鈴虫よ、
そのささやかに響きわたる、
きわめて細い、
澄んだ高音のさえずり、
そのガラス質のように薄い二枚の羽で、
涼しい夜をさらに涼しく研ぎ澄してゆくもの、
君は、まるでまだまだ音を出す ...
調律は? A

ほんとに翔べる? ちゃんと高く
 そこは正統 だからたぶん
 翅が乾くと 生きていられたら

そうね、夢から覚めたら 脱ぎおわるよ
 よかった 言い伝え通りで そら

...
名付けられぬものの為に戦い
名付けられぬものの為に死す
我が命よ
せめて潔くあれ
********************

こじつけだってなんだっていいんだ
生きる理由になりさえすれば

********************

僕が眠れない夜は 
君も眠れ ...
胸の中の虚は毎朝僕を吸い込む

いっそ体ごと吸い込んでくれればと

そんなことを思いながら

朝食をとる


しばらくすると

少しましな気分になる


そんなことを繰り返 ...
墓の草刈りをする

親父は笑うだろうか

一仕事した誇らしさと

褒めてもらいたいような心持ちが釣り合って

夏空



ビール

ビールと家に帰る
君がじんせい、と言うときの口の形を、僕は信用しない
じんせい、と口にしなければならない、
その悲痛を信じる
じんせいの中に
君がいた試しはない
その音の中に大切なものを閉じこめようとするとき ...
神々の諦観にして
人の思惟在り、
人の諦観にして
神々の思惟蘇り、

 人 、思考生命の
 力動掴むのなら

波の脳髄を創り打ち寄せ
波の脳髄を消し寄せ返り
鼓動が意識の中で反響している、その響きは強過ぎてどれが最初の音なのか感じ取れないくらいだ、意味の無い疲労と焦燥の中で、その僅かな振動に糸口を見つけようとしていた、流れを変えるのはいつだってそういう ... 黄金の意識の視界に
濃紺の夜空拡がり
黄に輝く半月 、

やはらぎかたく
かたくやはらぎ

あゝ私という彷徨い 、
一つ その道標を見出しあり
諦めるという言葉は便利なものだ
何もしてなくても諦めたと言えば今を終われる
終わった先には
新しい今が
終わった後には
今まで諦めてきたすべてが佇んでいる
私は全てを諦めたはずなのに何も終 ...
精霊馬に乗って来い来い
鬼灯提灯こっちだよ
魂つないで出かけよう
太鼓も鳴るよ
ドドーンドーン

響け響け
BONE BONE BONE

巡れ巡れ
BORN BORN BORN
...
それがしの
なにがしらから
生まれるもの
それが、詩



内と外の、接点を図る
それが、思想。
それが、人生。
それが、哲学。
それが想像、思いやり。
それがつまり、愛。 ...
燃え盛り煮え滾る破壊衝動に心情の温かな愛を育み贈り、

そうして〈私〉の内なる《破壊のかまど》
未来への新たな萌芽となり宿り在りて、

内なる破壊衝動をそのまま外へ取り出すこと、
破壊の為 ...
山を登り

渓に入る

木漏れ陽に照らされた緑は鮮やかに

日々の些事を追い払い

火照った胸を癒してくれる
ええと
生きる事はそれだけで尊い事で
色々な人や物事に支えられている
生きる事が「歓喜」なら
死ぬ事も「歓喜」であり
感謝の念を持ち続けることは
この命を清らかにしている
金属が鳴って男が事故死する。百合が香って猫が死ぬ。だから? 何回目かの朝がすぎて
何回目かの夏がきた
朝から犬が吠えていて
朝から蝉が鳴いていた
犬は吠え終わったけど
蝉は決して鳴き止まなかった
メロウさんは屋根の上
柔らかく微笑んでいる
生ぬ ...
こんど、ほうき星とともに起きたなら
ほのおをとじこめたこの形骸を羽化して
凍りはりついたくちびるを高音でとかし
おんどく不能な音波となってはばたこう

死をもっておわるせかいが合掌ならば ...
父が亡くなったと知らせをもらって
実家に帰ると
和室に父は寝かされていた
三年ほど入院していた病院は
実家の斜め裏にあり
歩いて約三分の近さだったけれど
父は生きて一度も家に帰ることはなか ...
こうえんの隅に描かれていた、てんしの横顔を見て、
「祈りという文字は、ずきずきするから、いのり、へとひらかれていく、」
と、書きつけたくて、あたしがノートをひらくとき、

回転扉のむこうでは、 ...
雪が降ってくる
どこまでも続きそうな猛暑の日

日々の熱を溜め込んだアスファルト
太陽で熱された屋根瓦の上で
小さな雪の結晶はあっけなく
蒸発して消えてしまう

しかしそれは少しずつ
...
サングラスを掛けない、
たとえ夏空の太陽がまばゆく輝く日だろうと、
たとえそんな夏の日々がもうとっくに過ぎ去っていたとしても、
わたしはいつまでも快晴の空を見上げている、
わたしはいつまでも季 ...
 

