時代には風がある
水色の風
赤い風
青い風
黒い風
白い風
黒い風は戦争の風
死の風 不幸の風
こんな風は二度と
吹かせてはならない
白い風は
爽やかな風
平和の風
...
喉がぴったりと張り付いている
水を飲んで 目を覚ます
クーラーの音が なっている
陽光はもう 部屋の隅に
居座っては 目に刺さる
洗面所は茹で上がっている
じっとりと 重いシャツ
食 ...
貧しさってどんなこと?
夜、お母さんがいないこと?
お金がないような気がすること?
否定のことばでしか繋ぎとめることが出来ないこと?
砂漠の砂を数えるようなことをめんどくさがる ...
時を放って
昇っていく夕日について思考する
青くときに淡い時代の切れはしのよう
葉が呼吸をする間に語り合う
そっと息を止めたりして
手紙に書くように丁寧に話をして
愛はとくべつ
...
墓参りに出かけて
墓石の前にたたずむと
墓石に映った自分の姿が見える
墓石に映った世界はあの世のようで
私はあの世からこちらを見返している
あの世は墓石の暗い色で覆われ
いつま ...
ふぐちょうちんとクネクネが
殴りあって
ダブルノックアウトになった瞬間に
乗り込んで
昔みたいに占領しちゃいましょう
隣の馬鹿は大爆発とバブル崩壊で
それどころではないので
今がチャンス ...
言えばよかった 過ぎ去ってみてから気づく
言えばよかった 過ぎ去ってみてから後悔を噛み締める
過ぎ去る随分前から
きっときっと後悔するのだと
わかっているのに
動けた例がない ...
きみの夢は軽いけれどもきみは重い
人間ひとりってたいそうな荷物だ
きみを背負うには僕がかぎりなくかるくなければならない
すべてのものをかかえて吊り橋は容易には渡れないものだろう
僕 ...
重みをなくした
他愛もない 愚痴を
オブラートにつつんで
嫁いでいった 一人娘に
しばしばメールしている
卒寿となった おひとりさま
だが 一人娘は 多分・・・
言外 ...
きみ、おちた
黒いひとみだけが さいごまでしずかだった
河の底、四月は冷えて
瞑っていなければ 声がでないのであれば
こわくないところへ連れていって
深い水音が ずっとずっと ...
変態は少ないチャンスを狙っている
普通の人が
そんな時間にいるわけないと思っても
そんな時間だからこそ
いればこっちの思うつぼと考える
じっと息を潜めて
その瞬間を待っているのだ
変 ...
あなたには、
打たれた記憶しかなかった。
言葉の手のひらで、
私の頬や背中や足を、
あなたは何度も打ってきた。 ...
やや黄味を帯びつつ光る宝石が恋しい海を呼んでます、ほら
台風のあとの野原の美しさ触れればくずれ珠の水々
絹糸でつながれた白玉の一番端にわたしをくくる
宝石箱のいくつかはイミテーション ...
小さな島々が集まって
絶景を生み出す
同じものは何処にもない
朝昼夜と変わっていく景色
小さな船大きな船が行き交う
時間の進み方が緩やか
都会の早足な感じはない
笑顔が多い島 ...
西瓜の産地が
北上していく
夏が通り過ぎるのを
毎年スーパーで見かける
多分、今年最後の
西瓜を食べながら
高校野球の
決勝を見ていた
季節というのは
うまく出来ていて
...
綴る 言葉は
うちなるもの
枠の無い無限の大地も
心には持てるものを
空でなく
海でなく
大地でなく
私は 貴方という
果てしない宇宙を
心に綴ってゆく
海は掴んだわたしの足もと
喜べよ波しぶき
明日も生きるわたしを
まぶたが腐り落ちるほど泣いた
朔が満ちて三日後には丁度半分
世話焼きよってたかって混ぜ込んで
できるはあなたへ向かうまじない
善意の蠱毒だ吐くまで喰らえ
あたしの優しさ愛情友情すべて ...
玄関にたくさんシーサー並べてもやけに激しい風が吹いてる
長靴が釣れるわ釣れる爆釣だやけに激しい風が吹いてる
しゃっくりを100回すると死ぬらしいやけに激しい風が吹いてる
まだ、
ここがどこかわからずに
過去のあなたをまっている
朝顔のうすい花弁をさわって、
甘いような気持になっていたあなた
履きつぶした靴ほどにすべてを好きだった
鬱病になった友人を外に連れ出すことに成功したから
バンドメンバー4人で通っていた小学校へ行こうと思うんだ
最寄りの駅で降りたら畦道をゆっくり歩きながら
バックナンバーや自分達の曲をスマホで鳴らし ...
