飽和する甘いオブラート
懐柔されて充満していく
欲求に素直な人々
伝染する好奇の眼差し
「あのそびえ立つ積み木を君は壊してしまうの?」
積んでは崩す
作っては壊す
その瞬間が心地 ...
手のひらをじぶんのほうに向けてばいばいするあの子、ぼくのばいばいの手のひらの向きを子どもの悪戯みたいに真似て、ぼくに手の甲を向けてばいばいするあの子、ぼくとじぶんにばいばいするあの子、ぼくとじぶんにば ...
そうだ、あの雨の音が聞こえるうちに、反響する雨粒たちの木魂が消え失せてしまわぬうちに、おれは正解を忘れて行き止まりの路地へと迷い込もう、その路地の終わりを見れば少しは休 ...
霧が晴れてきて
欲望が薄まっていく
乗り物を降りると柔らかな
雨が降っていて
誰の目にも留まらなかった嘘の
端の
方が溶けかかっている
鳴り出した音が消費されるのと
同時に薄汚れた布が ...
はがれないように思いを
必死になって押さえていた
ぺろんぺろん、ぺろんぺろん、それはもう
いつはがれてもおかしくはなかった
時はただ過ぎていく
育まれては
壊れ ...
あなたはとても優しい子
3歳の時のあなたに、あなたの義父に日常的に殴られているのを見て
とても悲しい顔をしてました。
あなたの脳に刻まれたかもしれませんね
そして、一生懸命忘れ ...
バッグは牛革製が
一番なのを
忘れないで欲しい
もし私への
贈り物が
人口皮革だったら
あなたの命はない
つまり牛革、命、だ!
その後
仲間の大半に
総括を命じ
裸で縛り ...
いつのまに内緒話は死語となる 左下がりの枝に梨の実
「信じてる」 秘密のありか探る手で 画面で乾く目を伏せたまま
民族の衣装は乳を隠さない 壁が嫌になり踏み込む裸身
...
季節は容赦なく 黄昏を早める
暮れなずむ街頭に キャバクラの呼び込み
ラインを際立たせる タイトなミニのワンピースで
道行く仕事帰りの おじさん達に声をかけている
下心に乗っか ...
私は今日もぼんやりと散歩した
池袋へ いつものルートを
私の 心の疲れを癒すために それは
だけど それは誰のためでもない
歌の詩を書いていて
思っていたが 歩いた 躊躇せず 出て行こうと ...
賑やかな祝祭は
終わり
各人は家路に着いた
人の優しさ
温もりが
泉のようにあふれでて
懐かしい人の
胸を満たし
小さかった人は
見上げるような大人になり
いたわられる人となって
...
「もう秋だな」
「ううんそうじゃなくて、まだ秋だよ」
「秋ってさ、どうして秋なんだろうな」
「そんなロミオとジュリエットみたいなこと言わないでよ おかしいなぁ」
と女の子はそう言って乾 ...
水面から生えた電柱
いつか見た風景
絵だったか
写真だったか
晴れ間だけが平和そうな顔をして
平和だって言うんだ
いつか見た風景
濁った色に取り残される
知った顔で何かあった何もな ...
ことばを持たないのに人と呼ばれるものの
イメージがわかないのはことばを持つもの
が人だと刷り込まれすぎているからだろう
か窓の外には川の上を滑るカヌー乗りたち
とテニスコートのプレーヤーたち目 ...
無差別殺人の
テロリストは怖い
部屋でゴロゴロして過ごす
無気力なゴロリストも怖い
お互い明日を信じないし
命を無駄にすることを恐れない
「いずれゴロゴ13と呼ばれるのだ」と
...
知識は覚えるものではなくなった
検索ソフトでカンニングできる
経験は味わうものではなくなった
検索ソフトでシミュレーションできる
感性は生み出すものではなくなった
検索ソフトでコピー ...
思いついた言葉がスター
もっと言って もっと言って
そのリクエストにお応えして
それらしい言葉を並べて
からっぽの歌を紡いだら
まんまとバレて
君は泣いて きっと泣いて
君は押し黙ってし ...
この静まった秋の日に
一枚の紙を机の上に広げれば
過ぎ去った春と夏
来るべき冬とが集まって
一年間の物語が告白され
あなたに宛てられた
自然界からの手紙が
書き落とされるだろう
...
そうね
たぶんね
って言えるくらいが
素敵な関係なんだろう
わたしの都合
ぼくの都合
は行ったり来たり
のくり返し
わたしの願望
ぼくの願望
は力関係で一方通行
ただ ...
天体から産み落とされた丹色の液体を孕んだ肉体は
素粒子の集合体だった
解体されるのも時の問題であって
簡単に片づけられてしまう
残されるのは凝固したモノクロ写真だけかもしれない
土の色
...
