つくづく不平らしく、海に向かって、高慢な舌打して、
「ああ、退屈だ。」
と呟くと、頭上の崖の胴中から、異声を放って、
「親孝行でもしろ――」と喚いた。
(泉鏡花 「草迷宮」)
中学生 ...
変えようぜ
まだまだ遅くはない
変えようぜ
まだまだ腐っちゃいない
考えすぎることなく
迷いすぎることなく
今を この今を
もっとフラットに もっと柔軟に
...
もう僕には届かない空
あの時の空が
16年前の秋の日には
あった
空にまで手が届くほど
僕の青春は高く翔んだ
誰にも負けないぐらい高く
やがて堕ちることも知らずに
悔いはない
...
ハンバーガー屋は減り
コーヒーショップは増えた
2015年9月中旬の街。
空き家は減り
コインパーキングは増えた
2015年9月中旬の街。
牛丼屋は減り ...
十年後タイムカプセル掘り出そうその時の自分へのメッセージ
眠っても夢の中でも勉強する次元が違う場所に行ってる
真昼間に雷と雨強くなる自主避難する人は少ない
壊れやすい砂のお城を作る君 ...
冷たい風が吹き荒ぶ
草木が千々に散り乱れ
砂利道が静かに佇む
まるで行く先に助くるものなし
太陽の光遮られ
茶色い枯れ木の重なる下に
そこかしこに闇が佇む
まるで行く先に営むものなし ...
背中が寂しいと言ってたけど
背中には答えない
まっすぐ私を見て
私の目を見てみ
何かわからないことがあるか?
愛なんて問うな
こんなに愛されていて
お金なんて
あるだけあげるよ
って
言ったところで
幾らも持っていない自分に泣ける
何が欲しいんだ母さん
テレビも車もなんでもあるよね?
なんて
わかってるくせに
...
眠れないのです
瞼は重く
欠伸は絶え間なく
体は熱く
それなのに
「しにたい」「きえたい」と
心の中にいるわたしが
頭の中にいるわたしが
ずぶずぶと ど ...
彼岸前に咲いた彼岸花
十日も早くやってしまった敬老の日
もう動いてない扇風機
時が早く行き過ぎるように思うのは
忙しいからでも年をとったからでもなくて
たぶん
昨日の空と
今日の空に ...
最近、女房が優しい
ひょっとして、俺、癌?
気になったが
どうもそうではないらしい
何でかって聞くと
一緒にいて楽しいからと答えた
中学生じゃないんだぜ
俺たち結婚21年目だぜ
...
夜に聞こえた気がした
アリガトウ
タノシカッタヨ
夜に歩き出して
みたのは
都会の
夜が
余りにも
田舎と違って
眩しく
見えたからだった
ゲンキデスカ
マタ
オ ...
渇いている
ビシビシと割れた皮膚は
一目瞭然
渇いている
少しの言葉で
心が惑わされるほど
渇いている
渇愛を渇望しているから
今息をしていることに
渇き ...
もう既に壊れてしまって
散り散りになった家族は
皮肉にも
決壊した鬼怒川に
自分たちの家が流される光景を
目の当たりにすることで
再び絆を取り戻すのであった
脚本
東山田太一
主 ...
私から、
なにかが抜け落ちている。
そんな気配がして
足元を見ると、
枯れたことばの欠片たちが
犇め ...
ヒトラーが選挙を経て
あの立場についたこと
知ってか知らずか
無条件で民主主義万歳等と
叫ぶ奴は
頭からポリ袋被って
独り毒ガス室遊びでもやってろ
てめえが実生活で上手くいかないこと ...
いてくれたから
保っていられた
どうしてこんな簡単なことがいえなかったんだろう
くれた景色を
一つ一つ紐解いては紡ぎ直す日々
繰り返す戯れ
相変わらずの鼓動
どこに行 ...
相撲風景(テレビより)
今日からは焼酎入り旨相撲
観覧席相撲肴に呑む男
太いのに5秒かからぬ負け相撲
午前四時
デスクライトに集まる仄明かりを
指でつまんでは
窓から捨てた
けれど
捨てても捨てても
それらは群がり
夜は徐々にまみれてしまう
冷えている
二度目の底で
私は起 ...
君の後ろに抱えているものを出して御覧
今は今だろうなんて
都合のいいことばを
バックグラウンドなんて
知ったこっちゃないぜって
言いながら
見えないそれを暴きたてたいって
舌なめずりして ...