誰かがポケットに手を突っ込んで
枕元を通りすぎてった
灰に染まって焦げた声が
何度も胸に染み込んでく
誰かの言葉が混在している
夜明けと夕暮れは
一瞬だけ同じ
誰かを好きにな ...
風の強い日にも蝶は飛ぶ
気流に乗って巡り
波を越えたり潜ったり
泳ぐようにすり抜けては
喉を潤す 揺れるクローバーに佇んで
ヨットのバーでカクテルでも飲むように
洒 ...
橋立… と 聞いて
直ぐに浮かぶ 有名地
普通ならば 天橋立
此処ならば 橋立の翡翠峡
どっちかって言うと
姫川沿いの 小滝の翡翠峡の方が
有名なのですけれども
...
やわらかな森に、
ゼリー状のものにくるまれて、
ふるふると
うみおとされた
永遠という名の
海鳴り。
俺たちのまえを、
泳ぎつづけるイルカがつきつける
とがった夏の言葉。
そのさ ...
与えられた絶望
真新しい傷に落ちる冷たい涙
嘘だと言って
思い出にならないでと
あなたに叫ぶ
砕け散った心を寄せて
気がふれるまでここにいたい
苦しいだけの現実
...
ひとり部屋
土足厳禁
...
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
時代
渡辺亘
自由詩
5
15/8/22 18:15
夏の朝
藤山 誠
自由詩
1*
15/8/22 17:42
かたいつぼみ
吉岡ペペロ
自由詩
7
15/8/22 16:01
はじまり
かんな
自由詩
10*
15/8/22 15:10
墓
葉leaf
自由詩
4
15/8/22 14:25
ダブルノックアウト
花形新次
自由詩
0
15/8/22 12:48
素直瞬間
komase...
自由詩
4*
15/8/22 12:48
半魚人の夜
梅昆布茶
自由詩
16
15/8/22 11:27
緑門②
信天翁
自由詩
5
15/8/22 11:15
.
4/u
自由詩
5
15/8/22 10:58
変態を知れ
花形新次
自由詩
2
15/8/22 10:57
場所
あおい満月
自由詩
11*
15/8/22 9:58
真珠のうた
そらの珊瑚
短歌
9*
15/8/22 9:26
瀬戸内海
夏川ゆう
自由詩
2
15/8/22 5:27
西瓜
ガト
自由詩
16*
15/8/22 4:02
はじまりの書
〃
自由詩
4*
15/8/22 3:41
夏
Kunisa...
自由詩
0
15/8/22 1:35
恋亡
透
自由詩
1
15/8/22 1:03
玄関にたくさんシーサー並べてもやけに激しい風が吹いてる
北大路京介
短歌
8
15/8/22 0:33
長靴が釣れるわ釣れる爆釣だやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
2
15/8/22 0:33
しゃっくりを100回すると死ぬらしいやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
2
15/8/22 0:33
過去のあなた
はるな
自由詩
2
15/8/21 22:58
とある群馬の1日
1486 1...
自由詩
1
15/8/21 22:57
シグナル結晶
竜門勇気
自由詩
4*
15/8/21 22:30
風の強い日にも蝶は飛ぶ
ただのみきや
自由詩
15*
15/8/21 22:07
ヒスイ
藤鈴呼
自由詩
2*
15/8/21 20:37
やわらかな森に
草野大悟2
自由詩
3
15/8/21 20:33
正しくない永遠
十一月の失敗...
自由詩
1+
15/8/21 19:50
無題
TAT
俳句
1
15/8/21 18:35
〃
〃
短歌
0
15/8/21 18:15
1811
1812
1813
1814
1815
1816
1817
1818
1819
1820
1821
1822
1823
1824
1825
1826
1827
1828
1829
1830
1831
1832
1833
1834
1835
1836
1837
1838
1839
1840
1841
1842
1843
1844
1845
1846
1847
1848
1849
1850
1851
加筆訂正:
風の強い日にも蝶は飛ぶ
/
ただのみきや
[15/8/21 23:27]
誤字脱字訂正しました。
6.71sec.