眠れない未明に
仕方もなく起きだして
ふと開けた引き出しから
懐かしくて熱いものが
彼女がのこして
そうするしかなかったままの
断片がみんな
雨の雫色をしてる
それらは歌で
...
天空に散りばめられた宝石の声
マゼラン星雲がなぜぼくを呼ぶ
すばる北斗を待つ季節
シリウスの伝説に魅せられる
夕空に一粒輝くゼウスの星
あなたとの記憶
水に似た感情
時間はかかったけれど
ようやく
完成
ブリキのジョウロは先週
不燃ゴミの日に出して
てるてる坊主とも
とうとう仲直りした
埃をふうと吹き払っ ...
海が見える新興住宅地
まだ買い手のつかない広い区画には
イタドリ ススキ タンポポ
何処からともなくやってきた
柳や白樺の若木も生え
地面は覆い尽くされることもなく
盛り固められた土が腐 ...
150912
石の上にも三年といわれ
経験を積まないうちは、現状批判的な意見は言わないように謹んできた
このたび労働者派遣法の改定で同一の職場では3年以上 ...
空にまで達した空白の壁を前にして立ち
独白する言葉をえらぶために
たったひとつの日本語をあみだすために
私はたくさんの言葉を集めてまぜた
もうひとつの宇宙になりますように
星座を構成しますよ ...
捉えたぞ
アナタの姿を
流れいく雲間に
薄く濃く白く輝く
奔放に微笑み送り続け
爆発して
消尽し
捧げ
妖艶に
円を舞い
捉えたぞ
アナタの姿を
流れいく雲間に
破壊 ...
薔薇の園恋人いない者同士
こだませる言葉を決めて登山口
しりとりのルの出てこない登山道
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
_
時々
自由詩
1
15/9/13 23:38
ばいばい
末下りょう
自由詩
2*
15/9/13 23:29
ある日の雨が終わる時のイメージ
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
15/9/13 22:53
液状であること
noman
自由詩
1
15/9/13 22:10
はがれそうな思い
吉岡ペペロ
自由詩
6
15/9/13 21:56
自慢の子
doll
自由詩
0
15/9/13 21:55
山根赤馬「革命」
花形新次
自由詩
0
15/9/13 21:43
足跡
深水遊脚
短歌
4*
15/9/13 21:23
雑踏に
藤原絵理子
自由詩
6*
15/9/13 21:13
池袋のラブホテルの窓から
番田
自由詩
1
15/9/13 20:07
祝祭
Lucy
自由詩
15*
15/9/13 18:13
秋道
らいか
散文(批評...
5
15/9/13 17:29
11日
ブルーベリー
自由詩
1*
15/9/13 16:12
ことばを持たない、内包する彼の人へのオマージュ/即興ゴルコン ...
こうだたけみ
自由詩
2*
15/9/13 12:53
ゴロリスト
イオン
自由詩
6*
15/9/13 12:02
カンニングーグル
〃
自由詩
1*
15/9/13 11:56
吐き出さないと死ぬ病
ブルーベリー
自由詩
0
15/9/13 10:38
秋の手紙
葉leaf
自由詩
4
15/9/13 9:21
きっと
アンテ
自由詩
2
15/9/13 7:46
いのちの組曲
レタス
自由詩
1
15/9/13 2:17
どうしたらいいのかわからない
もっぷ
自由詩
10
15/9/13 1:01
夜想い
レタス
俳句
0
15/9/13 0:53
押花の栞
もり
自由詩
2*
15/9/13 0:25
わたしは
ただのみきや
自由詩
12*
15/9/12 22:54
ことばを持たない、内包する彼の人へのオマージュ
あおば
自由詩
5*
15/9/12 21:15
空白の壁の前に立ち、ただひとつを独白するために
北街かな
自由詩
3
15/9/12 20:33
太陽の己
たけし
自由詩
4
15/9/12 17:37
薔薇
夏川ゆう
俳句
1
15/9/12 16:31
こだませる言葉を決めて登山口
北大路京介
俳句
3
15/9/12 16:25
しりとりのルの出てこない登山道
〃
俳句
5
15/9/12 16:25
1817
1818
1819
1820
1821
1822
1823
1824
1825
1826
1827
1828
1829
1830
1831
1832
1833
1834
1835
1836
1837
1838
1839
1840
1841
1842
1843
1844
1845
1846
1847
1848
1849
1850
1851
1852
1853
1854
1855
1856
1857
加筆訂正:
わたしは
/
ただのみきや
[15/9/13 19:05]
誤字脱字修正しました。数か所小修整しました。
4.78sec.