自称詩が嫌いな理由の1番目は
出だしの2語を読むだけで
つまらないことが分かるからだ
例を上げると
「世界のはずれ」で始まる文章がある
世界にしたって
はずれにしたって
どんなバカでも
...
知らない人と話しちゃだめってお母さんに言われてから
ずっとテポドン飛ばしてる

知ってる人とうそ言いあって
悪気はなくて喜びあって
それはそれでラッキーなんだ

テクノカットは夏 ...
入れ墨者は
八丈帰りが
当たり前だった時代は
終わりを告げ
今や普通の人も
ファッションとして
入れるようになった
んな、分けねえだろ!
今だって
顔に毒蜘蛛の
入れ墨している
...
甲羅のように 硬い黒炭
割れた体に 赤いくまどり
ひとたびパッと 喜び吹かば
血潮のごとくに 真っ赤に燃える
黄色い火の粉が パチリと爆ぜた

ぐるぐる回る 水車を鞭打つ
しとどに流るる ...
虫の鳴く夜は ベランダの
ガラス窓 半分ほども 開けまして
虫の声なぞ 聴きましょう

虫の鳴く夜は ワインなど
ちびり ちびりと 飲(や)りまして
虫の唄なぞ 聴きましょう

そ ...
胸のファスナーを下して
白い綿毛に包まれた
幼い夢の息の根を止めて
そうして入り日の燃え落ちる
血だまりへ
交わることで違え 
意味を失する言葉のように
縺れたまま ひとつの肉塊となり
...
   朝、歩いていく道が開けている
   青く高い空が輝いていて
   私は
   コンビニで買ったコーヒー缶を飲み
   煙草を吸いながら
   駅までの距離を歩いて ...
空いた穴
開いた穴は
茫漠と広がり広がり続け
秋雨に濡れ
崩れ落ち
瓦解を止めない黒土の縁

喪失の上塗りは
肉を蝕み
麻痺する魂
一人生の円環は閉じかけ
独りから独りへ

...
台風一過。
まだ、生きてますか? 
ビンボーな、ビンボーな、詩人のみなさん。
大丈夫です、DNAはことばを運ぶためにあなたたちを選んだのです。
なのであなたたちに託された「ことばの伝達」が終わ ...
 放課後、中学校の西向きの図書室には、まぶしいばかりの光が降り注いでいた。

 全校六百人ほどの生徒の中で、読書なんて今時流行らない趣味を持つ人は、おそらく少数派だ。調べ物ならパソコンで事足りるし ...
はす向かいから
零れ落ちる夕陽が
暮れなずむ坂みちの
眩しい道のりに
差し込んでいて
初秋の太陽に
焼かれた自転車は
夕焼けにすっかり染められて
たったひとつの恋を
こいでゆく

...
夜の公園は
虫の声しかなくて
やたら大げさなブランコの音が
理由も訊かずに付き合ってくれる親友
みたいで嬉しくて
でも
ずっとこいでいると
息が苦しくなる

なんにもない一日
...
ご飯をたべると、虫歯がずくずくと痛みます。
割れた歯の、その根元。
歯茎の奥にできたしこり。

女の人の肌を見ると、心がざわざわと毛羽立ちます。
誰にも言ってはいけないような、ぬめぬめとした ...
現実と
取引なんてしないよ

誰も 
何も

売り渡したりしない

魔物、吸血鬼、魔法使い

みんな
ここに居ていいよ

私の胸の中に   
アロエはなかなか枯れない

独りで過ごす夏の朝に
アロエに水をやった瞬間
水玉が肉厚のアロエの葉の上を転がる

里帰りをしたあなたは
この透き通った朝の真珠に気づいているだろうか
戻っ ...
 悲しき雑感

 時々、怖くなる。なにがって、自分が変わっていくことが。そして、その変化をコントロールできないことが。僕は、これまで愛し続けてきたものをおなじように愛し続けたいし、そういう自分を失 ...
浴衣の帯が苦しくて 不機嫌な顔をしていた
それでも金魚の袋は しっかり握って
夜店の光が届かない 闇の狛犬が怖くて
握った手に力が入った 小さい弟の小さな手


田舎の家の 広い居間で ...
カーテンの隙間から
穏やかじゃない光が差す
透き通る君の横顔は
夢のような気がした

触れられないのは
きっとそのせいである

いつの日か
別れの時が来る
ということも ...
剣のような針が
私の背中を追いかけてくる。
私は追いやられている。

70年前に首都や広島、
長崎をめちゃくちゃにした、
機銃掃射もこんな風に逃げ惑う人々を
追いやったに違い ...
アサシ新聞の捏造が
明らかになった日を
捏造記念日と名付け
「過ちは繰り返しません」
とかってスローガンで
数週間前から
特集組んだりしたらいいのに
しないのは
きっと共産主義者の陰毛 ...
満月の夜、月はやさしく犬を見ていた
犬は不思議そうに眼をあけ、すっくと立ち
濡れた鼻をしながらあたりを一瞥した
犬は初秋の虫の音を
一心不乱に聞いていたのだが
ふと月明かりに、自らの何かが微 ...
青臭い時代遅れの言葉だとあの日隠したメモ掘り起こす


