夜の中で意味が冷えていく
わたしは知りながら傾いて
もう少し影を濃くしようとしていた
ふるいうたが流れていた
それとも口ずさんでいたか
どちらにせよわたしたちは小さすぎた
隠しごと ...
指先についた
小さな傷のことをわかって
真夜中に洗面所を汚した
わずかな体液のことを
ミネラルウォーターで飲み下した
アスピリンが胃袋を炙る
ソファーで死んだ貝 ...
旦那からのブロウジョブの要求を
拒絶するような
ヒッピー上がりのほうれい線女に
偉そうな顔されたくないのよ
ブロウジョブをするために
生まれて来たような口を持つ
ルインスキーを
対抗 ...
私が9月を楽しみにしているのは
ちょっとした理由があるからなんだ
私が嘘をつくことがあるのは
ちょっとした理由があるからなんだ
私が金木犀の香り好きなのは
ちょっとした理由がある ...
玉虫色した憲法は
彼氏に撮られたエッチな写真とよく似ている
誰の手に渡るかで
身を滅ぼしてしまうあたりなんかそっくりだ
彼氏にエッチな写真など撮らせてはならない
憲法に玉 ...
景色が青で満ちていた
空気が青色をしていた時間
海と空と液体酸素
この世に青は多いのに
人間は青を憂鬱にしたから
青い憂鬱が僕らを包み込む
溜め息
美しい景色に ふっと
窓が曇り掠 ...
頭のおかしな奴らが
一見肩寄せあって
お互いを慰めているように見えるが
頭がおかしいので
相手のちょっとした一言で
怒り狂い
人生最大の敵とばかりに
攻撃を仕掛け
遂には一切の交わりを ...
諦めたいんです。
もう、ずっと、ずっと、諦めたいんです。
幼い頃の初恋が、こんなに燻るなんて
思いもしなかった。
歳も離れてて、わたしは制服を着てました。
周りの男子は持ってないレデ ...
ぴよぴよ鳴る黄緑色の靴を履き
黄緑色の半ズボン姿で興奮して
歩き回る幼児は歩くという行為
自体に歓びを感じリノリウムの
青い床の上で生きること、その
ものを全身全力でタノシンデル
というの ...
どんなに不合理に見える言動や行動にも必ず
それに対応する心的(真的)現実がどこかにあ
り――それは遠い過去の記憶やもしくは世界
のどこかなどに――それを見つけ出し正しく
反応した場合にのみ、個 ...
朝まで、そこをなんとかは木漏れ日に紛れていて、太陽が沈んでから、こっそり雫にもたれていた。風が強い日は土の中に身を隠した。大地はやさしく守ってくれる存在で、ぬくもりが恋しかった。誰かに甘え ...
雨の夜
傘をさして街に出る
顔も知らない人に会うため
自分じゃないような早足で目的地に向かった
複雑で微妙な心境
臆病な人見知り
本当に会いたかったかどうかは
今もよくわから ...
硝子細工が嫌いだった
繊細で美しいけれど
あまりに脆くて
砕けることを恐れるのが
自分に向かない
そっと扱わなきゃならないのは
人の心だけで充分だろ
あなたの組み合わせた 手
こっちをじっと見つめる 眼
開いた口からこぼれるのは 言い訳
わたしを閉じこめておきたいだけ?
窓から空をのぞけば 魚
魚
魚
魚
...
大恋愛
運命の出会い
がいつか訪れるだなんて
それこそ
甘いエロい妄想
我こそは
高値で取引されて
店先で垂涎の的
きっと素敵な人が買ってくれる
心ゆくまで味わってくれる
...
150910
ぬけた!
ぬけたよ
ぬけぬけとぬけたんだよ
ぬけがけのだちんものこさずに
ぬけたおれたちをのこし
そこなしぬまのほとりにおきざりに
ず ...
キャベツの千切り
おかわり自由
ご飯おかわり自由
味噌汁おかわり自由
なのに
とんかつ
おかわり自由でないのは
とんかつ屋として
本当に正しいシステムなのか?
それで胸を張って
と ...
お揃いのザックストック登山靴
登山道手繰るザイルの張りつめる
秋風やアイコ精神鑑定へ
あたしはぼんやりと窓辺に腰かけて木々のあいだに滲んでいる薄いオレンジいろを見つめていた。
母がいなくなった日もふつうに夕方がきていたことを思い出す。
小学生のとき母が出て行った。あたしと弟を残して ...
自称詩人達よ!
まともな人間の
何と少ないことか!
「あなたの詩は素晴らしいですね
私の出版社から
詩集を出しませんか?」
という言葉で
誘い出して
一網打尽にすることを
思いつ ...
ししゅう、
死臭を漂わせることばを、
書いてみたいと、
手を伸ばしたそこは
暗闇が続いていた。
私たちは一列になって、 ...
