かぜが およいでいる
広場のベンチの端っこで
ひかりが ねころんでいる
更地の草かげのしたで
とある日曜のショッピングで
おとこたちは とまどっている
目移 ...
答えのない戦争が笑っている
錆びた原子炉が急な坂道を転がって
色とりどりの女たちの股ぐらを
獣じみたつよい風が通りすぎてゆく
右のポケットには
ちょっと水色のビー玉一個と、
アーモンド ...
花一輪、波紋を作るみずうみにたゆたう心七月の舟
摘み捨てて赤い花ばかり選んでは水辺の恋の淋しいあそび
白い鳥飛び立つ果てに海がある君の涙をもとめて遠く
いとしくて細い指さ ...
築十八年になる
カステラハウスと呼ばれる
小さな三階建ての家に住んでいる
毎週日曜日になると
潔癖症の夫と二人で掃除をする
掃除機を抱えて 嬉々と
バトルスーツをきた戦士のように
家 ...
砂時計の砂が一粒落ちる音にすら
倒されてしまう早朝
脳漿が社会の至る所まで飛び散っていて
もはや社会の全てと自分は関係している
関係という依存と懐疑
私には初めから自由などなかっ ...
闇が近づいて
満ち潮のように
音もなく
あたりを沈める
冷たい空気に
体を震わせて
やっと夜に気づく
なんという 孤独だ
飽きた
なんかいろいろ飽きた
ネットでつながるより
糸電話でつながりたい
いや違う
もう糸電話の糸すら切ってしまいたい
ケータイのゲームより
缶蹴りしたい
行き先のわからないバスに乗っ ...
下ばかり向いて歩くので
予想外のものを見つけてたじろぐことがある
妙に心に引っかかるもの
その場を立ち去りがたくなるものを見つけた時
ひょいと拾って持って帰ってしまう
そのせいで細々としたが ...
愚痴多いランチの庭に秋の蝶
秋の蝶水平線を縫うように
枝豆やあっけらかんと生きており
誰にも相手にされない
あなたって
フルーツトマトみたいね、
枯れるかどうかの瀬戸際まで
追い込んで どうなるか
楽しみね、
皮は固くても 甘く仕上がれば
...
ためいきの数だけ弾けるポップコーン
気持ちがまあるくふくらんでいく
o 。 ゚ o゜ 。 ゜ ゚ 。
母性本能をお湯で割る
汚して 壊して
泣かれたときにだけ抱きしめたくなる
...
キンタマ王子には
3つ年下の他人の妹がいた
他人の妹には
夏空つばめという名前があったが
他人の兄のキンタマ王子を慕うあまり
キンタマ子と名乗った
みんなは、まこちゃん、まこちゃんと
呼 ...
わたしは
ただ
目の前にいる
あなたたちが
わたしのことを
怖いと
思って欲しい
ただ 怖い と 思って、害を与えられた
と 眉を、目尻を、口元を、
すこし、
動かして
ああ ...
ひと時として
同じ瞬間を生きていない 私達だから
気持ちが変わって行くのは
必然かも 知れないけれども、
悪しき風に 変わらんことを、
と 戒めたりもする。
口角を上げ ...
私はさかなをかく。
私はさかなはかかない。
さかなのなかを私はかく。
さかなを支える骨の内部を流れる
熱い海の流れを。
*
塩焼きにされた秋刀魚にかぶりつく、
がり ...
他人は全員他人なのに
世界の総人口-1人の他人がいて
それでも僕は自分だった
寂しい
他人になってしまいたい
でもきっと
そう感じるのは僕だけではないはずで
それが少し悲しいけれ ...
川越に住むブスカワ女子高生まゆちゃんと
親友のカメアタマ枢機卿への復讐を
無事果たしたキンタマ王子は
二人の死体を処理がてら
たまプラーザをプラプラすることにした
「それにしても、たまプラー ...
「まあ、なんて綺麗な星空なの!」
「そりゃあ、プラネタリウムだからね」
「あっ、そっかー!」
「アハハハハ!」
川越に住むブスカワ女子高生まゆちゃんと
親友のカメアタマ枢機卿の会話を
後ろ ...
破らずにれんげに乗せた小籠包 箸で突き吸う唇熱く
ラウンジであけたワインの残り香を求めボタンをふたつ外した
前に行きたくないだけで本当は難しいこと言いたくなくて
...
コールドスリープ cold sleep
足元から少しずつ 冷気が這い上がってくるのが分かる
滑稽なことだ それが自分の温かさを思い出させてくれる
丸い窓には 吐き出したため息が凍り付いて張り ...