なにをどう刻めば

になるのか
ずっと考えていて
失敗ばかりしていて

泣きたくなるけど
じぶんのマイナスを
なんとか加工して
ひょうげんすれば

ってね
...
自由の海に放たれ
泳がされ必死に泳ぎ
分別をわきまえる迄
幾つもの罪を犯し
そうして今に至るこの私、

 普遍の大洋を自ら選び取り

泳ぐ泳ぐ泳ぎ続ける、魂の階段を

肉の消滅に至 ...
顔を洗い
今日一日の作り顔を落とす
引き攣った笑い顔
怒りを抑えた澄まし顔
泡となって流れていく

素の顔になると
のっぺりとして
それはそれでガッカリする
何者でもない自分
本心 ...
この朝に起き
ベランダに
真紅に色付き
咲き誇りゆく
ガーベラ見入り
そうしてしばらく
静かな喜びの感情
胸奥から心臓から
内底から満ち溢れ
とくんとくんと脈打ち
身体に隈なく浸透 ...
空の道を
持っている
鬼やんまは
幸いかな
幸いに気付く私も



夏は
短い

「秋風吹いて来たなあ」
八十数歳が言う
これは、詩、です。

────────────────

 『幸せな場所』

まず、云いたいことは、お金を稼いでるんじゃないんだってこと。
お金を払ってる訳でも無いんだってこ ...
広島で紅葉饅頭有名で種類増えても普通が一番

国内で似た饅頭によく出逢う形を変えるぐらいしかない

あるメーカー国内のお土産作るだから似たり寄ったりなのか

留守電の機械的な声嫌になる温か ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ヴァイオリニスト・鈴虫本田憲嵩自由詩524/8/14 12:57
soft_m...自由詩324/8/14 11:16
せめて渡辺亘自由詩024/8/14 10:35
正しき堕落のススメ涙(ルイ)自由詩224/8/14 3:40
めもうし自由詩0*24/8/13 23:30
自由詩1*24/8/13 23:14
かくれんぼ凪目自由詩324/8/13 22:28
詩想、思惟思考ノ生命にて(改訂)ひだかたけし自由詩224/8/13 21:56
俺は初期衝動を持ってるホロウ・シカ...自由詩2*24/8/13 21:48
詩想、き ぎ きー逝去した杉木君へ(改訂)ひだかたけし自由詩424/8/13 21:29
終わりの後先リィ自由詩0*24/8/13 21:21
Oh!盆!自由詩6*24/8/13 18:45
短詩集鏡文志自由詩1*24/8/13 18:18
詩想、〈悪〉についてひだかたけし自由詩224/8/13 18:09
五行歌 【渓流】緑レタス自由詩7*24/8/13 18:04
無題渡辺亘自由詩124/8/13 16:00
短歌一編森 真察人短歌024/8/13 15:20
メロウさんちぇりこ。自由詩1224/8/13 14:54
ことばは生きて何度だって壁にはずむ菊西 夕座自由詩2*24/8/13 13:34
母のよこぐるまそらの珊瑚自由詩10*24/8/13 10:31
暗号パンジーの切...自由詩424/8/13 0:59
薄氷の時代ヒロセマコト自由詩10*24/8/13 0:27
サンフラワー本田憲嵩自由詩724/8/13 0:17
秋葉竹自由詩124/8/12 21:43
詩想、私にとっての〈自由〉と〈原罪〉とひだかたけし自由詩524/8/12 20:17
顔を洗う自由詩424/8/12 18:47
心情の予感ひだかたけし自由詩224/8/12 17:46
※五行歌 二首「夏は 短い 命」こしごえ自由詩9*24/8/12 16:42
幸せな詩秋葉竹自由詩024/8/12 15:46
饅頭夏川ゆう短歌124/8/12 12:36

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加筆訂正:
※五行歌 二首「夏は 短い 命」/こしごえ[24/8/13 3:08]
一首目を削除しました。拝礼
4.15sec.