雨が続いて
秋になる

祭りの後のような
一抹の寂しさ

子供の声が聞こえない

でも
静かな静かな
長い夜もまた良い

季節を受け入れる人々の心に

幽玄の
月が近づく
とくに仲よくもないけど足の裏いつかみたことがあったよ


大丈夫? あ、大丈夫です。 いや、血いでてるけど。 大丈夫です。 ポトポト


泣き虫なきみのいいと思うところかぞえてミートボール ...
今はもうないくだものを
ないお皿に山盛りに載せ
今はもうないお屋敷の
ないお客様に振る舞うため
両手に捧げ
運んでいく

彼女はもうない白いエプロンを着け
もうない芝生の上に
テーブ ...
痛い痛いと泣きながら
ひたすら和らげようと
体内に入り込んだ異物を
被膜で包みこむ

吐き出すことができないので
長い年月をかけて
耐えぬき
堪えぬいた苦痛を
結晶にする
海の底の ...
人生をささげるとか
よくわからない
やりたいようにやる
好きなことだけ考える
ただそれだけ

振り出しにもどる
が簡単なのはわかっている
十マス進む
なんて解決策は見つからない
...
神がきみをさらってしまわないように

大好きだよと抱きしめる






こんなにも神が怖かったことはありません






どうか連れていかないでく ...
まるで雨の様に絶望が落ちてくる
いや、そうなればいい
現実何て破壊されてしまえばいい
辛いだけさ

僕らは感受しない想像に飢えている
それは一線が引かれ
実質的な損失など何も無い

...
ある日 
水槽の中で泳ぐ
熱帯魚が
テレビに映った 
青い南の海をみた

こんな狭い
水槽の中では
すいすい泳げない
テレビに映った
広い海に憧れて

ここから
逃げ出そうと ...
かつて まつげに
マッチ三本載せてみせた
少女は
そこへ
小さな蒲萄を
たわわに実らせたという

おとぎ話は
完結してからのほうが
むしろ真実だったりする

まばたきのたびに
...
じゅみょう

よめい

さしてかわらないものなんじゃないか



(応答なし)


くるしいしっこくのうずまく
どうみゃく
越えたら

いま、とんねるだから ...
おさなごには まず ハーモニカが あたえられる
くちびるにあたる真鍮のつめたさに
まぶたは すこし 重くなり
息を吹きかければ
こころは しだいに透けてくる
 
ひとつひとつの ...
家の目の前が川だから 安心だ
泳ぎ疲れても すぐに家に帰ることができる
天井川沿いに建つ我が家までは
ほんのわずかの距離なので
帰り道は スクール水着のまま 裸足で家に帰る
焼けついたアスフ ...
朝顔のような君の笑顔 「禅ヒッピー」という本の中で
遥かな山並みに目を細めつつ
なだらかな麓の道を、二人は往く

――何だか最高の気分さ、ジャフィー
――日々の道と同じ空の下だよ、スミス

「比較とはおぞまし ...
... 私は昔、フランスを旅行したことがある。私が泊まったのは、安宿だったことを記憶している。当時私は失業中だった。サーチャージ込みで往復四万四千円だった格安航空券を私はHISで購入した。その旅行の一番の思い ... 暗い夜に ... 欲望

それがぶつかる

大義名分をさがす

それはすぐ見つかる



欲望

破壊



再生

それがうつくしかったりする

それをうつくしがれることを ...
通勤途中に猫がしんでいる
そのそばをわたしはとおる車で

みなけりゃいいのに
毎日それをみる
毎日

しんでいるなあとおもったり
ごめんなあとおもったり
なんともおもわなかったり
...
飲んだくれたって いいでしょ?
だって 人間に 生まれてきたんだもの
たまには 飲んだくれたって いいですよね
虫なんかに生まれたなら
夜中じゅう ただ鳴いていなきゃなりません
それか勤 ...
半そでの白さをひとつ武器にして、僕らは夏に向かっていくのだ

不戦とか書き連ねるような思いなど、カレーライスに混ぜてしまえば

ほら、鐘が聞こえるようだ、この日には、この地に、俺ら、めざめゆく ...
時と場所が
選ばれながら
Cigaretteの煙が立ち昇る
日々はどんな天気でも
ずっと続いている
隔離された
都会の喧騒や
夜空の果てでさえ

微かな炎による煙は
あらゆる病気を ...
血も汗も涙も我慢汁も
すべて流し切ったとき初めて
全力を尽くしたと
言えるのではないでしょうか?