竜宮は暴れん坊の子だくさん18番目呼ばうキャスター
ぐるぐると天気図の渦の巻く週まわせない吾の服とその山
過ぎ行きし暴風雨の日蜜柑から柿に沈なむ虹の出る暮れ
公園のベンチに座っていた
そよ風が恋人のように寄り添っていた
古いノートの中で
ことばは悶えた
それとも窮屈な服を着せられて
詩がのたうち回っていたのか
その時ひとひらの蝶が
記憶に ...
半導体になりたい
半導体になっていろいろな機械の内側で
あんなことやこんなことをしたい
多様な意味合いを持った各種の電気信号を
ああしたりこうしたり
アレしたりコレしたりして
ムフフでイヒ ...
溢れる想ひのように
とめどなく―――
とめどなく―――
血が流れる
何故だか分からぬままに
記憶はつくられていく
ある日 目覚めて
あくる日 血を流し
杞憂せずとも なのか過ぎ ...
プラナリアに 出会いたい
永遠の命だというプラナリア
世界が黄砂に なぶられて
沈鬱が大陸を覆い 海洋にも降りた
人は みみずのように
スマホのなかの情報に生きる術をもとめ
無数の出口 ...
水時計に溶けていた
血液の雫があって
時計の器の外には
一枚の翼が堕ちている
静かな痕跡がある
誰しもの夢のなかで
真夜中にも時間を報せる
いっぱいになった
聖なる水時計は
透明な水 ...
何処にも見つけることは出来なかったはずだ
そう訴えているかのように
私の視覚を証言台に立たせ尋問する
画家であれば画材は其れまでに蓄えてきた感情の十色
上手く言葉を塗り付けようとするが
もう ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
隠しごと
はるな
自由詩
6
15/9/10 23:29
そこから世界を照らす光は見えるかい?(アイ・シャル・ビー・リ ...
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
15/9/10 22:46
おののののののけ
花形新次
自由詩
1
15/9/10 22:44
わけあり
瑞海
自由詩
3*
15/9/10 22:39
誰の手に渡るか
吉岡ペペロ
自由詩
1
15/9/10 21:48
白空
凍月
自由詩
8*
15/9/10 21:29
おののか
花形新次
自由詩
1*
15/9/10 19:01
初恋リベンジ
愛心
自由詩
4
15/9/10 18:39
そこをなんとか/即興ゴルコンダ(仮)投稿.70
こうだたけみ
自由詩
4*
15/9/10 16:07
立体描写の仕方
りゅうさん
自由詩
7*
15/9/10 10:16
そこをなんとか
かんな
自由詩
6*
15/9/10 7:06
冒険の書
ガト
自由詩
7*
15/9/10 4:17
夜店
〃
自由詩
4*
15/9/10 3:23
ウオゾラ
ケルリ
自由詩
5*
15/9/10 2:39
チェリー
アンテ
自由詩
4
15/9/10 1:30
そこをなんとか
あおば
自由詩
7*
15/9/10 0:22
おのののののか
花形新次
自由詩
3
15/9/9 23:37
お揃いのザックストック登山靴
北大路京介
俳句
5
15/9/9 22:10
登山道手繰るザイルの張りつめる
〃
俳句
0
15/9/9 22:09
秋風やアイコ精神鑑定へ
〃
俳句
2
15/9/9 22:08
絶景
吉岡ペペロ
自由詩
3
15/9/9 21:42
おののののか
花形新次
自由詩
3
15/9/9 21:33
雪原
あおい満月
自由詩
6
15/9/9 20:14
天気予報
凍湖
短歌
0*
15/9/9 20:01
わたしのメルヘン
ただのみきや
自由詩
13*
15/9/9 19:59
半導体
青井
自由詩
2
15/9/9 19:34
月初め
時々
自由詩
2
15/9/9 18:57
小宇宙から流れくる (改訂稿)
るるりら
自由詩
16*
15/9/9 18:43
水時計と妖精の翼
りゅうのあく...
自由詩
9*
15/9/9 17:22
風景
乱太郎
自由詩
17*
15/9/9 17:14
1819
1820
1821
1822
1823
1824
1825
1826
1827
1828
1829
1830
1831
1832
1833
1834
1835
1836
1837
1838
1839
1840
1841
1842
1843
1844
1845
1846
1847
1848
1849
1850
1851
1852
1853
1854
1855
1856
1857
1858
1859
加筆訂正:
水時計と妖精の翼
/
りゅうのあくび
[15/9/9 21:41]
遅筆により推敲
わたしのメルヘン
/
ただのみきや
[15/9/9 20:06]
何文字か修正しました。
水時計と妖精の翼
/
りゅうのあくび
[15/9/9 17:38]
遅筆により推敲
3.81sec.