6/17 16:56
安らぎの坂道自由詩724/6/17 16:28

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加筆訂正:
潮汐/リリー[24/6/19 18:36]
改稿しました。
3.22sec.