ええ、その通り
精液まで出すのは
やり過ぎだと思います
どれだけの言葉を用いても
伝わらないでしょうが
今わたしはとてつもない力で
あの日の時間を刻み込んでいます

すべてを

幸せだとか切ないだとか
そんな表現が陳腐に感じてしまうから
...
描き続けた夢は
水に溶けてゆき
色は薄れて水絵になった
夢なんてそんなもんさ
ジジイババアに
人権なんかない
という暴言には
断固抗議したい
ジジイババアにだって
ある程度の権利は保証されている
何故なら
ここでいうジジイババアとは
歳をとったジジイババア一般の ...
風呂に行こうとすると、玄関先にコオロギ、風呂屋の壁にナメクジ、帰り道にカマドウマを見た。虫に好かれているのか、小雨で少し虫たちがフィーバーしているのか知らないが、 もしかすると地震の前触れで、虫たちが ... 光と樹木が交差する
あの夏の濃い陰りを抜けて
ヤンマゆくよ

感光した記憶の傷痕なぞり
迷える樹海の鬱蒼を越えて
ヤンマゆくよ

うすい双翅に光彩を弾き
風の流れを遡り
この目が耳 ...
太陽から逃げ
砂漠に夜が満ちる

疲れて眠る黒髪を
オアシスの女たちが
優しく梳き解いていく

男たちは横になったまま
闇を見つめて
その音を聞く

唇に夜気がふれ
女たちの頬 ...
貯金箱の底に
去年の赤い夏休みがある
使い切れずにとっておいて
よかった
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
長雨ガト自由詩3*15/8/31 18:01
さようなら さよなら じゃあね また明日さわ田マヨネ短歌515/8/31 17:25
山盛りの果物の大皿Lucy自由詩10*15/8/31 17:23
宇宙の異物自由詩8*15/8/31 16:55
きみとならアンテ自由詩5*15/8/31 14:20
_小原あき自由詩615/8/31 13:06
雨のようにopus自由詩115/8/31 12:46
【 熱帯魚 】泡沫恋歌自由詩24*15/8/31 12:37
まつげに盛られたファンタジー(或いはモナリザの微笑み)そらの珊瑚自由詩14*15/8/31 10:11
限られた場所からの窓唐草フウ自由詩6*15/8/31 4:18
真鍮の都るるりら自由詩8*15/8/31 0:29
川岸自由詩10*15/8/31 0:21
或る人にレタス俳句1*15/8/30 23:52
日々の山路   服部 剛自由詩415/8/30 23:22
無題TAT俳句015/8/30 23:22
春のパリ番田 散文(批評...015/8/30 23:06
無題TAT短歌015/8/30 22:58
平和吉岡ペペロ自由詩215/8/30 21:50
猫へ捧ぐ朧月自由詩715/8/30 21:19
秋色夜曲二 <虫の鳴く夜に>南無一自由詩215/8/30 21:00
半そでの白さが夏と戦う武器でしたたにがわR短歌115/8/30 20:46
Cigaretteに灯された火りゅうのあく...自由詩4*15/8/30 20:11
全国高校ブラスロック選手権花形新次自由詩015/8/30 20:00
告白AquAri...自由詩615/8/30 19:58
薄夢リィ自由詩0+*15/8/30 19:41
ジジイババア擁護花形新次自由詩0+15/8/30 17:56
かなこnemaru散文(批評...1*15/8/30 17:55
ヤンマゆくよただのみきや自由詩17*15/8/30 16:31
月はmizuno...自由詩415/8/30 15:02
赤い自由詩215/8/30 14:41

Home 戻る 最新へ 次へ
1805 1806 1807 1808 1809 1810 1811 1812 1813 1814 1815 1816 1817 1818 1819 1820 1821 1822 1823 1824 1825 1826 1827 1828 1829 1830 1831 1832 1833 1834 1835 1836 1837 1838 1839 1840 1841 1842 1843 1844 1845 
加筆訂正:
Cigaretteが消していく未来と命/りゅうのあくび[15/8/31 15:23]
煙草をCigaretteに訂正。
Cigaretteに灯された火/りゅうのあくび[15/8/31 15:11]
遅筆のため推敲
5.11sec.