ししゅう、
死臭を漂わせることばを、
書いてみたいと、
手を伸ばしたそこは
暗闇が続いていた。
私たちは一列になって、 ...
竜宮は暴れん坊の子だくさん18番目呼ばうキャスター

ぐるぐると天気図の渦の巻く週まわせない吾の服とその山

過ぎ行きし暴風雨の日蜜柑から柿に沈なむ虹の出る暮れ
公園のベンチに座っていた
そよ風が恋人のように寄り添っていた
古いノートの中で
ことばは悶えた
それとも窮屈な服を着せられて
詩がのたうち回っていたのか

その時ひとひらの蝶が
記憶に ...
半導体になりたい
半導体になっていろいろな機械の内側で
あんなことやこんなことをしたい
多様な意味合いを持った各種の電気信号を
ああしたりこうしたり
アレしたりコレしたりして
ムフフでイヒ ...
溢れる想ひのように
とめどなく―――
とめどなく―――
血が流れる

何故だか分からぬままに
記憶はつくられていく

ある日 目覚めて
あくる日 血を流し
杞憂せずとも なのか過ぎ ...
プラナリアに 出会いたい
永遠の命だというプラナリア

世界が黄砂に なぶられて
沈鬱が大陸を覆い 海洋にも降りた
人は みみずのように
スマホのなかの情報に生きる術をもとめ
無数の出口 ...
水時計に溶けていた
血液の雫があって
時計の器の外には
一枚の翼が堕ちている
静かな痕跡がある
誰しもの夢のなかで
真夜中にも時間を報せる
いっぱいになった
聖なる水時計は
透明な水 ...
何処にも見つけることは出来なかったはずだ
そう訴えているかのように
私の視覚を証言台に立たせ尋問する
画家であれば画材は其れまでに蓄えてきた感情の十色
上手く言葉を塗り付けようとするが
もう ...
およそ文芸である以上読者がいて、
個人的な人生あるいは社会的になんらかの影響力をもつもの、
あるいは芸術としての愉悦を読者に与えるものでなければならない。
なんてね!

詩として

C4 ...
炎に出合うと体が勝手に近づいていく

この習性を
人間に気付かれたのはいつだったろう
夏の水田に灯火が点いて
人が居るかと思えば炎だけ
どれだけの仲間が焼け死んだことか

人間にも似た ...
ぐしょ濡れの靴で
するタップダンス
湿った音が鳴り響く
わたくしの感傷のようだ

湿った街角に湿ったわたくしの
湿った涙がぽたりと落ちて
同化し消えた
踊るに踊られぬ靴を履いている
...
おそらくもう夏は行ってしまったのに
夕刻になると
埋葬されない蝉がうたう
取り残されるということは
ひとつぶの砂のような心地
苦いさみしさだろう
――さいごの一匹になりたくないのです
生 ...
秋の初め、台風の影響により大気は急激に冷え、雨が降り続いた。激しくもなく、ただ訥々と雨は屋根や樹の葉をぬらしていった。私はこの冷雨にようやく安心を感じていた。
私は仕事で余計なトラブルに ...
雑草、雑草って
みんな嫌うけど
雑草でも緑があると嬉しい

ただ自然に帰ろうとしているだけだ

コンクリートに封じ込められて
行き場をなくす彼らの子孫

でもひょっとすると
熱がこ ...
飲み屋の女の子が
可愛くて
誰かに似ているなと
考えていた
あっ、そうだ!
おのののかだ!
驚くほど似ていたので
直ぐ名前は出てきたが
回りの中年は
可愛いけれど
おのののかって誰 ...
ブレスレットなんてつくれないのに、
綺麗だからって理由でビーズを集めていた。
あのときのきもちが、まだ心のどこかに残っているせいで、
いろんな夢があきらめられないのだろう。

ニュースをつけ ...
寝息から雨だれまで
すべて世界はきみのもの
知らないということが
あなたの世界を広くする
知るための手順は
あなたの水がめをみたしてなお深くする
あなたは覗くつもりで水がめを倒してしま ...
君の存在の只中にある
方位磁針は
すでに示している。
カルマの暗闇を越えた、この世の桃源郷を。

――first inspiration――

それは未知への世界に
わなわな震える・・ ...
人は問う「あなたの師は誰ですか?」と。
私は黙ってひとさし指を――立てる。  
北風の只中を防寒靴で歩いた、僕は
あの日の旅路を手にしたペンで、筆記する

   *

――記憶に蘇る、海の匂い
遠くに見える、断崖に近づくほど
潮の香りを鼻腔に…吸いこみ

断崖の ...
真面目な顔で
政治を語るなら
お前は浪花のエリカ様と
何ら変わりないことを
思いしれ
真面目なことを語るなら
笑いを取るぐらいでないと
話にならないんだよ