『物差し』
幸せとか、不幸とか
いったい誰の
基準で決めるのですか
その基準となる物差しを
いったい誰が
持っているのでしょうか
あなたですか
神さまですか?
『 ...
私という息継ぐ存在
他者という息継ぐ存在
ふとした縁で繋がり
連動し始める
この驚きよ
(四日前に
突然の大動脈破裂で死んだあの人は、
俺の身代わり
生きて生 ...
銀色に光輝く手鏡にそれに負けじと映えてる私
キスは
するとされる より
するとする が、いい
星座にはいれない星
そう、惑星
だからなのか
惑う星たちは
互いに近づき
時には
並んだりもする
だが、別れには惑いがない
月を挟み
それぞれ ...
人間より先に見つけ、巣まで作ったのに
私達の住んでいた場所は汚され
そして壊されてしまう
そうやって人間が全て変えてゆく
いつだって都合のいいように
人間じゃない私達は居場所なんて ...
海岸沿いを走る車は、山道に入り
坂を上る、木々の葉群の隙間に
一瞬、輝く太陽の顔は覗き
夜の列車のドアに凭れた窓から
ふいに見た、夜空に浮かぶ
ましろい盆の月は夜を照らし
――昼も ...
飽和する甘いオブラート
懐柔されて充満していく
欲求に素直な人々
伝染する好奇の眼差し
「あのそびえ立つ積み木を君は壊してしまうの?」
積んでは崩す
作っては壊す
その瞬間が心地 ...
手のひらをじぶんのほうに向けてばいばいするあの子、ぼくのばいばいの手のひらの向きを子どもの悪戯みたいに真似て、ぼくに手の甲を向けてばいばいするあの子、ぼくとじぶんにばいばいするあの子、ぼくとじぶんにば ...
そうだ、あの雨の音が聞こえるうちに、反響する雨粒たちの木魂が消え失せてしまわぬうちに、おれは正解を忘れて行き止まりの路地へと迷い込もう、その路地の終わりを見れば少しは休 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
誤解物語
陽向∮
自由詩
5*
15/9/15 13:30
変新だぜ
komase...
自由詩
4*
15/9/15 13:11
Fly high
渡辺亘
自由詩
3
15/9/15 12:59
転がる2015年9月中旬の街。
komase...
自由詩
2*
15/9/15 11:34
タイムカプセル
夏川ゆう
短歌
1
15/9/15 6:17
黒い峠
藤山 誠
自由詩
3
15/9/15 2:45
拗
ガト
自由詩
5*
15/9/15 2:33
電話
〃
自由詩
2*
15/9/15 2:23
子守唄を求める
愛心
自由詩
3
15/9/15 2:05
ベテルギウスは突然に
佐々宝砂
自由詩
1
15/9/15 1:19
羨ましいだろ
花形新次
自由詩
2
15/9/15 0:34
よるがきこえる
ねなぎ
自由詩
0
15/9/14 23:43
渇きのあとに
瑞海
自由詩
5*
15/9/14 23:17
岸辺のアルバム2015
花形新次
自由詩
0
15/9/14 22:11
ペン
あおい満月
自由詩
8
15/9/14 20:46
民主主義バカ
花形新次
自由詩
0+*
15/9/14 20:31
未練 保存 螺旋
komase...
自由詩
2*
15/9/14 20:01
相撲風景(テレビより)
生田 稔
川柳
1
15/9/14 19:09
明け方の事故
Seia
自由詩
4
15/9/14 17:47
目隠しを解くように
ブルーベリー
自由詩
0
15/9/14 15:02
【 基準 三詩 】
泡沫恋歌
自由詩
18*
15/9/14 11:32
神秘〇認識
たけし
自由詩
2
15/9/14 11:13
なし
なかるこうす...
短歌
0
15/9/14 3:14
関係
殿上 童
自由詩
13*
15/9/14 1:49
bye for now
ひさし
自由詩
4
15/9/14 0:14
やり方
リィ
自由詩
0*
15/9/14 0:01
聖画ノ声
服部 剛
自由詩
4
15/9/14 0:00
_
時々
自由詩
1
15/9/13 23:38
ばいばい
末下りょう
自由詩
2*
15/9/13 23:29
ある日の雨が終わる時のイメージ
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
15/9/13 22:53
1795
1796
1797
1798
1799
1800
1801
1802
1803
1804
1805
1806
1807
1808
1809
1810
1811
1812
1813
1814
1815
1816
1817
1818
1819
1820
1821
1822
1823
1824
1825
1826
1827
1828
1829
1830
1831
1832
1833
1834
1835
4.52sec.