閉め切った窓のすき間を
すり抜けた時報のチャイムが
昼寝のベッドへ潜り込み
勝者を確信していた私の手が
上げられる前に目を覚まさせる
惜しいことをした
確かに戦っていたのだ
始め ...
雨は止んでいつの間にか
少し傾いた電線の上に
冷たそうな空が切り取られている
横たわるものはそのままに
しておけば
やがてもっとあいまいになるのだろう
無造作に広がる煤けた空気の中
均等 ...
十字路でもない場所に
いちごジャムをサンドした食パンがおちていた
パンはアスファルトにくの字で立っていた、晴れの日に
それと気付いた時には数歩通り過ぎてしまい
Instagramにでも投稿すれ ...
私は死にます
毛羽立った蜘蛛猿を
折りたたみ、鞄に詰め
雨降りの後の細い小路を
私は気軽に駆けていきます
お元気で
どうか、お元気で。
ぼくは シリアで生まれた
たくさんの爆弾で 家が壊され
たくさんの人が 死に
父さんと母さんと シリアをでた
シリアをでて、トルコを歩き
港町で父さんは
高額の費用を支払い ボートに乗 ...
このページを開き
この文章を読んだら最後
お前は誰かに
キンタマ王子!と呼び掛けるか
局部の写真を撮って私に送らないと
1週間後悲惨な目に合うだろう
病人の集いとも言える
詩のサイト ...
終わりのない螺旋階段の中腹付近に到達しようとしていた頃、胸ポケットのハイカララヂオから途切れ途切れの雑音が流れ始めた頃、故障ではないかと思い左手で取り出して陽光にかざし全体をまんべんなく眺めていた頃、 ...
休日の
朝は苦手な
むかえ酒
石斑魚
客人を待つ
台所
君は破裂した
突然破裂した
何の前触れもなく破裂した
笑顔で破裂した
もの凄い音を立てて破裂した
複数に分裂しながら破裂した
変な液体を飛び散らして破裂した
...
目玉焼き
ねばる納豆
焼き海苔に
朝の味噌汁
今日をうらなう
蝿叩きを振り下ろした瞬間
血混じりの叫びが聞こえる
えんえんと叩いているせいで
あたり一面が血の池のよう
この生ぬるい悪所に横たわって
深く眠らねばならない
歯で舌を噛み切らぬように
枕 ...
一
ひらひらした幸福が
街の中を舞っている
今日で地球が終わるので
皆は慌てて急いで楽しもうとしている
けっこうそれにしてもにこやかじゃないか
もしかしたら終わらないのかも、ね。
そのよ ...
剥がしてしまった
と思った時にはもう手遅れで
たらたらとこぼれさってしまう
葡萄の汁が点々と畳を汚し
部屋中をさまよい歩いて
どこにも行き場がない
指先を口に持っていき
吸いつづければい ...
僕は壊れてしまいました、
もはや一滴の乾きかけた涙としてしか存在していません、
光も闇も幻で真っ青な衝撃だけが現実です、
人間の正しさとは何かと問いかけると桜の花が散りました、
人間の貧しさの ...
夕暮れの遊園地
ベンチに座って賑やかな景色を見ていると
走馬灯のように見えて
人生に終わりが来たのかと思う
でもそれはとても気楽で
気がつけば
いつかの自分が
ジェットコースターに乗 ...
祭りのあと
散らばったゴミを風がさらっていく
すぐ足元にある人の世の儚さ
喧騒の中で求める静寂
静寂の中で懐かしむ喧騒
記憶を巻き戻した時に
人の笑顔が次々と
万華鏡のように ...
深海に眠る
青年の宴の余韻が波のように
私を侵食する
酒宴は彼らのものだった
眠れない
彼らの酒宴は果てもなく
今も続いている
若い君は金曜日のカレーに夢をみて
年老い ...
秋の星々が
流星群の雨を降らし
銀の月が笑った
そうだ…
今夜は豊穣を享受する秋祭り
背中のネジも今夜は外そう
縄張りも
地位という幻想も
何もかもを捨てて
螺旋の踊りを舞い ...
身に着けていた
葉っぱほとんどなくして
ぶるぶる震えている木々を
笑えない気持ちでみているわたし
がんばっちゃうんだよね
流されちゃうんだよ
どうやったって
風は
すかれたり嫌 ...
月は満面の白い笑み ピリッとして
私の耳 桜色でしょう
このままいつまでも夜道を辿って行きたい
ふたりの息が白く 交じり合う
それだって 初めてだから
私は精一杯 お人形のようにいい顔して ...