今日行った
居酒屋のお ...
絨毯は 空に舞い上がって
塔や市場や 大きな川を見下ろす
初めて 飛行機に乗った時の記憶
風を耳元に感じることはなかったけど


ぼくは古びたランプを 本棚の後ろに
小難しげな専門書 ...
明日に僕がいなくても
人々は出会い そして別れる

昨日からあなたがいなくても
僕は生きている 世界は時を止めない

今日が唐突に終わろうとも
きっとどこかに続きがあるのだろう
ときどき風がつよくふいたし
ときどきかみなりも落ちた
照り返しのきつかった床の一部はいまは色あせて
わたしは懺悔しなくてはならなかった
雨の降るようにはひとを好きになれなかったし
嫌いに ...
洗濯物が乾かないね

などという君の唇の上にも
雨は降り続けている

僕らは夜や朝を過ごし、
時には指を結んだり
ほどいたりして、

時間の中で
同じことを繰り返しては
老い ...
顔にハンガーをはめ(頭上と顎下で固定、ハンガーやや伸びる)
公園に出向く 小さな噴水や、銅像、
滑り台、鉄棒、ブランコなどがあり
ベンチには女子高生が座っている 犬を連れたおじさんもいる
...
あの方舟さくら丸から抜け出したモグラの見
た世界は透明だったって知ってるかい? 絶
対的な価値なんてないから私、方舟になんか
乗らない。他人の物差しなんて必要ないから
私、誰かと比べら ...
透明に輝く街並み
降りしきる雨空の許
嘘のように広がります

街路樹の緑艶やかに
用水路の水の流れは銀の透明
街道を走る車音すら響き澄む

私の右目はとっくに塞がり
捕捉可能な視野が ...
多数の角
多重の角を持つけだものが
真昼の雨の径に立ち
水たまりの光を
見つめることであたためている


紙が紙に戻る音
空気が空気に沈む音
踊り たたずみ 再び踊る ...
雨粒が刺さるように
プスプスと大地に着地したら
いよいよ本番なんだよ
甘ったるいコーヒーを飲んでいる
我儘な娘の足元をすくう合図
ずっと待っていたんだ

有刺鉄線の向こう側
沈黙するラ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
雪原あおい満月自由詩615/9/9 20:14
天気予報凍湖短歌0*15/9/9 20:01
わたしのメルヘンただのみきや自由詩13*15/9/9 19:59
半導体青井自由詩215/9/9 19:34
月初め時々自由詩215/9/9 18:57
小宇宙から流れくる    (改訂稿)るるりら自由詩16*15/9/9 18:43
水時計と妖精の翼りゅうのあく...自由詩9*15/9/9 17:22
風景乱太郎自由詩17*15/9/9 17:14
嘔吐しない現代詩人について……とある蛙自由詩9*15/9/9 14:02
飛んで火に入る…イナエ自由詩10*15/9/9 11:02
雨音タップダンス這 いずる自由詩215/9/9 9:12
秋のゆびさきそらの珊瑚自由詩1515/9/9 8:58
冷雨葉leaf自由詩115/9/9 5:56
雑草ガト自由詩3*15/9/9 2:14
おのののか2花形新次自由詩015/9/9 1:38
かなしみは白い手首ユッカ自由詩415/9/9 0:28
---はるな自由詩315/9/9 0:01
コーラス・1―門―     服部 剛自由詩215/9/8 23:57
自由詩115/9/8 23:38
冬の釣人   自由詩415/9/8 23:33
おのののか花形新次自由詩1*15/9/8 23:23
真鍮の都藤原絵理子自由詩515/9/8 23:01
明日に僕がいなくてもcidle自由詩115/9/8 22:44
懺悔はるな自由詩515/9/8 22:37
また、雨は降っているまたたび八寸自由詩315/9/8 22:05
ハンガーストライキ末下りょう自由詩3*15/9/8 21:23
透明な十字架/即興ゴルコンダ(仮)投稿.69こうだたけみ自由詩5*15/9/8 20:35
静かな時流たけし自由詩2*15/9/8 17:38
蒼へ 鏡へ木立 悟自由詩415/9/8 16:51
PRIDE真歩自由詩015/9/8 16:17

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加筆訂正:
わたしのメルヘン/ただのみきや[15/9/9 20:06]
何文字か修正しました。
水時計と妖精の翼/りゅうのあくび[15/9/9 17:38]
遅筆により推敲
コーラス・1―門―     /服部 剛[15/9/8 23:59]
書き直して、再投稿しました。   
4.73sec.