書に溺れ町に安らぐ溜めきれず流れる玩具ひとつ磨いて


記録され得なかったもの吸うために固く絞ってもっと絞って


透 ...
学校へ行こうと目高泳ぎをり 覗く子が目高の空を暗くする 石臼にメダカがいますの貼り紙 見上げた夕暮れの青空が
迫り来る夜の黒に飲み込まれてゆく光景
その時僕が感じたのは
何も恐怖だけでは無かった筈なのに
自分が抱いた感情さえ
忘れている

こんなにも忘却が悲し ...
産まれたばかりで
まだ間もない
黒猫を拾う夢を見た
朝を迎える港で
潮騒が聴こえる

僕はその秋まで
確かに遠い港の桟橋にいた
すでに真夏が
終わる記憶のなかで
南太平洋の海風が
...
台風ってだれの息
なぜみんな震わせてゆくの

台風ってだれの声
あんなに悲しそう

かたくしめたドアから
しのびよるささやき
心配なのはあなたのことと
おもいたいのはわたし
そこにやさしさのふくまれることのは
さわる、よりもっとかるくふうわりと
かくさんしてゆくかそうくうかんから
ふとすくわれるたれかのこえきゅうに
うすさむいあさにはんらんするきせつ
ひたひたと ...
最強の日には

誰も私を
夢から起こせない

日常に起きるすべてが
嘘みたいに葬られて

私は夢から目覚めない

だれもかれもが魔法の産物で
そして私は気にしない

いいじゃ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
パンツの裂目花形新次自由詩215/8/26 22:43
テポドン末下りょう自由詩1*15/8/26 22:27
入れ墨者花形新次自由詩115/8/26 22:03
極彩色の感情藤山 誠自由詩3*15/8/26 21:29
秋色夜曲一 <虫の鳴く夜は>南無一自由詩515/8/26 21:02
闇の恋人たちただのみきや自由詩15*15/8/26 19:08
ラッキーデイ崎山郁自由詩3*15/8/26 15:30
推移たけし自由詩315/8/26 13:44
ビンボーな詩人のための贅沢レシピ すき焼きうどん鍋atsuch...散文(批評...6*15/8/26 11:15
【驟雨】志なかばでお亡くなりになられた松山椋さんへそらの珊瑚散文(批評...6*15/8/26 9:51
暮れなずむ恋の坂みちりゅうのあく...自由詩3*15/8/26 4:47
薄っぺらアンテ自由詩215/8/26 3:49
大人の虫歯藤山 誠自由詩2*15/8/26 3:31
私に宿るものガト自由詩4*15/8/26 2:05
独りで過ごす夏の朝にN.K.自由詩215/8/26 1:40
KANASHIKI ZAKKAN岩下こずえ散文(批評...215/8/26 0:37
盆の歌藤原絵理子自由詩5*15/8/25 23:35
横顔瑞海自由詩3*15/8/25 23:09
一部にあおい満月自由詩4*15/8/25 22:31
共産主義者の陰毛花形新次自由詩015/8/25 22:01
月と犬と山人自由詩8*15/8/25 21:41
夏の終わりに深水遊脚短歌4*15/8/25 21:36
学校へ行こうと目高泳ぎをり北大路京介俳句215/8/25 21:35
覗く子が目高の空を暗くする俳句415/8/25 21:35
石臼にメダカがいますの貼り紙俳句215/8/25 21:35
記憶 忘却凍月自由詩5*15/8/25 21:30
貝殻と港のある遠い夢にりゅうのあく...自由詩12*15/8/25 21:09
台風女朧月自由詩315/8/25 20:45
触れる日々/即興ゴルコンダ(仮)投稿.66こうだたけみ自由詩4*15/8/25 20:36
Alchemistガト自由詩4*15/8/25 20:32

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加筆訂正:
極彩色の感情/藤山 誠[15/8/26 21:35]
一部修正
大人の虫歯/藤山 誠[15/8/26 10:27]
タイトルを修正
暮れなずむ恋の坂みち/りゅうのあくび[15/8/26 5:11]
タイトル改題
大人の虫歯/藤山 誠[15/8/26 3:34]
一部修正
大人の虫歯/藤山 誠[15/8/26 3:32]
一部修正
貝殻と港のある遠い夢に/りゅうのあくび[15/8/25 21:38]
遅筆により推敲
貝殻と港のある遠い夢に/りゅうのあくび[15/8/25 21:19]
遅筆のため推敲
3.72sec.