雨の朝、地図は濡れて滲んでしまった。だが世界は何よりも詳細な地図。経路を一つずつ抜き取っては、オブジェを作り上げる。今度の地図は庭にしつらえられたオブジェであり、どんな雨が降っても壊れない ...
バラバラになった林檎
ウサギにして
大きな耳で飛ばしてあげる
「可愛いだけのあたしのこと
可愛いって言ってくれてどうもありがとう
どんなに耳を大きく切ってもらっても
あなたの言ってるこ ...
数年前に
直接選挙で選ばれて
とてつもない権力を手にしたのは
あなた達の大嫌いな石原です
俺は
実は共和主義者の石原を
根っこの部分では好きではありませんでした
三島のように刀でぶったぎ ...
時間があふれたしろい壺は
だんだん透明に染まっていって
いまはほとんどみえなくなった
わたしはさかさまになっていままでのことを
体じゅうに飾ってみる
あふれてあふれてあふれている
...
娘の髪がおどっている
とおもったら
わたしの息だ
どこまでもなめらかに続くようにおもわれる肌は
必然の場所でとぎれている
死がおそろしいなら
生もおそろしいのだし
もしも素晴らし ...
じゆうしのお墓まいりは
ひっそり行わなければならない
衣服をすて
思想をすて
言葉をすてて
まる裸で向かわねばならない、
という決まりを捨てられず
あきらめて横になるところに
じゆ ...
やがて それは消えていくものなのだろうか
それは いつも雨の中に現れて
くるりと宙返りをしたあと にっこり微笑み
手を振りながら 走り去っていく
それを探して 刹那に眉を吊り上げても ...
西側の窓を全開にして
オナニーをする
私のアソコは
夕陽に照らされて
きっと
テラテラ輝いているに違いない
遠くで
あなたが見ている気がする
あなたのポコチンは
とても暗い
...
拙訳
偽りない二つの心が相結ぶ
その邪魔をどうか僕にさせないで
変わりゆく相手を目の前におのれ自ら変わるなら
無かったことにしましょうと言われて誓いを破るなら
そんな愛は愛じゃな ...
舐めたら甘い三日月
抱きしめて欲しくなる
満月でも新月でも
抱きしめて欲しくなる きっと
シンデレラの赤い部屋
ガラスの靴を脱ぎ捨てて
七色の声のABC
ウインクで魔 ...
夜空でフラミンゴが歌いながら
右足を差し出すとき
月影は大地をそっと染めながら
ガラパゴスウミガメは
まるで天球を月が
動く速さでゆったり
未来へと歩みを確かめる
*
夢の ...
じゃんけんをせずに葛餅五等分
葛餅をひとつ買いたる小さき手
写経して臨みたる百物語
さっきまで男だったスカートで胡座
オスの人魚だから見せない
そいつは猿の面を被っている
白い猿の面を被っている
くりぬかれた二つの穴から
黒い目玉が見えている
その二つの穴から
暴力の匂いがしている
赤い口紅を隠している
みずみずしい若い唇
...
昔 そこに畑があった
住人たちは種を蒔き苗を植え
野菜を作り花を作り 少しばかりの木を植え
土に汗をおとした
笑い声も聞こえた
主が亡くなった畑を 子供は捨てた
未亡人は独 ...
気まぐれな風が 鏡の水面に木の実を落とす
広がる波紋は 臆病な栗鼠の目に少しの不安を
それでも 冬支度の手を 休めることなく
すぐに静まって 平穏になるとわかっているから
羊飼いの ...
「空をください」
http://www.geocities.jp/sati_no_hon/uta_sorakudasai.htm
「空をください
みあげても
みあげても
...
西日に揺れる色褪せたカーテンの隙間から
焔に焼かれた夏の葬列を見送る
背を丸めて折れ下がるだけの向日葵は
昼に立ち止まり、夜に顔を奪われたまま
晩夏を歩む
背骨を晒し腕も手も顔も腐 ...
おとうさんとおかあさんはりこんした
わたしにそうだんもなくりこんした
けっこんするときも
わたしにそうだんしなかったから
りこんすることもそうだんしなかったんだろう
そうおもうことに ...
150922
超立体とマスクのパッケージに白抜きのゴシック文字で書いてある
大きな文字で書いてあり、息がマスク端から漏れないように
ぴたりと顔に密着できるように出 ...