なみだ 落としすぎて、
めだま 落ちてきたんだ。
いっこ 落っこちて、
にこ 落っこちて、
もうない。と、思ったら、
つぎつぎに めだまが あふれてきて、 ...
いい いきかた あるなら
まがった いきかた あっても いいじゃないか。
いい人たち いるなら
ひねくれ者 いても いいじゃないか。
こっそりと、世界の軸に こがさ ...
さいはてたい
わたしは 流しの くだ から くだへと。
どこから きた ということも知らずに、
やんだ水溜まりの先に、青い、
それはそれは青い、透き通った空を視る。
...
芸術性の優れた天才の中でも
詩才に優れた天才は
最も普通の人間に近いと思う
普通の人間の悩みを
言葉という形にしてしまう
詩才に優れた天才は
誰よりも普通の生き方をしている
それでい ...
密着しては離れ離れ
離れ離れになっては
また密着する
足取り軽くまた重く
あるいは痙攣しながら
一人の魂と一人の魂が
向かい合い浸透し合い
グルーヴ、グルーヴ
<生命の連帯ウ ...
環境に適応していきのびることが
生命のことわりならば
それにしたがうのがあたりまえなのだろう
考えることはない生きればよい
小利口にならずきちんといまを選択する
なにが純粋なのかよく ...
すみません!!
僕、ぐうたらなんです。
ぐうたらなんですから
ほっておいてください。
何か偉い人とは違いますから
偉そうな人はそこかしこにいますが。
ところで、
空があることは知 ...
犬の瞳に月が残っている
ブリキの犬の黒い瞳に
声をあげている
七十五日で消えそうな噂
からだが曇ってる
空と海も手をつないでいるわ
誰も気にせずに声もかけない
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
芥子色の北風①
信天翁
自由詩
3
15/10/21 16:24
ぼくは笑わない
atsuch...
自由詩
5*
15/10/21 14:25
水辺の恋
石瀬琳々
短歌
6*
15/10/21 13:44
【 払拭 】
泡沫恋歌
自由詩
28*
15/10/21 12:04
自由
葉leaf
自由詩
1
15/10/21 4:50
ひとり
ガト
自由詩
7*
15/10/21 4:21
秋る
〃
自由詩
11*
15/10/21 3:32
お守り
春日線香
自由詩
3
15/10/21 2:37
愚痴多いランチの庭に秋の蝶
北大路京介
俳句
1
15/10/20 23:47
秋の蝶水平線を縫うように
〃
俳句
2
15/10/20 23:47
枝豆やあっけらかんと生きており
〃
俳句
4
15/10/20 23:47
気になるやつ
もり
自由詩
2*
15/10/20 23:32
七色ポップコーン
北大路京介
自由詩
6
15/10/20 23:30
キンタマ王子、徐々にイタイ人になる
花形新次
自由詩
1
15/10/20 23:23
ウータンクラン
イシダユーリ
自由詩
7
15/10/20 22:52
衝撃
藤鈴呼
自由詩
3*
15/10/20 22:00
もえるうみ
あおい満月
自由詩
19*
15/10/20 21:25
冷たい破片
凍月
自由詩
7*
15/10/20 21:22
キンタマ王子、たまプラーザを行く
花形新次
自由詩
1
15/10/20 21:18
キンタマ王子、こころ
〃
自由詩
1
15/10/20 20:50
No Exit
深水遊脚
短歌
3*
15/10/20 20:32
コールドスリープ cold sleep
itukam...
自由詩
2
15/10/20 20:29
めだまあめ.
つきのいし.
自由詩
7
15/10/20 19:16
ゆめ うつつ.
〃
自由詩
3
15/10/20 18:45
さいはてたい.
〃
自由詩
5
15/10/20 18:37
天才詩人を洞察
陽向∮
自由詩
3*
15/10/20 16:58
ジガ
たけし
自由詩
5*
15/10/20 16:47
自転
梅昆布茶
自由詩
17
15/10/20 14:09
ぐうたら
……とある蛙
自由詩
7
15/10/20 11:28
JokeとDanceとKissは明日
北大路京介
自由詩
6
15/10/20 8:28
1814
1815
1816
1817
1818
1819
1820
1821
1822
1823
1824
1825
1826
1827
1828
1829
1830
1831
1832
1833
1834
1835
1836
1837
1838
1839
1840
1841
1842
1843
1844
1845
1846
1847
1848
1849
1850
1851
1852
1853
1854
3.54sec.