2年間ずっと寝なかった
この環境の中
嫌な臭いまみれの中
交差点だけでは何一つ解決しなかった
ハロウィンの仮装は女装
悲観的仮想して助走
長生きしないように走りぬきたい
壁一つの向こうは ...
川の両端だけよく繁る道で
吐く息はまだ白くないけれど
朝の光はもう低くて、眩しい
木々の間からちらちらちらちらしている
踏み固められた土の上で
どんぐりが無数に砕かれたのを目で追っている ...
陽はやわらかにあふれいで
光はしずかにふりそそぎ
こがねのなみがおさまった
神楽月は わびしい街はずれ
原っぱの片隅で おとなにとっては
意味もなく くりかえされる
こど ...
有効径0.1㎜+-3%以内
均等係数1.1以下
正確な砂時計をどうする
滅ぼしてしまいたい欲求不満が
電気のように
身体を貫ている
水道も
下水も
建築基準も
道路も
...
十年まえの自分に こんにちは
いまも変わらぬ友と笑う
若かりし頃の自分よ
若さって すばらしい
けれど十年まえの自分に
もどりたいとは思わない
それが すべて。
...
黄金に透きとおる命あれはメタセコイア
「芸人ヨシダリアンの新発見伝コーナーです
先ほど映像、すごかったでしょう
今日は、スタジオに
この百億万画素のデジタルカメラを開発した
佐野博士にお越し頂きました」
「よろしくお願い ...
大人を、サイレントクレーマーと読み換えてみよう
もっと、大人になりなさい
もっと、サイレントクレーマーになりなさい
そんな、大人なんて嘘つき
そんな、サイレントクレーマーなんて嘘つき
...
飛び立てぬ 鳥の行方を 考えている
先刻 過ぎ去った 雷鳴の 消える様を
何処までか 追い駆けて行く
嘆き
哀しみ
妬み
悔しさ
負けないで
そのフレーズが
空虚なま ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
未完のまま
イナエ
自由詩
10*
15/11/8 18:18
許されたときの記憶
noman
自由詩
2
15/11/8 17:58
飛躍
高橋良幸
自由詩
2
15/11/8 14:21
kumozaru
草野春心
自由詩
1
15/11/8 14:21
アイラン
Miumi深...
自由詩
0
15/11/8 13:46
キンタマ王子、呪い
花形新次
自由詩
0
15/11/8 12:40
螺旋
wakaba
自由詩
4
15/11/8 10:36
二日酔い
レタス
俳句
2
15/11/8 9:10
清蒸
〃
俳句
2
15/11/8 9:04
破裂
wakaba
自由詩
2
15/11/8 8:40
朝餉
レタス
短歌
1
15/11/8 8:02
寝床
春日線香
自由詩
1
15/11/8 7:46
共通する無題詩
山人
自由詩
4*
15/11/8 7:07
生爪
春日線香
自由詩
3
15/11/8 5:40
無題
葉leaf
自由詩
6
15/11/8 5:28
RIDE
ガト
自由詩
4*
15/11/8 1:15
祭り
〃
自由詩
4*
15/11/8 1:12
海底のアダージョ
レタス
自由詩
3
15/11/7 23:43
収穫祭
〃
自由詩
1
15/11/7 23:13
秋風と木
朧月
自由詩
4
15/11/7 22:42
愛は実体
ただのみきや
自由詩
14*
15/11/7 21:07
僕は寝ているふりをした
唐草フウ
自由詩
8*
15/11/7 20:12
グロウ
高橋良幸
自由詩
2
15/11/7 20:03
光のまつげ ③
信天翁
自由詩
4
15/11/7 19:56
悲鳴
レタス
自由詩
5*
15/11/7 18:48
十年まえの自分
w.tsub...
自由詩
1
15/11/7 18:17
メタセコイア
吉岡ペペロ
俳句
2
15/11/7 16:30
百億万画素のデジタルカメラ
イオン
自由詩
1*
15/11/7 12:56
サイレントクレーマー
〃
自由詩
1*
15/11/7 12:55
キョロリ・アオサギ
藤鈴呼
自由詩
2*
15/11/7 12:19
1800
1801
1802
1803
1804
1805
1806
1807
1808
1809
1810
1811
1812
1813
1814
1815
1816
1817
1818
1819
1820
1821
1822
1823
1824
1825
1826
1827
1828
1829
1830
1831
1832
1833
1834
1835
1836
1837
1838
1839
1840
加筆訂正:
愛は実体
/
ただのみきや
[15/11/7 21:29]
脱字直しました。
愛は実体
/
ただのみきや
[15/11/7 21:26]
一行目ちょっと変えました
3.54sec.