巨大な光球の数数、
雪の原野真上に
収縮膨張繰り返しながら瞬き
立ち竦む少年を凝視し無言のコトバを送る
<忘れるな
我々がおまえの存在に
常に関与していることを>
...
一人、また一人と降りて行き
電車の中は広くなった
小刻みな揺れに運ばれながら
私は左手を弄んでいる
親指と人差し指を擦る
昨日の君を覚えている
けれど輪郭を掴もうとすると
霧のように ...
どこかから怒鳴り声が聞こえる
悲鳴でないだけ良いのかもしれない
灰色の恐怖 圧迫感
その あまりに巨大で
要塞のような塊は
視界から見切れてしまう
圧倒的な質量の、壁
...
数が、実権を握る時代だ
数が示せるものの限界には
考えの及ばぬふうにして
数に、実権を握られる時代だ
学力点数を上げましょう
利益重視でいきましょう
認知件数を調べまし ...
思い出しながら
描き続けている
朝、窓から太陽を見上げるだけで
ほら、鼓動はこんなにも単純に息づいていく
注ぐ太陽が
振り返る向日葵が
昨日のネガティブもポジテ ...
たぶんそれはちいさな歌のように咲いている花のこと
うたへ
好きでたまらなかったけれど
努力をしませんでした
きみへ
好きでたまらなかったけれど
努力をしませんでした
ゆめへ
好きでたまらなかったけれど
努力をしませんでした
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雨の朝
葉leaf
自由詩
3
15/9/25 6:19
飛ばないウサギ
ユッカ
自由詩
3
15/9/25 1:34
ウンコちゃん
花形新次
自由詩
1+*
15/9/25 0:48
あふれる
はるな
自由詩
5
15/9/25 0:43
同じ場所
〃
自由詩
4
15/9/25 0:39
じゆうしのお墓まいり
〃
自由詩
6
15/9/25 0:34
悪夢
まさる
自由詩
1
15/9/24 23:29
夕焼け、アソコ色
花形新次
自由詩
0
15/9/24 23:15
シェイクスピア『ソネット』116番の拙訳
matiri...
自由詩
1*
15/9/24 23:11
シンデレラの赤い部屋
北大路京介
自由詩
7
15/9/24 22:38
ちょうど動物園の夜空で
りゅうのあく...
自由詩
18*
15/9/24 22:33
じゃんけんをせずに葛餅五等分
北大路京介
俳句
4
15/9/24 22:18
葛餅をひとつ買いたる小さき手
〃
俳句
2
15/9/24 22:18
写経して臨みたる百物語
〃
俳句
2
15/9/24 22:18
さっきまで男だったスカートで胡座
〃
自由詩
1
15/9/24 22:01
オスの人魚だから見せない
〃
自由詩
2
15/9/24 22:01
恋人
藤山 誠
自由詩
2
15/9/24 21:55
無断投棄
為平 澪
自由詩
6
15/9/24 21:53
あたしの平和
藤原絵理子
自由詩
13*
15/9/24 21:11
詩人・砂木論のための覚書1
オダカズヒコ
散文(批評...
4*
15/9/24 21:09
夏の葬列
為平 澪
自由詩
8
15/9/24 20:58
おとなになる
朧月
自由詩
2
15/9/24 20:50
名づく
あおば
自由詩
5*
15/9/24 20:15
天空爆発
たけし
自由詩
4*
15/9/24 19:18
左手の記憶
畠中ゆたか
自由詩
3
15/9/24 19:15
コンクリートに殺される
凍月
自由詩
3*
15/9/24 17:27
宣戦布告
千波 一也
自由詩
0+
15/9/24 15:47
ときめき思い出、どきどき向日葵、きらきら太陽
komase...
自由詩
2*
15/9/24 13:59
永遠
もっぷ
自由詩
3
15/9/24 13:18
シチュー
〃
自由詩
3*
15/9/24 12:18
1785
1786
1787
1788
1789
1790
1791
1792
1793
1794
1795
1796
1797
1798
1799
1800
1801
1802
1803
1804
1805
1806
1807
1808
1809
1810
1811
1812
1813
1814
1815
1816
1817
1818
1819
1820
1821
1822
1823
1824
1825
加筆訂正:
ちょうど動物園の夜空で
/
りゅうのあくび
[15/9/25 1:51]
タイトル改題とレイアウト変更
ちょうど動物園の夜空で
/
りゅうのあくび
[15/9/25 0:15]
タイトル改題
4.18sec.